(凍結された記事を再掲)民営化で揺れる須磨海浜水族園。現スマスイは、イルカショーを廃止にする予定だった!?シャチで失敗した場合、ベルーガまで連れてくる予定にしてる新スマスイの魂胆が醜い。 誰のための犠牲? 持続可能な未来の水族館とは?イルカビジネスを支える観客はもう卒業しよう。

※こちらは再掲記事です。

イルカの犠牲容認派からの自己中なしょーもないクレームを間に受けるFC2に、先月あげたこの記事を凍結(削除)されてしまいました。

但し、意義申し立て期間が設けられていたにも関わらず、私がメールチェックを怠っていたばかりに見逃してしまい間に合わず、私にも落ち度があるので、FC2が全面的に悪いということではありません。

データは残っていたので再掲します。

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2019.12.12

日本で初めて、水族館建設に関する反対運動が盛り上がっている。

「え!!もしかして、動物の解放を訴えて??」

そんなまさかがあるはずない。

動物の犠牲にとことん冷たい態度を示す日本でそんな理由のはずがない。

須磨海浜水族園が、民営化され入場料が大幅に値上がりする事に対しての抗議運動。

自分達の楽しみにリスクが伴おうものなら、署名まで立ち上げてしまう傲慢さ、、

本当に恥ずかしい人達。。。

そこまでして自分達の娯楽欲を満たしたいのかと。。。

どっちも結局金の事ばかり。

一番の被害者の声を無視して自分達の欲や心地良さを満たすことばかり。

2019.12.6「我が街の水族園、入場料2倍以上になったら…議会も懸念」

https://www.asahi.com/amp/articles/ASMD44G2RMD4PTIL00W.html

新スマスイはシャチを連れてくることでも注目されている。

SNS上では、入場料の値上げに言及してということもあるが、

シャチの飼育そのものに疑問を抱いてる人が目立っており、

日本にそんな意識が存在していたとは少々驚きだった。

でもそういう人たちの多くは単なるシャチ好きだったり、

水槽に鯨類が囲われる問題そのものから反対してる人たちではないんでしょうがね。

#イルカビジネスに終止符を の活動が盛り上がってないのがその証拠かと。

水族館はボランティア施設じゃありませんから。。。

民営化されるのだから利益を得て当たり前だし、

水族館の運営には莫大な資金がかかる、しかも飼育費用が嵩むシャチを導入したら、値上がりするのは当然のこと。

私が5月に偵察に行った日本の太地町と億単位でイルカの売買をしてイルカビジネスで儲けている中国の水族館なんて、

入場料は4000~5000円とか当たり前だった。

新スマスイの3100円とか至って普通。

シャチ飼育に関する問題点をちゃんと発信しているメディアもあった。ラジオ関西トピックス↓

「西日本唯一、スマスイでシャチのショー! 神戸市民が望む地域の水族館の姿は…」

非常に派手なプランだが、すでにSNS上では「シャチのショーを観るのが楽しみ」「家族で気軽に訪れることができる今のような水族館がいい」という賛否の声が上がっている。また、世界のトレンドではシャチをはじめとする海洋高等生物のショーを見せる施設は減少傾向にあり、アメリカではシャチが飼育員を襲う死亡事故が連発したことや環境保護団体からの圧力なども影響し、2015年にはシャチのショーを中止している。ここでショーの善悪を述べることはしないが、日本でも反対の声があることは確かだ。

https://jocr.jp/raditopi/2019/10/01/1151/

関連する署名がいくつか立ち上がっており、

そのうちのいくつかに、シャチを導入しないでと言った意見を添えているものも見受けられるが、

それは人間目線で自分達の目的を叶えるためにシャチの存在を逆利用しているだけに思える。

もし入場料がそう値上がりしていなかったら、

こんな抗議運動も署名も立ち上げてなかった人たちがほとんどなのでは?

「須磨水族園を考える会」

https://www.kobe-japan.info/

「須磨再整備事業」に対して神戸市に誠実な対応を求めます。

https://t.co/3GqdHHa39E

「日本のシャチたちをこれ以上家族から引き離さないで!」

https://t.co/sPYaYOprBV

↑上の署名は一見、シャチのことを考えているように見えるけど、

移動させないでと訴えているだけで水族館でのシャチの繁殖行為を推進しており、

苦しみのためにシャチを生み出す行為には到底賛同できないので私は署名してない。

唯一署名したのは以下の署名だけ。

動物目線のまともな署名を立ち上げているのは、PETAasiaだけかと。

日本の希少なアニマルライツ団体「PEACE」さんの方でも紹介されています。

署名先は以下のページの中にあります。

https://animals-peace.net/zoos_and_aquariums/stop-new-sumaaquarium.html

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大好きな生きものの命を奪う仕事に憧れるなんて、親や社会の教育が間違っているせいで本当に可哀想な子供。

スマスイがレジャー施設にされるのは許せないという声もあるけど、

イルカで客寄せしてるスマスイは、はじめから思いっきりレジャー施設やし、

今更何を言ってるんだろうという声ばかりで、人間の身勝手さにはほんと呆れてしまう。

今のこじんまりとしたスマスイが好きだからリゾート化しないで欲しい、

神戸市民の民意を無視するなという意見も多いようだが、民営化は何年も前に決まった話なんだし

そんな想いがあるなら何でもっと早くから運動を起こさなかったのかと。

私は当時、民営化問題も含めてスマスイ前でイルカ解放を訴えるデモ行進やりましたけどね。

ま、私みたいな個人がやる運動なんて気にも留めて貰えないし、一切運動は盛り上がりませんでしたが。

2017年7月30日。

イルカ達を苦しめる須磨海浜水族園とそれを支える観客に、イルカ解放を訴えるデモ行進。

主催:さっち~&うーぴ~

現在起こっている抗議活動には、

スマスイのテーマソングを歌っているリピート山中さんも参加されており

マスコミにも注目されまだ盛り上がってる方。

だから何で余計に、もっと早くやっとけば良かったのにと、

動物の声を届ける運動が盛り上がらない残酷さを知っている私としては余計そう思ってしまいます。

イルカやシャチを目玉商品にして客寄せする。

それに乗っかる客がいる。

どの問題も同じだけど、蛇口を閉めることが重要。

ここでいう蛇口を閉めるとは、イルカビジネスを終わらせるということ。

このような事態が引き起こされている根本的な部分から終わらさなければ解決になんてならない。

イルカビジネスに群がる無知で無関心で平和ボケしたアホの消費者がこんなに沢山いるんだから。

現実問題を理解して普通に受け入れてる人もいる。

民営化されたら神戸のスマスイではなくなるんだし冷静に考えたらそりゃそうですよね。

シャチを見るまでは長生きしたいとか、シャチを見るまでは死ねないとか、どんだけ高くても行くとか、

運営側の思う壺な、自分の楽しみのことしか考えられないほんと見事なアホが集結してます。

【新スマスイに行く気満々の愚か者のツイッター発言集】

Twitterの埋め込み機能を使ってブログに掲載するのはTwitter社が認めているサービスの一環であり無断掲載にあたりません。

文句があるならTwitter社へどうぞ。

こいつは以前より、ありもしない嘘のネタを作ってまで、捕鯨反対活動を必死に妨害してくる捕鯨関係者が雇ってる鯨類のハゲ。

まだ生きてたんやね。

捕鯨問題には相当詳しいようだが、嘘も多い。

7社の事業体からなるサンケイビルが運営する新スマスイは、

自分が癒されることにしか関心がない上記のような人々によって支えられる。

そして例え足を運ばなかったとしても、

その背後にいる最も大きなサポーターは、1番の被害者の苦痛について考えることのできない、

イルカビジネスを肯定する人たちでしかない。

海外では鯨類の展示飼育は禁止の流れがスタンダード。

シャチ飼育に関してはドキュメンタリー映画「ブラックフィッシュ」の影響でより世間は厳しい目を向けている。

しかし、イルカ達を目玉商品にして水族館ビジネスで盛り上がる日本や中国は違う。

他者の一生を台無しにしてでも、一時の娯楽欲を満たしたいがために、水族館に足を運ぶ客が待っている。

優先交渉権者となったサンケイビル。9月2日に行われた選定委員会議事録を見たが、

世界的に鯨類の飼育展示が問題視されていることは理解していて、それに関するいくつかのやりとりもあった。

これらのやりとりを見ても解るように、新スマスイは上記のような欲どおしい客が

自分達のビジネスを支えてくれるであろうと絶対的な自信を持っている。

シャチが失敗した場合は、ベルーガまで連れてくる予定にしているそうでそのお粗末さ愚かさに本当に驚く。

これらを見ても解るように、解決策はやはり水族館の入口を潰す、

すなわち、イルカビジネスを終わらせる運動をもっと活性化させる事。

どこの委員かしらんが、言ってることがなんか無茶苦茶のシャチの導入を食い止めようとしてる人物は、

なんとしても値下げさせたい組織からの回し者でしょうか、笑

因みに次点となった現在の須磨海浜水族園を運営する指定管理業者を含む企業グループの提案内容。

実はリピート山中さんと、この件で個人的に少しやり取りしていてその中で情報知ったのだが、

現スマスイは『子ども無料は継続する』と同時に『イルカショーは廃止し、より自然に近くイルカにとってストレスの少ない展示に切り換える』と提案を出したそう。

イルカショーは廃止発言!

正直それをしたって水槽に監禁してるままなんだしと、これを聞いても嬉しくも何ともなかったけど、

イルカ達を消耗品扱いにしまくってる浅はか過ぎる水族館の在り方が当たり前の日本で、

「イルカショーを廃止に」といった、現スマスイの発言を見逃すことは勿論できない。

その判断をくだした現スマスイは現状日本で評価に値するということにはなると思う。

イルカにとってストレスの少ない展示がどのようなものだったのかも気になる所。

そんな現スマスイの訴えを無視して、世界的な流れも無視して、

金儲け主義のプランに乗っかった神戸市にも問題があることは間違いない。

11月15日に神戸市は優先交渉権者の選定委員会議事録を公開しました。

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/8692/suma_gijiyoushi.pdf

Q.●●委員

オルカはスターであり、あれだけでかなりの集客力ももつと思うが、イルカを併設することの利点はどういったところにあるのか。

A.事業者(サンケイビル

基本的に水族館の海獣類のベースとなるのはイルカ。

これにプラスする価値としてシャチを考えている。

イルカは必需品というような捉え方をしている。

Q.●●委員

もしイルカをなくしたことで、コストダウンができ、その分入園料を安くすることは考えられないのか。

あるいは二つあるのは派手だが、飼育員から何からかなりのコストがかかると思うが、そのあたりはどうか。

A.事業者

動物のコレクションとして、海獣類・鯨類を代表するのはイルカ。

それに付加価値ということでシャチを考えている。

今の私どもの考えの中では両方とも必要だと考えている。

Q.●●委員

これがもし片方だけなら?

シャチは集客を考えた場合必需品だと思う。

日本で3か所目であり、あの10m近い海獣類を見たいという方は必ずおられる。

水族館はスターがいないと立ち行かない。

細かい所は多少つむっても、ひとつスターがいえれば入園者は来ると思う。

そこで、イルカを辞めたことによるコストダウンで安くできるのであればどうだろうかというのが私の質問なんだが。

A.事業者

やはりベースとなるのはイルカ。

Q.●●委員 なぜイルカなのか。

A.事業者

バンドウイルカカマイルカを。

Q.●●委員

提案されているのはその種だが、イルカはいろいろ問題になっていますよね。

繁殖ができるのならオーケーだが。

A.事業者

イルカの入手については、繁殖でやっていこうと考えている。

シャチだけではなく、イルカとの対比というものもある。

なので、イルカとシャチのどちらも必要だと考えている。

経済合理性でいうと、今考えている滞在時間は3~4時間を設定している。

イルカがなくなると、滞在時間が短くなる。

滞在時間が短くなると園内での消費単価が落ちる。

つまり、イニシャルコストは落ちたとしても、ランニングでの収益が落ちる。

結果的に経済合理性で考えると、滞在時間の4時間弱を満喫していただくためには

イルカとシャチのショーが必要と考えている。

また、ふれあい体験について、シャチでは限定された人数しかできない。

できるだけたくさんの方に海獣にふれて学んでほしいと考えているとイルカが必要。

Q.●●委員

イルカのふれあいはどこでやるのか。

A.事業者

イルカのショープールのとなりにビーチを設置する計画となっている。

ここでふれることもできる。

またホテル棟でもラグーンがあり触れ合うことが出来る。

Q.●●委員

鴨川シーワールドではイルカとオルカの両方いると思うが、

オルカのショーを見た人は必ずイルカショーも見てから帰っているか。

A.事業者

基本的にはどちらも見て帰られていると思う。

Q.●●委員

個人的には乱暴な言い方だが、オルカは見たいがイルカは見たいと思わない。

オルカの集客力はすごいと思う。

海遊館や美ら海にはジンベイがいる。

大きな生き物は人を惹きつける。

かなりのインパクトがあり、オルカは大賛成。

ただ、イルカはいらないのでは。

A.事業者

確かに鴨川シーワールドではオルカを見ながら食事をできるレストランがあるが、

毎日のように来てオルカを見て帰って行かれる方もいる。

イルカはどうだというと、いるのかもしれないが、シャチほどでないのは確か。

しかしながら、我々が今回目指すところは、神戸市からの要件でもありましたが、

日本有数の水族館をつくろうと。

総合的な我々が自信をもって提供できる、

さらに、須磨水族園は今までイルカが大変人気な生き物であったことを踏まえ、

このイルカがなくなってしまうと市民の皆さまも悲しむのではないかといったことから、

イルカなしの提案は考えていなかった。

まして、集客が落ちてきたときにはベルーガも導入したいと考えており、総合的な水族館を目指している。

Q.●●委員 (16ページ 一部抜粋)

私から2点質問があります

ベルーガ棟の追加投資についてはすごく良いと思う。

いろいろなリスクもありますし。

飼育はよいけどショーはだめというリスクもあったりすると思うんですけれども、

例えば30年たった時に、最後に200万人割ったときに、そこから建設はできませんよね。

どれくらいの時期ならば、200万人を切った時にちゃんと追加投資をしていただけるのかということを聞かせて頂きたい。

 

A.事業者

まず、ベルーガ棟に関してです。我々は先ほどの質問回答の中でもあったように、

日本有数の水族館をつくるということの中で、ベルーガはあったほうがよいという認識は持っていました。

例えば八景島シーパラダイスでは、ベルーガだけではありませんが、ベルーガは大変人気な生物の一つで、

それで連れてこようという意向が非常に強かったんですが、

先ほどの繰り返しになりますが、都心部でシャチのパフォーマンスのある水族館の入場動向というのが、

調査をすればするほど上振れする可能性が非常にあるというなかで、最初からベルーガ棟をつくると、

もともとは3~5年後につくるという計画だったんですけれども、これを約束してしまったときに、

非常に入場者が続いた場合、これは実現できない、実現しないほうがよい可能性があるなという思いがあったので、

いったんこの計画から横置きにして、減衰した場合に必ずこれを持ってきますという形をとらせていただいた。

もちろん、オルカラボをつくって、さらに神戸生まれのシャチがここで生まれて、皆さま方に人気が出てくるということになると、

減衰しない可能性があった場合には、このベルーガ棟というのは、もしかしたら入れないほうがよい、

これももちろん行政と相談しながら物事を行っていきたいと思っておりますけれども、

我々の希望はできるだけベルーガ棟を作りたいという思いが非常にあるなかで、このような形でご提出させていただいております。

日本初の試みなので、ご理解いただきたいと思います。

ただ、鴨川シーワールドには複数のベルーガがおりますので、どこかのタイミングでもってきたいと。

ただ、いつ、20年後という話になりますと、その後の事業期間が10年しかないということになりますと、

●の投資というのはなかなか厳しいと思いますので、その分岐点というものはあろうかと思います。

より魅力のある施設にしていきたいと思っておりますので、行政の方と相談しながら進めていきたいと考えております。

Q.●●委員 (11ページ)

いいですか。質問を兼ねて。

コンセプトルームは今とても流行っているので、やはり全室ではなく一部いれておくことは必要かなと思います。

それからビーチ。

管理区域以外のビーチ沿いのホテルとの差別化という意味でも、ドルフィンラグーンですとか、

こういったコンセプトルームというものは水族館と併設しているからこそできることなので、

私はこれはこれでいいと思っています。

ひとつ質問なんですが、水族館との併設、水族館の一番の目玉はシャチという話がありました。

このシャチ棟に関してですが、このホテルや神戸市の観光全域で今、

インバウンドのターゲットとしているのは欧米豪のお客様なんですね。

そして欧米豪のお客様からすると、反感というか反発を持たれる方、印象の悪い方もいらっしゃると思うが、

そのへんの整合性はどのようにお考えか。

また万が一今後、シャチの展示がまずいなとか、シャチそのものの体調不良とかでシャチが見られないといった状況の時に

それ以外に差別化要素として、これは他とは違うんだということをアピールするものがあるのであれば教えてほしい。

A.事業者

今のご質問は、シャチの飼育に関するご質問。

Q.●●委員

シャチを見世物にすることに対する反発などについて。

A.事業者

シャチやイルカといった鯨類の飼育に関して、反対する方はおっしゃる通りいらっしゃいます。

また、今後もそういった方々はなくならないと思う。

ただ、世界で入場客数のベスト10の水族館の10園館すべてはイルカを飼育している。

それから日本のベスト20のうち80%がイルカを飼育していまして、もちろん反対される方もいらっしゃいますが、

それだけ水族館にイルカあるいはシャチを求めていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるということの一つの証明ではないかと

私どもは考えております。

あとシャチに関しましては、入場者数の世界のベスト5のうち3つがシャチを飼育していまして、

アメリカで主要な6つの水族館のうち3つがシャチを飼育しておりまして、

アメリカで最も入場客の多い1番目、2番目、3番目の水族館がシャチを飼育しております。

ご存知のようにアメリカでもシャチやイルカの飼育の反対者という者もいるが、

そういったアメリカにおいてもこのような考えが出ておりまして、やはりシャチやイルカは水族館には

大変必要な生物ではないかと考えております。

それから病気になったとき。確かに病気になります。

病気になりましても、一つは非常に重篤の場合は医療プールがありまして、その医療プールに収容しまして治療を続けます。

今●数展示することを予定しておりまして、確率的に●頭が同時にそのような重篤な状況になるということは、

ちょっと考えづらいので、病気になった個体は医療プールできちっと治療をして、残りの個体を展示するというふうに考えています。

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新スマスイの余裕ぶっこく態度はいつまで続くであろうか。

この発言は、今だからこそ言えるというのもあるだろう。

この先、お金を落とそうとしてる来場者の意識がどう変わるかもわからないのに。

そして観客の意識の問題だけでは済まない。

相当危険なゾーンに足を踏み入れるとは考えられないのだろうか?

死んだら補給を続ける、海洋生物は消耗品扱い。

絶えず海から展示動物を供給し続けなければならない水族館。

海洋汚染問題が深刻で、海洋生物たちの存在が脅かされている今、

娯楽のために海から生き物を連れてくることの問題も当然ある。

もうそれ自体を終わりにしなければならない時が来ていると思うが。

(関連記事)過去40年で動物の半分以上が消えた - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20180210-lost-50-wildlife-40-years/

海水や塩水による劣化や老朽化の進行が激しい水族館は30年に1度建て替えが必要な施設と言われている。

電力の消費も激しく、災害時には、生き物を管理できる体制になく、これだけ異常気象が活発になってる現実があり、

また環境保護、動物保護意識といった倫理観が高まっている背景も考慮すれば、

不自然な環境で見世物のために繁殖する行為も止めなければならないし、

観客の楽しみや企業利益だけを優先させた今までと同じようなスタイルの水族館施設は、もう継続していくべきではない。

以下の記事は、動物愛護団体を見下してる感がムカつきはするが、

シャチ飼育の問題点だけでなく、その他の動物問題をいくつか交え、VEGANの話題にも触れて

世の中の動きを説明していて中々の良記事だと思う。

動物の声となる活動を、過小評価してはいけない存在であると。

この記事は2016年のものだが、この時から、よりその存在は大きなものとなっていることを考慮しなければならない。

動物保護・環境保護にも役立つ、映像でリアルなクジラ達の姿を映しだし教育にも大いに役立つ、

「ライトアニマル」のような展示スタイルだってあるのだから、

新スマスイは、本当に今の考えのままでいいのか、考え直した方が身のためでもあると思う。

米国水族館の「シャチのショー廃止」を日本企業が注目すべき理由

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1603/24/news020.html

2016年03月24日 06時54分 公開

[山田敏弘,ITmedia]

 米国の海洋テーマパーク「シーワールド」が、今後シャチのショーを廃止し、繁殖も終了する――そんなニュースが報じられて世界的に話題になっている。

 2016年3月17日、シーワールドはTwitterで「速報:現在飼育しているシャチがシーワールドで飼育する最後のシャチたちになります」とツイートした。実はシーワールドは何年も前から動物愛護団体と対立しており、結局、彼らの主張を受け入れる形となった。この話題は水族館や動物園で飼育されている動物の扱いにまで議論が拡大し、さまざまな反応が湧き上がっている。

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米国の海洋テーマパーク「シーワールド」は、今後シャチのショーを廃止する(出典:シーワールド、3月22日)

 動物愛護などの活動により、企業や国が方針転換を余儀なくされるケースが近年、世界的に目立ってきている。そしてこの傾向は日本にとっても対岸の火事ではなく、日本企業もきちんとこの実態を把握しておかなければ命取りになりかねないと言える。

 今回、シーワールドがショー廃止の決断を下したのに大きな役割を果たしたのが、2013年に公開されたドキュメンタリー映画だった。そのドキュメンタリー『Blackfish(ブラックフィッシュ)』は、シーワールドに勤めていたシャチ調教師がシャチに殺されたとされるケースを追い、また飼育環境がいかに動物に悪影響かを描いた作品だ

 この映画は、公開後からメディアでも広く取り上げられ、その後、米ケーブル局CNNで放送されると大きな議論を生んだ。批判の対象になったシーワールド側は評論家たちに映画内容を批判する書簡を送るなど、全面的に立ち向かう姿勢を見せた。だが結局、動物愛護団体からの執拗(しつよう)なシーワールド・ボイコット活動が行われるなどイメージダウンは避けられず、2014年にはシーワールドが主催する予定だったミュージックコンサートに出演予定だったバンドが次々と参加をキャンセルする事態になった。そして同年、こうした混乱を受けCEOが辞任し、さらに米下院でシャチの移動や繁殖などを禁止する法案まで提出された。

シーワールドの利益は激減

 ビジネス的なダメージは甚大だった。ドキュメンタリーが公表されてからシーワールドの来場者数は激減し、運営会社の株価は50%以上下落。これは14億ドル(約1569億円)の損出を意味した。2015年にはチケット料金を引き下げたり、1000万ドル(約11億円)ほどを費やしてテーマパークの安全性を訴えるのキャンペーンを行ったりもしたが、効果は上がらず、前年より利益が80%減ったとも報じられている。

 皮肉なことに、今回のシャチ繁殖中止のニュースを受けて、同社の株価はすぐに6%上がった。

 こうした動物愛護精神の潮流は、別の業界にも波及している。その1つが、映像業界だ。

 例えば2012年には、米人気ケーブルテレビ局HBOが米俳優ダスティン・ホフマン主演のオリジナルドラマ『Luck』の撮影で馬が2頭死んだことを動物愛護団体から非難され、結局、シリーズ終了を余儀なくされた。また映画『ファインディング・ニモ』の続編で、2016年6月(日本では7月)に公開予定のアニメーション映画『ファインディング・ドリー』では、もともと登場する海洋哺乳類のキャラクターがシーワールドのような施設に送られるというエンディングだったのだが、『Blackfish』を見た制作会社幹部が、動物愛護の観点からエンディングを急きょ変更させたと報じられている。

 こうした流れは一般の企業にも押し寄せている。メルセデス・ベンツ動物愛護団体の批判によって、一部モデルでシートに革を使うのを止めると発表。IKEAは店内のレストランで動物関連食品を使わないミートボールを提供することになった。大手アパレルのラルフローレンやアバクロンビー&フィッチ、H&Mなどは毛皮商品の扱いを中止し、GAPや、アディダスやプーマなどほとんどの大手アパレル企業が、動物愛護活動によってアンゴラウサギの毛の商品を発売停止にしている。

 食品分野でも、マクドナルドやネスレが、ケージに入れないで飼育される鶏の卵を使うと発表している。動物愛護団体からケージに入れて飼育するのは虐待だとの批判があるからだ。現在、食品などビジネスに動物が関連する米企業の50%以上が、動物愛護的な非難を避けるために、取引する家畜についての指針を発表するようになっている。3年前に指針を発表していた企業は全体の25%ほどに過ぎなかった。

過小評価してはいけない存在に

 このような状況を生み出している動物愛護活動の背景には、強硬な団体がからんでいる。その代表格が、300万人の会員を誇る世界最大の動物愛護団体「People for the Ethical Treatment of Animals(PETA)」だ。この団体は、動物実験から動物園、食品や衣料品など、とにかく動物の“生き方”に反することはすべて反対し、時々ゲリラ的なデモ活動でも話題になる。また「Humane Society of the United States(HSUS)」という米国最大の団体も発言力がある。

 こうした団体は過激なほど徹底した抗議活動を行う。近年では、活動団体の発言力がインターネットとSNSの普及で強まっている。シーワールド批判キャンペーンでも、反シーワールドの署名活動や「苦痛のシーワールド」といったWebサイトが立ち上がったり、シーワールドの公式Twitterアカウントが事実上、動物愛護活動家に乗っ取られたり、前出のドキュメンタリーがうるさいほど大々的に喧伝(けんでん)されたりと、徹底した活動がインターネットで行われた。

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(出典:苦痛のシーワールド)

 動物愛護団体の考え方はあまりに極端すぎると思えなくもないが、良い悪いは別にして、今となっては動物の扱いを考え直したほうがいいのかもしれないという意識を人々に植え付けていることは確かだろう。インターネットの時代には、もはや過激な動物愛護団体と過小評価してはいけない存在になっているのである。

 このような活動をサポートするようなトレンドも生まれている。「ビーガン」である。ビーガンとは厳格なベジタリアン菜食主義者)で、動物関連食品を食べない人のことを指す。米国ではビーガンが増えており、ある統計では、米国民の5%がベジタリアンで、2.5%がビーガンだと言われている。

 最近では米国のスーパーなどでもビーガン専用の食品などを見かけるようになった。ファッションの一部のように見る人もいるが、彼らは動物愛護精神から、動物を食べないばかりか卵や牛乳など動物から生まれる食品も口にしないし、当然のことながらシーワールドや企業による“動物虐待”を口撃する。

 ビーガンのトレンドをけん引しているのはセレブたちである。女優のナタリー・ポートマンミシェル・ファイファーアリシア・シルヴァーストーン、男優ではホアキン・フェニックスやウッディ・ハレルソン、歌手ではアッシャーやトム・ヨーク、その他ではマイク・タイソンカール・ルイスなどもビーガンだと公表している。ちなみに現在、米民主党の大統領指名候補争いをするヒラリー・クリントン国務長官の夫、ビル・クリントン元大統領もビーガンである。

対岸の火事ではない

 実はハリウッドに限らず、動物愛護の風潮には国家もからむようになっている。

 海洋動物で言えば、ブラジルやニカラグアルクセンブルグノルウェーでは、規制強化によって事実上、海洋哺乳類を飼育することはできなくなっているという。チリやコスタリカクロアチアでは海洋哺乳類の保有を禁じ、インドもエンターテインメント目的で捕獲したイルカの保有を禁じている。

 また海洋動物以外でも、メキシコではサーカスで動物を使うことが禁じられているし、スペインで闘牛が禁じられたのはよく知られている。さらにインド、イスラエルノルウェーニュージーランド動物実験で作られたコスメ商品の輸入を禁じている。もちろんこうした規制の背景には動物愛護団体の活動がある。

 こう見ると、この流れがもはや日本にとっても対岸の火事では済まなくなるだろうと想像できる。もっとも、実際にはすでに日本企業にも波及している。最近で言うと、キッコーマンの米国本社は2015年、動物愛護団体から1カ月にわたって、多数の電子メール送付やSNSキャンペーン、またオンライン署名が続けられたことで、動物を使った健康効果テストの中止に追い込まれた。また日本航空JAL)も、動物愛護団体による再三の申し入れによって、実験用サルの輸送中止を発表している。

 日本は、イルカ漁を批判的に描写したドキュメンタリー映画ザ・コーヴ』で動物愛護団体からの執拗な批判活動を経験済みである。しかし日本でもシャチのショーは行なわれており、欧米の動物愛護団体から今後どんな反応が来るのかも気になるところだ(世界でシャチを飼育している国は、日本、カナダ、米国、アルゼンチン、スペイン、フランス、ロシア、中国だけ)。

“社会”変化は何を指すのか

 こうした潮流を、私たちはどう理解すればいいのか。シーワールド側は今回の発表を受け、公式Webサイトにこう声明を発表している(参照リンク)。「社会が昔とは変わってきている。私たちもそれに伴って変わっていく」。

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シーワールドは声明を発表(出典:シーワールド)

 この“社会”変化が何を指すのかははっきりと分からないが、文脈から読むと、多くの米国人がシャチを飼育すべきではないと思うようになったということのようだ。だが実際はそれだけではないだろう。インターネットやSNSの普及という“社会”変化よって、声の大きい動物愛護団体の発言力がますます高まり、妨害活動がより効果的・破壊的なったということも含まれているのではないか。

 現在ではもはや、ビジネスの成功や利益を追求するためには、コンプライアンスポリティカル・コレクトネス(偏った用語を追放し中立的な表現を使用しようという運動)といった“倫理”を重視した方向転換はやむなしだと言える。そしてその“倫理”の中で、動物愛護団体らの声がますます大きくなっているということだろう。日本企業もこの事実を肝に銘じておいたほうがいいのかもしれない。

筆者プロフィール:山田敏弘

 ノンフィクション作家・ジャーナリスト。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト研究員を経てフリーに。

 国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)がある。

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~転載終了~

(その他、関連記事)

2016.3.23 シーワールドがシャチの繁殖を停止。今の飼育群を「最後の世代」にすると決定

http://pret.yakan-hiko.com/2016/03/23/kawabata-6/

ドキュメンタリー映画「ブラックフィッシュ」が注目され、シャチ飼育の問題点がまとめられた解りやすい動画

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【さっち~のスマスイ前での過去のアニマルライツ活動】

2013.7.27 世界同時開催☆EMPTY THE TANKS☆水槽を空にしよう@須磨海浜水族園 レポ

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1218.html

2017.7.16「イルカの苦しみ考えよう in 須磨。アニマルライツ流♪海水浴の楽しみ方」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

2018.5.12「2018 #EmptyTheTanks イルカ解放を訴える世界一斉アクション@須磨 活動レポ」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-178.html

2018.12.24 こんな残酷な現実を未来に引き継ぐとかマジですか?「須磨水前で、 #イルカビジネスに終止符を 訴えるクリスマスアクション&須磨海岸ビーチクリーン」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-228.html