2019年5月「世界一かわいそうなシロクマ」ピッツァのその後を知っていますか?中国「天津海昌极地海洋世界」で目の当たりにしたシロクマの絶望。ピッツァは今もずっと苦しみ続けている。 意見を送ってください! #拡散希望

(5/17追記) 一番下に情報追記しましたのでこちらの記事に関心持ってくださった方は下までしっかり目を通していただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

2019年5月

 

太地町で家族を殺され中国の水族館へ売られたイルカたちの様子をチェックするため、先日中国へ行ってきた。

毎月1日に中国の水族館へイルカを買わないでと訴えているハガキアクションの宛先のひとつ。

ココは太地町で囚われ拉致されたイルカが監禁されている天津海昌极地海洋世界。

世界最大規模のイルカの形をした水族館である。

本当は最初から細かく説明した記事をアップする予定でいたが、

真っ先に伝えておきたいことがあるので、詳細は後回しにすることにした。

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 イルカ達の姿を確認する前に出会った絶望的な光景について先に話しておきたい。

水族館に入って早々、私たちはあまりに苦しそうなシロクマの姿を知る事となった。

このシロクマは明らかに精神が病んでいた。

同じところをぐるぐる回り続ける異常行動(常同行動)。

全身全霊でその苦しみを訴えていた。

苦しい、苦しい、苦しいよ、、、

涙が溢れて仕方なかった・・・。

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 このシロクマを観て、可哀相と感じない人間という生きものが存在することに、同じ人間である自分の命を投げ出したくなる気持ちにさえなる。

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 一体何のために、このシロクマをこんなにも苦しめる必要があるのでしょう?

 

 

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己の楽しみたいという欲求を満たすために、動物園や水族館に足を運ぶ観客は、このシロクマの気持ちを考えてみてほしい。

 

 

 この犠牲は必要ないと感じることができないとか相当ヤバイから・・・

 

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水族館が終了する時間帯になり、観客がいなくなっても、シロクマはぐるぐると同じ行動を繰り返していた。

毎日何時間も何日も何年間もこんな環境で生きないといけないなんて、

地獄なんて言葉が軽々しく思えるほど。

あなたの一時の娯楽の時間を満たすために、この犠牲は本当に必要ですか?

必要ないって全員が答えてほしい。

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 実はこのシロクマに出会った時、思い出したことがある。

それは、以前中国・広州にあるショッピングモール「正佳広場」内のにある動物園「極地海洋世界」に監禁され

「世界一かわいそうなシロクマ」として世界中の注目を集めたピッツァのことである。

 

中国には「世界で最も悲惨な動物園」がある 逃げ場のないシロクマの悲惨な姿は...(画像)

この施設は、「動物たちの牢獄」とも言われている。

https://www.huffingtonpost.jp/2016/07/20/take-a-look-inside_n_11101286.html?fbclid=IwAR1ghJa2q7eBEu5Dgi4OQfBeWx0c6Sq1J73jZhBPpyvZTR2DKsMnjwlQYtc

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 ピッツァを助けてほしいという訴えが届き、その後ピッツァは、両親のいる天津に移されたという以下の情報を目にしていたが、

その後ピッツァがどうなったかの情報は途絶えていた。

 

中国の「世界一かわいそうな」シロクマ、一時的に両親のいる動物園に帰郷「永久に戻すべきだ!」

https://www.huffingtonpost.jp/2016/11/15/worlds-saddest-polar-bear_n_12999786.html?fbclid=IwAR0j3H3icIWYckLxsbtUB50DXqx2_mItlJ3b0X0z1ElDlFFTshzWsVRC2M4

 

もしかして私の目の前にいるこの子はピッツァでは???

何となくそんな気がしてならない、シロクマのことを思い出してはどうにかならないか、そんな気持ちを抱えて日本に帰国。

 

日本に帰ってから、Facebookのメッセージをチェックしていると、この可哀相なシロクマの情報を観て私に連絡をくれた方がいた。

中国で動物保護活動をしているアニマルズアジアのサポートグループジャパン代表のベッキー(Becky)さんである。

ベッキーさんは以前私たちと同じルートで天津を訪れたことがあるそうで、その親近感から中国にいる私に応援メッセージを送ってくださっていたのだ。

「シロクマのことを伝えてくれてありがとう」と、最初はたわいもない会話だったのだが、以前アニマルズアジアが「世界一かわいそうなシロクマ」を世界中に広めるきっかけになっていたことを思い出し、その後のピッツァはどうなっているのかをベッキーさんに問い合わせて確認してもらったところ、天津海昌极地海洋世界で私たちが観たシロクマは、やはりピッツァであることが判明。

以下は当時ピッツァの件でアニマルズアジアがまとめた情報が日本語に訳されたものである。

ベッキーさんがこのデータを送ってくれた。

2016年に、中国で動物福祉について取り上げられること自体が非常に珍しいことであった。

ピッツァの苦しみを訴えるその姿は世界中を震撼させた。

アニマルズアジアは中国での動物達の扱いを変えることのできる希望の存在だと思う。

アニマルズアジアは熊胆で苦しむ熊たちを救う活動でも有名だ。

囚われの身となっているクマたちにとって正に希望の存在ではないかと。

 

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ベッキーさんとやりとりしていく中で、改めて情報をチェックしたら2018年に天津海昌极地海洋世界で過ごすピッツァの近況について情報発信されてる以下のような記事を見つけた。

おそらくこの情報が、ピッツァについて日本語で知ることのできる最後の情報ではないだろうか。

そしてその情報を私が塗り替える。

 

二年前に「世界で最も悲しいホッキョクグマ」とされた「皮扎/皮萨 (Pizza)」の二年後の現在

https://urspolar.exblog.jp/238573936/?fbclid=IwAR3MgovF44zGm28DbXtQDWISrXzNPBMiJD_wsRzFrWNNbvqnQDS8DPQLv1M

 

上の記事では、ピッツァのストレスが激減したように伝えられているが、それは現在には通用しない。

その時とは状況がまた変わった。今もピッツァは苦しみ続けている。

最初にピッツァの悲惨な姿が確認された「極地海洋世界」での様子と何も変わっていない。

 

ピッツァの最新情報をこうやって自分が伝えている現実に鳥肌が立つ。

私たちはピッツァと出会うべくして出会っているのだと。

たまたま私の情報を観て連絡をくれたアニマルズアジアのベッキーさんとも出会うべくして出会っているのだと。

動物達を助けたいというそれぞれの想いが引き寄せたご縁に違いない。

アニマルズアジアに確認してもらった最新情報では、

昨年2018年5月にイギリスのヨークシャーワイルドパークにピッツァの保護依頼をしているそうだが、

まだ了承を得られていないという。(現在最新情報をベッキーさんが確認してくれているので解り次第追記します。)

ヨークシャーワイルドパークとはこのような所だそうです。

監禁施設には違いないが、今ピッツアがいる環境に比べたら、天国のような場所になると思います。

「イギリスのヨークシャー・ワイルドライフ・パークへ行きました♪」

https://blog.goo.ne.jp/veronica_violet/e/ee0d6c00518b41f0aea96970953f9bdf

 

世界一かわいそうなシロクマの今の現状が、また世界中を震撼させて、

ヨークシャーワイルドパークへピッツァレスキューの要望がもっと届いたら、

ピッツァを今の苦しみから解放してあげられるかもしれない可能性は大いにあると思います。

※アクション こちらのアクションは終了しました(詳細は一番下の追記をご覧ください)

ヨークシャーワイルドパークへ「ピッツァを助けて!」と、意見を送ってください!(英語でお願い致します。)

意見先メール⇒info@yorkshirewildlifepark.com

(意見例)

中国の海昌极地海洋世界という水族館に、飼育環境と精神状態が非常に悪いシロクマがいます。

このシロクマは以前"世界一可哀想なシロクマ"で有名になったpizzaです。

今もpizzaはひとりぼっちで苦しんでいます。

そちらで保護していただけないでしょうか?

可哀想なpizzaを助けてください。

There is a white bear with the very bad culture environment and spirit situation in an aquarium as Chinese Tianjin Haichang Polar Ocean World.

This white bear is pizza which became famous for" best in the world, pitiful white bear" before.

pizza also suffers lonely now.

Could you protect there?

Please help pitiful pizza.

 

シロクマの苦痛を伝えた1つのツイートが、世界中に広まったように

シロクマの苦痛を伝えるこの1つのブログ記事がまた世界を動かす力になりますように。

中国まで足を運んだ収穫があったと思いたい。

どうかこの情報を拡散、シェアしてください。

ピッツァの苦しみを少しでも取り除く未来を引き寄せるために。

もう一度世界中にピッツァのことを知ってもらおう!!

監禁施設に閉じ込められる動物達の苦しみに寄り添える人間を増やそう!!

 

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※追記(5/17)

可哀想なシロクマpizzaの件について、拡散協力、意見協力して下さってる皆さまありがとうございます。

その後、新たな情報を確認して状況が変わってきましたので追記します。

イギリスのヨークシャーワイルドパークですが、pizzaを受け入れる意思がすでにあることが判明しました。

ただ、それを水族館側が拒否して終わっている状況だそうです…。

「天津海昌极地海洋世界」には、シロクマは現在pizza1頭しかいないので、簡単に手放そうとしないでしょう。

(一緒に中国に行った京子さんが水族館へ電話して確認してくれましたが、シロクマは一時3頭いたそうですが、その後2頭がどこかへ送られてpizza1頭になったそうです。)

そして中国の水族館へ直接意見を伝えることの難しさ。。

ネット規制がかかってることもあり中国に意見を届けるのは容易にはいかないのです。

日本みたいにメールで意見を届けるなんてことは到底できません。

だからイルカアクションもハガキで行っていますが、そのハガキさえ届いていない可能性も無きにしも非ずです。

今回京子さんが中国内でのpizzaに関する情報を探してくれましたが、どれだけ検索しても2016年以降のpizzaに関する情報が見つけられないそうです。恐らく中国の不利益に繋がる情報としてネット規制されてる可能性が高いのではと。

 

残念ながら、希望がなくなった、振り出しに戻ってしまった感じはありますが、

pizzaの件、現在はお互い沈黙を続けているような状態に陥ってしまってるようなので、

私達が中国でpizzaに出会ったことで、今回改めてアニマルズアジアさんとヨークシャーワイルドパークへ問題提起できる機会ができたことは、収穫のひとつと言えるのではと前向きに考えていきたい。

一先ず上でお願いしていたヨークシャーワイルドパークへの要望アクションは取りやめたいと思います。

意見送って下さった方、ご協力ありがとうございました。

(すでに返信貰った方もいますが、受け入れ体制があることは確認できてますし、これ以上要望を続けても業務に支障をきたしたり迷惑行為になる可能性がありますので中止にします。)

現在他に何かできることはないか、影響力のあるアニマルズアジアさんの方で、新たに署名活動等起こしていただくことはできないか等のご相談をしていますが、今後どんな展開になるかは現時点では解りません。(情報あり次第また追記します)

私個人としては、毎月中国の水族館へ「イルカを助けてハガキアクション」を行っていますが、

今後は「天津海昌极地海洋世界」宛てに、「シロクマのpizzaを助けて」のハガキを追加する形でアクションを続けたいと思います。

 

ハガキアクション詳細ページはこちら↓

【イルカを助けて!ハガキアクションご協力のお願い】日本のイルカを多数購入している中国の水族館へ「イルカを買わないで!」と訴えよう!毎月1日投函☆

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-203.html

 

それくらいの事しかできない無力さ、、

しかし何もしないよりはマシです。

人々の関心とはすぐに薄れてしまう恐ろしいものでもあります。

あれだけpizzaの件は騒がれましたが、今はすっかり忘れ去られてしまっています。

pizzaの事が忘れ去られないように、この記事の拡散協力を改めて宜しくお願いいたします。

 

~追記ココまで~

 

ハガキ書きました。

一緒に送って下さる方は以下の文を参考に宜しくお願い致します。

宛先は、現在アニマルズアジアの方にシロクマの窓口(担当者)の名前を問い合わせてる最中ですが、

中々返信がない状態ですので一先ず「北极熊的负责人」(北極熊の責任者)ということにしておきました。

また新たに情報解った際は追記いたします。

 

例文①日本語

シロクマのpizzaは苦しんでいます!

可哀想なシロクマを観ても悲しくなるだけです。

pizzaの苦しみに共感してる人々が沢山います。

イギリスのYorkshire Wildlife Parkにpizzaを送ってください!

pizzaの居場所はそこにない!!

 

ハガキを送る際の中国語①

北極熊的批薩正在收痛苦。

看看悲傷的北極熊只是覺得難過.

請把批薩送出英國的Yorkshire Wildlife Park,

中國的那邊不應該他住的地方!

 

例文②日本語

②独りぼっち。そして何の楽しみもない牢獄。

シロクマのpizzaはストレスによる異常行動を繰り返しています。

あまりに可哀想で見ていられません。

イギリスのYorkshire Wildlife Parkへ一刻も早く

pizzaを渡してください!

そこは野生動物がいるべき場所ではない。

 

ハガキを送る際の中国語②

批薩覺得孤獨,完全沒有好玩事情的監獄。

因為她每天受很大的壓力,他一直在很窄的地方跑來跑去,這樣的行動完全不正常的,

我們忍不住看。請把她立馬送出英國的Yorkshire Wildlife Park。

你們的地方不應該野生動物住的地方!

 

 

【宛先】

〒300457

中华人民共和国

天津市滨海新区响螺湾商务区61号

「天津海昌极地海洋世界」

北极熊的负责人 収

AIR MAILと忘れずに記載してください)

 

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