(凍結された記事を再掲)民営化で揺れる須磨海浜水族園。現スマスイは、イルカショーを廃止にする予定だった!?シャチで失敗した場合、ベルーガまで連れてくる予定にしてる新スマスイの魂胆が醜い。 誰のための犠牲? 持続可能な未来の水族館とは?イルカビジネスを支える観客はもう卒業しよう。

※こちらは再掲記事です。

イルカの犠牲容認派からの自己中なしょーもないクレームを間に受けるFC2に、先月あげたこの記事を凍結(削除)されてしまいました。

但し、意義申し立て期間が設けられていたにも関わらず、私がメールチェックを怠っていたばかりに見逃してしまい間に合わず、私にも落ち度があるので、FC2が全面的に悪いということではありません。

データは残っていたので再掲します。

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2019.12.12

日本で初めて、水族館建設に関する反対運動が盛り上がっている。

「え!!もしかして、動物の解放を訴えて??」

そんなまさかがあるはずない。

動物の犠牲にとことん冷たい態度を示す日本でそんな理由のはずがない。

須磨海浜水族園が、民営化され入場料が大幅に値上がりする事に対しての抗議運動。

自分達の楽しみにリスクが伴おうものなら、署名まで立ち上げてしまう傲慢さ、、

本当に恥ずかしい人達。。。

そこまでして自分達の娯楽欲を満たしたいのかと。。。

どっちも結局金の事ばかり。

一番の被害者の声を無視して自分達の欲や心地良さを満たすことばかり。

2019.12.6「我が街の水族園、入場料2倍以上になったら…議会も懸念」

https://www.asahi.com/amp/articles/ASMD44G2RMD4PTIL00W.html

新スマスイはシャチを連れてくることでも注目されている。

SNS上では、入場料の値上げに言及してということもあるが、

シャチの飼育そのものに疑問を抱いてる人が目立っており、

日本にそんな意識が存在していたとは少々驚きだった。

でもそういう人たちの多くは単なるシャチ好きだったり、

水槽に鯨類が囲われる問題そのものから反対してる人たちではないんでしょうがね。

#イルカビジネスに終止符を の活動が盛り上がってないのがその証拠かと。

水族館はボランティア施設じゃありませんから。。。

民営化されるのだから利益を得て当たり前だし、

水族館の運営には莫大な資金がかかる、しかも飼育費用が嵩むシャチを導入したら、値上がりするのは当然のこと。

私が5月に偵察に行った日本の太地町と億単位でイルカの売買をしてイルカビジネスで儲けている中国の水族館なんて、

入場料は4000~5000円とか当たり前だった。

新スマスイの3100円とか至って普通。

シャチ飼育に関する問題点をちゃんと発信しているメディアもあった。ラジオ関西トピックス↓

「西日本唯一、スマスイでシャチのショー! 神戸市民が望む地域の水族館の姿は…」

非常に派手なプランだが、すでにSNS上では「シャチのショーを観るのが楽しみ」「家族で気軽に訪れることができる今のような水族館がいい」という賛否の声が上がっている。また、世界のトレンドではシャチをはじめとする海洋高等生物のショーを見せる施設は減少傾向にあり、アメリカではシャチが飼育員を襲う死亡事故が連発したことや環境保護団体からの圧力なども影響し、2015年にはシャチのショーを中止している。ここでショーの善悪を述べることはしないが、日本でも反対の声があることは確かだ。

https://jocr.jp/raditopi/2019/10/01/1151/

関連する署名がいくつか立ち上がっており、

そのうちのいくつかに、シャチを導入しないでと言った意見を添えているものも見受けられるが、

それは人間目線で自分達の目的を叶えるためにシャチの存在を逆利用しているだけに思える。

もし入場料がそう値上がりしていなかったら、

こんな抗議運動も署名も立ち上げてなかった人たちがほとんどなのでは?

「須磨水族園を考える会」

https://www.kobe-japan.info/

「須磨再整備事業」に対して神戸市に誠実な対応を求めます。

https://t.co/3GqdHHa39E

「日本のシャチたちをこれ以上家族から引き離さないで!」

https://t.co/sPYaYOprBV

↑上の署名は一見、シャチのことを考えているように見えるけど、

移動させないでと訴えているだけで水族館でのシャチの繁殖行為を推進しており、

苦しみのためにシャチを生み出す行為には到底賛同できないので私は署名してない。

唯一署名したのは以下の署名だけ。

動物目線のまともな署名を立ち上げているのは、PETAasiaだけかと。

日本の希少なアニマルライツ団体「PEACE」さんの方でも紹介されています。

署名先は以下のページの中にあります。

https://animals-peace.net/zoos_and_aquariums/stop-new-sumaaquarium.html

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大好きな生きものの命を奪う仕事に憧れるなんて、親や社会の教育が間違っているせいで本当に可哀想な子供。

スマスイがレジャー施設にされるのは許せないという声もあるけど、

イルカで客寄せしてるスマスイは、はじめから思いっきりレジャー施設やし、

今更何を言ってるんだろうという声ばかりで、人間の身勝手さにはほんと呆れてしまう。

今のこじんまりとしたスマスイが好きだからリゾート化しないで欲しい、

神戸市民の民意を無視するなという意見も多いようだが、民営化は何年も前に決まった話なんだし

そんな想いがあるなら何でもっと早くから運動を起こさなかったのかと。

私は当時、民営化問題も含めてスマスイ前でイルカ解放を訴えるデモ行進やりましたけどね。

ま、私みたいな個人がやる運動なんて気にも留めて貰えないし、一切運動は盛り上がりませんでしたが。

2017年7月30日。

イルカ達を苦しめる須磨海浜水族園とそれを支える観客に、イルカ解放を訴えるデモ行進。

主催:さっち~&うーぴ~

現在起こっている抗議活動には、

スマスイのテーマソングを歌っているリピート山中さんも参加されており

マスコミにも注目されまだ盛り上がってる方。

だから何で余計に、もっと早くやっとけば良かったのにと、

動物の声を届ける運動が盛り上がらない残酷さを知っている私としては余計そう思ってしまいます。

イルカやシャチを目玉商品にして客寄せする。

それに乗っかる客がいる。

どの問題も同じだけど、蛇口を閉めることが重要。

ここでいう蛇口を閉めるとは、イルカビジネスを終わらせるということ。

このような事態が引き起こされている根本的な部分から終わらさなければ解決になんてならない。

イルカビジネスに群がる無知で無関心で平和ボケしたアホの消費者がこんなに沢山いるんだから。

現実問題を理解して普通に受け入れてる人もいる。

民営化されたら神戸のスマスイではなくなるんだし冷静に考えたらそりゃそうですよね。

シャチを見るまでは長生きしたいとか、シャチを見るまでは死ねないとか、どんだけ高くても行くとか、

運営側の思う壺な、自分の楽しみのことしか考えられないほんと見事なアホが集結してます。

【新スマスイに行く気満々の愚か者のツイッター発言集】

Twitterの埋め込み機能を使ってブログに掲載するのはTwitter社が認めているサービスの一環であり無断掲載にあたりません。

文句があるならTwitter社へどうぞ。

こいつは以前より、ありもしない嘘のネタを作ってまで、捕鯨反対活動を必死に妨害してくる捕鯨関係者が雇ってる鯨類のハゲ。

まだ生きてたんやね。

捕鯨問題には相当詳しいようだが、嘘も多い。

7社の事業体からなるサンケイビルが運営する新スマスイは、

自分が癒されることにしか関心がない上記のような人々によって支えられる。

そして例え足を運ばなかったとしても、

その背後にいる最も大きなサポーターは、1番の被害者の苦痛について考えることのできない、

イルカビジネスを肯定する人たちでしかない。

海外では鯨類の展示飼育は禁止の流れがスタンダード。

シャチ飼育に関してはドキュメンタリー映画「ブラックフィッシュ」の影響でより世間は厳しい目を向けている。

しかし、イルカ達を目玉商品にして水族館ビジネスで盛り上がる日本や中国は違う。

他者の一生を台無しにしてでも、一時の娯楽欲を満たしたいがために、水族館に足を運ぶ客が待っている。

優先交渉権者となったサンケイビル。9月2日に行われた選定委員会議事録を見たが、

世界的に鯨類の飼育展示が問題視されていることは理解していて、それに関するいくつかのやりとりもあった。

これらのやりとりを見ても解るように、新スマスイは上記のような欲どおしい客が

自分達のビジネスを支えてくれるであろうと絶対的な自信を持っている。

シャチが失敗した場合は、ベルーガまで連れてくる予定にしているそうでそのお粗末さ愚かさに本当に驚く。

これらを見ても解るように、解決策はやはり水族館の入口を潰す、

すなわち、イルカビジネスを終わらせる運動をもっと活性化させる事。

どこの委員かしらんが、言ってることがなんか無茶苦茶のシャチの導入を食い止めようとしてる人物は、

なんとしても値下げさせたい組織からの回し者でしょうか、笑

因みに次点となった現在の須磨海浜水族園を運営する指定管理業者を含む企業グループの提案内容。

実はリピート山中さんと、この件で個人的に少しやり取りしていてその中で情報知ったのだが、

現スマスイは『子ども無料は継続する』と同時に『イルカショーは廃止し、より自然に近くイルカにとってストレスの少ない展示に切り換える』と提案を出したそう。

イルカショーは廃止発言!

正直それをしたって水槽に監禁してるままなんだしと、これを聞いても嬉しくも何ともなかったけど、

イルカ達を消耗品扱いにしまくってる浅はか過ぎる水族館の在り方が当たり前の日本で、

「イルカショーを廃止に」といった、現スマスイの発言を見逃すことは勿論できない。

その判断をくだした現スマスイは現状日本で評価に値するということにはなると思う。

イルカにとってストレスの少ない展示がどのようなものだったのかも気になる所。

そんな現スマスイの訴えを無視して、世界的な流れも無視して、

金儲け主義のプランに乗っかった神戸市にも問題があることは間違いない。

11月15日に神戸市は優先交渉権者の選定委員会議事録を公開しました。

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/8692/suma_gijiyoushi.pdf

Q.●●委員

オルカはスターであり、あれだけでかなりの集客力ももつと思うが、イルカを併設することの利点はどういったところにあるのか。

A.事業者(サンケイビル

基本的に水族館の海獣類のベースとなるのはイルカ。

これにプラスする価値としてシャチを考えている。

イルカは必需品というような捉え方をしている。

Q.●●委員

もしイルカをなくしたことで、コストダウンができ、その分入園料を安くすることは考えられないのか。

あるいは二つあるのは派手だが、飼育員から何からかなりのコストがかかると思うが、そのあたりはどうか。

A.事業者

動物のコレクションとして、海獣類・鯨類を代表するのはイルカ。

それに付加価値ということでシャチを考えている。

今の私どもの考えの中では両方とも必要だと考えている。

Q.●●委員

これがもし片方だけなら?

シャチは集客を考えた場合必需品だと思う。

日本で3か所目であり、あの10m近い海獣類を見たいという方は必ずおられる。

水族館はスターがいないと立ち行かない。

細かい所は多少つむっても、ひとつスターがいえれば入園者は来ると思う。

そこで、イルカを辞めたことによるコストダウンで安くできるのであればどうだろうかというのが私の質問なんだが。

A.事業者

やはりベースとなるのはイルカ。

Q.●●委員 なぜイルカなのか。

A.事業者

バンドウイルカカマイルカを。

Q.●●委員

提案されているのはその種だが、イルカはいろいろ問題になっていますよね。

繁殖ができるのならオーケーだが。

A.事業者

イルカの入手については、繁殖でやっていこうと考えている。

シャチだけではなく、イルカとの対比というものもある。

なので、イルカとシャチのどちらも必要だと考えている。

経済合理性でいうと、今考えている滞在時間は3~4時間を設定している。

イルカがなくなると、滞在時間が短くなる。

滞在時間が短くなると園内での消費単価が落ちる。

つまり、イニシャルコストは落ちたとしても、ランニングでの収益が落ちる。

結果的に経済合理性で考えると、滞在時間の4時間弱を満喫していただくためには

イルカとシャチのショーが必要と考えている。

また、ふれあい体験について、シャチでは限定された人数しかできない。

できるだけたくさんの方に海獣にふれて学んでほしいと考えているとイルカが必要。

Q.●●委員

イルカのふれあいはどこでやるのか。

A.事業者

イルカのショープールのとなりにビーチを設置する計画となっている。

ここでふれることもできる。

またホテル棟でもラグーンがあり触れ合うことが出来る。

Q.●●委員

鴨川シーワールドではイルカとオルカの両方いると思うが、

オルカのショーを見た人は必ずイルカショーも見てから帰っているか。

A.事業者

基本的にはどちらも見て帰られていると思う。

Q.●●委員

個人的には乱暴な言い方だが、オルカは見たいがイルカは見たいと思わない。

オルカの集客力はすごいと思う。

海遊館や美ら海にはジンベイがいる。

大きな生き物は人を惹きつける。

かなりのインパクトがあり、オルカは大賛成。

ただ、イルカはいらないのでは。

A.事業者

確かに鴨川シーワールドではオルカを見ながら食事をできるレストランがあるが、

毎日のように来てオルカを見て帰って行かれる方もいる。

イルカはどうだというと、いるのかもしれないが、シャチほどでないのは確か。

しかしながら、我々が今回目指すところは、神戸市からの要件でもありましたが、

日本有数の水族館をつくろうと。

総合的な我々が自信をもって提供できる、

さらに、須磨水族園は今までイルカが大変人気な生き物であったことを踏まえ、

このイルカがなくなってしまうと市民の皆さまも悲しむのではないかといったことから、

イルカなしの提案は考えていなかった。

まして、集客が落ちてきたときにはベルーガも導入したいと考えており、総合的な水族館を目指している。

Q.●●委員 (16ページ 一部抜粋)

私から2点質問があります

ベルーガ棟の追加投資についてはすごく良いと思う。

いろいろなリスクもありますし。

飼育はよいけどショーはだめというリスクもあったりすると思うんですけれども、

例えば30年たった時に、最後に200万人割ったときに、そこから建設はできませんよね。

どれくらいの時期ならば、200万人を切った時にちゃんと追加投資をしていただけるのかということを聞かせて頂きたい。

 

A.事業者

まず、ベルーガ棟に関してです。我々は先ほどの質問回答の中でもあったように、

日本有数の水族館をつくるということの中で、ベルーガはあったほうがよいという認識は持っていました。

例えば八景島シーパラダイスでは、ベルーガだけではありませんが、ベルーガは大変人気な生物の一つで、

それで連れてこようという意向が非常に強かったんですが、

先ほどの繰り返しになりますが、都心部でシャチのパフォーマンスのある水族館の入場動向というのが、

調査をすればするほど上振れする可能性が非常にあるというなかで、最初からベルーガ棟をつくると、

もともとは3~5年後につくるという計画だったんですけれども、これを約束してしまったときに、

非常に入場者が続いた場合、これは実現できない、実現しないほうがよい可能性があるなという思いがあったので、

いったんこの計画から横置きにして、減衰した場合に必ずこれを持ってきますという形をとらせていただいた。

もちろん、オルカラボをつくって、さらに神戸生まれのシャチがここで生まれて、皆さま方に人気が出てくるということになると、

減衰しない可能性があった場合には、このベルーガ棟というのは、もしかしたら入れないほうがよい、

これももちろん行政と相談しながら物事を行っていきたいと思っておりますけれども、

我々の希望はできるだけベルーガ棟を作りたいという思いが非常にあるなかで、このような形でご提出させていただいております。

日本初の試みなので、ご理解いただきたいと思います。

ただ、鴨川シーワールドには複数のベルーガがおりますので、どこかのタイミングでもってきたいと。

ただ、いつ、20年後という話になりますと、その後の事業期間が10年しかないということになりますと、

●の投資というのはなかなか厳しいと思いますので、その分岐点というものはあろうかと思います。

より魅力のある施設にしていきたいと思っておりますので、行政の方と相談しながら進めていきたいと考えております。

Q.●●委員 (11ページ)

いいですか。質問を兼ねて。

コンセプトルームは今とても流行っているので、やはり全室ではなく一部いれておくことは必要かなと思います。

それからビーチ。

管理区域以外のビーチ沿いのホテルとの差別化という意味でも、ドルフィンラグーンですとか、

こういったコンセプトルームというものは水族館と併設しているからこそできることなので、

私はこれはこれでいいと思っています。

ひとつ質問なんですが、水族館との併設、水族館の一番の目玉はシャチという話がありました。

このシャチ棟に関してですが、このホテルや神戸市の観光全域で今、

インバウンドのターゲットとしているのは欧米豪のお客様なんですね。

そして欧米豪のお客様からすると、反感というか反発を持たれる方、印象の悪い方もいらっしゃると思うが、

そのへんの整合性はどのようにお考えか。

また万が一今後、シャチの展示がまずいなとか、シャチそのものの体調不良とかでシャチが見られないといった状況の時に

それ以外に差別化要素として、これは他とは違うんだということをアピールするものがあるのであれば教えてほしい。

A.事業者

今のご質問は、シャチの飼育に関するご質問。

Q.●●委員

シャチを見世物にすることに対する反発などについて。

A.事業者

シャチやイルカといった鯨類の飼育に関して、反対する方はおっしゃる通りいらっしゃいます。

また、今後もそういった方々はなくならないと思う。

ただ、世界で入場客数のベスト10の水族館の10園館すべてはイルカを飼育している。

それから日本のベスト20のうち80%がイルカを飼育していまして、もちろん反対される方もいらっしゃいますが、

それだけ水族館にイルカあるいはシャチを求めていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるということの一つの証明ではないかと

私どもは考えております。

あとシャチに関しましては、入場者数の世界のベスト5のうち3つがシャチを飼育していまして、

アメリカで主要な6つの水族館のうち3つがシャチを飼育しておりまして、

アメリカで最も入場客の多い1番目、2番目、3番目の水族館がシャチを飼育しております。

ご存知のようにアメリカでもシャチやイルカの飼育の反対者という者もいるが、

そういったアメリカにおいてもこのような考えが出ておりまして、やはりシャチやイルカは水族館には

大変必要な生物ではないかと考えております。

それから病気になったとき。確かに病気になります。

病気になりましても、一つは非常に重篤の場合は医療プールがありまして、その医療プールに収容しまして治療を続けます。

今●数展示することを予定しておりまして、確率的に●頭が同時にそのような重篤な状況になるということは、

ちょっと考えづらいので、病気になった個体は医療プールできちっと治療をして、残りの個体を展示するというふうに考えています。

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新スマスイの余裕ぶっこく態度はいつまで続くであろうか。

この発言は、今だからこそ言えるというのもあるだろう。

この先、お金を落とそうとしてる来場者の意識がどう変わるかもわからないのに。

そして観客の意識の問題だけでは済まない。

相当危険なゾーンに足を踏み入れるとは考えられないのだろうか?

死んだら補給を続ける、海洋生物は消耗品扱い。

絶えず海から展示動物を供給し続けなければならない水族館。

海洋汚染問題が深刻で、海洋生物たちの存在が脅かされている今、

娯楽のために海から生き物を連れてくることの問題も当然ある。

もうそれ自体を終わりにしなければならない時が来ていると思うが。

(関連記事)過去40年で動物の半分以上が消えた - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20180210-lost-50-wildlife-40-years/

海水や塩水による劣化や老朽化の進行が激しい水族館は30年に1度建て替えが必要な施設と言われている。

電力の消費も激しく、災害時には、生き物を管理できる体制になく、これだけ異常気象が活発になってる現実があり、

また環境保護、動物保護意識といった倫理観が高まっている背景も考慮すれば、

不自然な環境で見世物のために繁殖する行為も止めなければならないし、

観客の楽しみや企業利益だけを優先させた今までと同じようなスタイルの水族館施設は、もう継続していくべきではない。

以下の記事は、動物愛護団体を見下してる感がムカつきはするが、

シャチ飼育の問題点だけでなく、その他の動物問題をいくつか交え、VEGANの話題にも触れて

世の中の動きを説明していて中々の良記事だと思う。

動物の声となる活動を、過小評価してはいけない存在であると。

この記事は2016年のものだが、この時から、よりその存在は大きなものとなっていることを考慮しなければならない。

動物保護・環境保護にも役立つ、映像でリアルなクジラ達の姿を映しだし教育にも大いに役立つ、

「ライトアニマル」のような展示スタイルだってあるのだから、

新スマスイは、本当に今の考えのままでいいのか、考え直した方が身のためでもあると思う。

米国水族館の「シャチのショー廃止」を日本企業が注目すべき理由

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1603/24/news020.html

2016年03月24日 06時54分 公開

[山田敏弘,ITmedia]

 米国の海洋テーマパーク「シーワールド」が、今後シャチのショーを廃止し、繁殖も終了する――そんなニュースが報じられて世界的に話題になっている。

 2016年3月17日、シーワールドはTwitterで「速報:現在飼育しているシャチがシーワールドで飼育する最後のシャチたちになります」とツイートした。実はシーワールドは何年も前から動物愛護団体と対立しており、結局、彼らの主張を受け入れる形となった。この話題は水族館や動物園で飼育されている動物の扱いにまで議論が拡大し、さまざまな反応が湧き上がっている。

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米国の海洋テーマパーク「シーワールド」は、今後シャチのショーを廃止する(出典:シーワールド、3月22日)

 動物愛護などの活動により、企業や国が方針転換を余儀なくされるケースが近年、世界的に目立ってきている。そしてこの傾向は日本にとっても対岸の火事ではなく、日本企業もきちんとこの実態を把握しておかなければ命取りになりかねないと言える。

 今回、シーワールドがショー廃止の決断を下したのに大きな役割を果たしたのが、2013年に公開されたドキュメンタリー映画だった。そのドキュメンタリー『Blackfish(ブラックフィッシュ)』は、シーワールドに勤めていたシャチ調教師がシャチに殺されたとされるケースを追い、また飼育環境がいかに動物に悪影響かを描いた作品だ

 この映画は、公開後からメディアでも広く取り上げられ、その後、米ケーブル局CNNで放送されると大きな議論を生んだ。批判の対象になったシーワールド側は評論家たちに映画内容を批判する書簡を送るなど、全面的に立ち向かう姿勢を見せた。だが結局、動物愛護団体からの執拗(しつよう)なシーワールド・ボイコット活動が行われるなどイメージダウンは避けられず、2014年にはシーワールドが主催する予定だったミュージックコンサートに出演予定だったバンドが次々と参加をキャンセルする事態になった。そして同年、こうした混乱を受けCEOが辞任し、さらに米下院でシャチの移動や繁殖などを禁止する法案まで提出された。

シーワールドの利益は激減

 ビジネス的なダメージは甚大だった。ドキュメンタリーが公表されてからシーワールドの来場者数は激減し、運営会社の株価は50%以上下落。これは14億ドル(約1569億円)の損出を意味した。2015年にはチケット料金を引き下げたり、1000万ドル(約11億円)ほどを費やしてテーマパークの安全性を訴えるのキャンペーンを行ったりもしたが、効果は上がらず、前年より利益が80%減ったとも報じられている。

 皮肉なことに、今回のシャチ繁殖中止のニュースを受けて、同社の株価はすぐに6%上がった。

 こうした動物愛護精神の潮流は、別の業界にも波及している。その1つが、映像業界だ。

 例えば2012年には、米人気ケーブルテレビ局HBOが米俳優ダスティン・ホフマン主演のオリジナルドラマ『Luck』の撮影で馬が2頭死んだことを動物愛護団体から非難され、結局、シリーズ終了を余儀なくされた。また映画『ファインディング・ニモ』の続編で、2016年6月(日本では7月)に公開予定のアニメーション映画『ファインディング・ドリー』では、もともと登場する海洋哺乳類のキャラクターがシーワールドのような施設に送られるというエンディングだったのだが、『Blackfish』を見た制作会社幹部が、動物愛護の観点からエンディングを急きょ変更させたと報じられている。

 こうした流れは一般の企業にも押し寄せている。メルセデス・ベンツ動物愛護団体の批判によって、一部モデルでシートに革を使うのを止めると発表。IKEAは店内のレストランで動物関連食品を使わないミートボールを提供することになった。大手アパレルのラルフローレンやアバクロンビー&フィッチ、H&Mなどは毛皮商品の扱いを中止し、GAPや、アディダスやプーマなどほとんどの大手アパレル企業が、動物愛護活動によってアンゴラウサギの毛の商品を発売停止にしている。

 食品分野でも、マクドナルドやネスレが、ケージに入れないで飼育される鶏の卵を使うと発表している。動物愛護団体からケージに入れて飼育するのは虐待だとの批判があるからだ。現在、食品などビジネスに動物が関連する米企業の50%以上が、動物愛護的な非難を避けるために、取引する家畜についての指針を発表するようになっている。3年前に指針を発表していた企業は全体の25%ほどに過ぎなかった。

過小評価してはいけない存在に

 このような状況を生み出している動物愛護活動の背景には、強硬な団体がからんでいる。その代表格が、300万人の会員を誇る世界最大の動物愛護団体「People for the Ethical Treatment of Animals(PETA)」だ。この団体は、動物実験から動物園、食品や衣料品など、とにかく動物の“生き方”に反することはすべて反対し、時々ゲリラ的なデモ活動でも話題になる。また「Humane Society of the United States(HSUS)」という米国最大の団体も発言力がある。

 こうした団体は過激なほど徹底した抗議活動を行う。近年では、活動団体の発言力がインターネットとSNSの普及で強まっている。シーワールド批判キャンペーンでも、反シーワールドの署名活動や「苦痛のシーワールド」といったWebサイトが立ち上がったり、シーワールドの公式Twitterアカウントが事実上、動物愛護活動家に乗っ取られたり、前出のドキュメンタリーがうるさいほど大々的に喧伝(けんでん)されたりと、徹底した活動がインターネットで行われた。

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(出典:苦痛のシーワールド)

 動物愛護団体の考え方はあまりに極端すぎると思えなくもないが、良い悪いは別にして、今となっては動物の扱いを考え直したほうがいいのかもしれないという意識を人々に植え付けていることは確かだろう。インターネットの時代には、もはや過激な動物愛護団体と過小評価してはいけない存在になっているのである。

 このような活動をサポートするようなトレンドも生まれている。「ビーガン」である。ビーガンとは厳格なベジタリアン菜食主義者)で、動物関連食品を食べない人のことを指す。米国ではビーガンが増えており、ある統計では、米国民の5%がベジタリアンで、2.5%がビーガンだと言われている。

 最近では米国のスーパーなどでもビーガン専用の食品などを見かけるようになった。ファッションの一部のように見る人もいるが、彼らは動物愛護精神から、動物を食べないばかりか卵や牛乳など動物から生まれる食品も口にしないし、当然のことながらシーワールドや企業による“動物虐待”を口撃する。

 ビーガンのトレンドをけん引しているのはセレブたちである。女優のナタリー・ポートマンミシェル・ファイファーアリシア・シルヴァーストーン、男優ではホアキン・フェニックスやウッディ・ハレルソン、歌手ではアッシャーやトム・ヨーク、その他ではマイク・タイソンカール・ルイスなどもビーガンだと公表している。ちなみに現在、米民主党の大統領指名候補争いをするヒラリー・クリントン国務長官の夫、ビル・クリントン元大統領もビーガンである。

対岸の火事ではない

 実はハリウッドに限らず、動物愛護の風潮には国家もからむようになっている。

 海洋動物で言えば、ブラジルやニカラグアルクセンブルグノルウェーでは、規制強化によって事実上、海洋哺乳類を飼育することはできなくなっているという。チリやコスタリカクロアチアでは海洋哺乳類の保有を禁じ、インドもエンターテインメント目的で捕獲したイルカの保有を禁じている。

 また海洋動物以外でも、メキシコではサーカスで動物を使うことが禁じられているし、スペインで闘牛が禁じられたのはよく知られている。さらにインド、イスラエルノルウェーニュージーランド動物実験で作られたコスメ商品の輸入を禁じている。もちろんこうした規制の背景には動物愛護団体の活動がある。

 こう見ると、この流れがもはや日本にとっても対岸の火事では済まなくなるだろうと想像できる。もっとも、実際にはすでに日本企業にも波及している。最近で言うと、キッコーマンの米国本社は2015年、動物愛護団体から1カ月にわたって、多数の電子メール送付やSNSキャンペーン、またオンライン署名が続けられたことで、動物を使った健康効果テストの中止に追い込まれた。また日本航空JAL)も、動物愛護団体による再三の申し入れによって、実験用サルの輸送中止を発表している。

 日本は、イルカ漁を批判的に描写したドキュメンタリー映画ザ・コーヴ』で動物愛護団体からの執拗な批判活動を経験済みである。しかし日本でもシャチのショーは行なわれており、欧米の動物愛護団体から今後どんな反応が来るのかも気になるところだ(世界でシャチを飼育している国は、日本、カナダ、米国、アルゼンチン、スペイン、フランス、ロシア、中国だけ)。

“社会”変化は何を指すのか

 こうした潮流を、私たちはどう理解すればいいのか。シーワールド側は今回の発表を受け、公式Webサイトにこう声明を発表している(参照リンク)。「社会が昔とは変わってきている。私たちもそれに伴って変わっていく」。

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シーワールドは声明を発表(出典:シーワールド)

 この“社会”変化が何を指すのかははっきりと分からないが、文脈から読むと、多くの米国人がシャチを飼育すべきではないと思うようになったということのようだ。だが実際はそれだけではないだろう。インターネットやSNSの普及という“社会”変化よって、声の大きい動物愛護団体の発言力がますます高まり、妨害活動がより効果的・破壊的なったということも含まれているのではないか。

 現在ではもはや、ビジネスの成功や利益を追求するためには、コンプライアンスポリティカル・コレクトネス(偏った用語を追放し中立的な表現を使用しようという運動)といった“倫理”を重視した方向転換はやむなしだと言える。そしてその“倫理”の中で、動物愛護団体らの声がますます大きくなっているということだろう。日本企業もこの事実を肝に銘じておいたほうがいいのかもしれない。

筆者プロフィール:山田敏弘

 ノンフィクション作家・ジャーナリスト。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト研究員を経てフリーに。

 国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)がある。

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~転載終了~

(その他、関連記事)

2016.3.23 シーワールドがシャチの繁殖を停止。今の飼育群を「最後の世代」にすると決定

http://pret.yakan-hiko.com/2016/03/23/kawabata-6/

ドキュメンタリー映画「ブラックフィッシュ」が注目され、シャチ飼育の問題点がまとめられた解りやすい動画

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【さっち~のスマスイ前での過去のアニマルライツ活動】

2013.7.27 世界同時開催☆EMPTY THE TANKS☆水槽を空にしよう@須磨海浜水族園 レポ

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1218.html

2017.7.16「イルカの苦しみ考えよう in 須磨。アニマルライツ流♪海水浴の楽しみ方」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

2018.5.12「2018 #EmptyTheTanks イルカ解放を訴える世界一斉アクション@須磨 活動レポ」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-178.html

2018.12.24 こんな残酷な現実を未来に引き継ぐとかマジですか?「須磨水前で、 #イルカビジネスに終止符を 訴えるクリスマスアクション&須磨海岸ビーチクリーン」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-228.html

クリスマスの風物詩。KFCに並ぶ人が減ってる理由。【日本のニワトリの殺され方を知ってショックを受けてる人々、鶏肉の消費について考え直してる人の投稿まとめ】

日本のクリスマスの風物詩は今年も健在。

フライドチキンを求めるKFCの行列。

(2019.12.25 京都河原町のKFCにて、さっち~撮影)

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ツイッターで「KFC 行列」と検索すると恐ろしいほどの投稿が上がってくるけど、全部載せられないのでほんの一部だけ。

しかし、今年はKFCに並ぶ人が減っているようです。

その理由とは???

あまりに反響が大きく、反応のすべて載せられなかった件。

動物食べなくても健康に生きてる人たくさんいるし、

現実を知ってショックを受けた人は、動物食べるの止めるべし。

【日本のニワトリの殺され方を知ってショックを受けてる人々、鶏肉の消費について考え直してる人の投稿まとめ】

来年のクリスマス。

KFCに並ぶ人が更にどれだけ減っているでしょうね。

この日本でも、イルカ達を水槽に監禁する水族館の存在意義が問われはじめている。日本政府の魂胆に騙されないようにしよう。 #イルカビジネスに終止符を

2019.12.11 民営化で揺れる須磨海浜水族園。現スマスイは、イルカショーを廃止にする予定だった!?

シャチで失敗した場合、ベルーガまで連れてくる予定にしてる新スマスイの魂胆が醜い。

誰のための犠牲? 持続可能な未来の水族館とは?イルカビジネスを支える観客はもう卒業しよう。

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-316.html

先日ブログにUPしたスマスイ問題の記事と↑、一部内容被る、超リンクするかのような記事が、

昨日神戸新聞NEXTより発信されていて少々驚いた。

今までメディアは「値上げ問題」を主役に取り上げていたのに、今回発信されてる記事ではシャチたちが主役になっている。

そして、最後は「料金を支払う観客が、施設に教育面よりもサーカス的要素を求めている点に問題があるのではないか。」

と大事な点を見逃さず発信している。

そして、偶然にも、この2日間で、水族館でイルカを監禁することに対する問題提起とも受け取れる

ニュースが、他に2つも発信されていた。

全てのニュースが、イルカビジネスそのものに反対している内容ではないとは言え、

今まで核心部分には触れず、シーシェパードや海外のイルカ愛護意識だけを悪く取り上げては世間を思考停止させ、問題解決を遅らせてきた日本のマスコミが、本質的な部分を取り上げられるようになってきていて流れが変わってきてると思う。

水族館に足を運んでる客の多くが、サーカス的要素を求めているのは間違いない事実。

水族館でイルカを見る必要があるのかの是非が問われる、

水族館を利用する側の意識の在り方が追求される時代に突入している。

新スマスイのシャチに賛否 「ジンベエザメに対抗」「野生より早く死ぬ」

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012984932.shtml

2019/12/24 06:01神戸新聞NEXT

 神戸市立須磨海浜水族園(スマスイ、同市須磨区)の再整備の主役と期待されるシャチ。世界中での飼育が60頭ほどという希少さや雄大な姿で観客を魅了する一方、「狭い水槽に閉じ込めるな」など動物福祉の観点から飼育すること自体が批判されている。専門家は「施設側は客が求める娯楽性を提供している。観客が人間と動物の関わり方を考える必要がある」とする。(堀内達成)

 新スマスイでは、食事をしながらシャチのショーを楽しめるスペースを計画。「神戸保全繁殖センター」を設立して繁殖を目指すほか、研究成果を展示物などで伝える「オルカ(シャチ)ラボ」も予定している。

 現在、シャチの飼育は米国や日本、中国など8カ国で約60頭。国内では鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)の4頭と名古屋港水族館名古屋市)の3頭のみ。農林水産省令で学術目的以外の捕獲は禁止されている。

 現在、シャチの飼育は米国や日本、中国など8カ国で約60頭。国内では鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)の4頭と名古屋港水族館名古屋市)の3頭のみ。農林水産省令で学術目的以外の捕獲は禁止されている。

 シャチの飼育やショーは、2013年に公開されたドキュメンタリー映画「ブラックフィッシュ」がきっかけとなり、一気に批判が高まった。米国の海洋テーマパーク「シーワールド」で起こった調教師が襲われる事故や飼育環境を扱った内容で、動物愛護団体などが批判を展開。顧客離れが進み、シーワールドはショーの禁止を決定。現在のシャチを最後に飼育を取りやめる。

 今回の新スマスイの計画に対しても、反対の声が上がっている。世界的な動物愛護団体「PETA ASIA」は「狭い水槽に閉じ込められ、野生で生きるよりも早く死ぬ」などと主張し、計画中止の要望書提出をネットで呼び掛ける。

 陳情書を神戸市に提出した団体「PEACE(ピース)」(東京都)も「新施設が開館する5年後には、国際都市・神戸でも住民の意識が変化しているのではないか」と危惧する。また複数の神戸市議に対し計画の反対を求める、同じ文面のメールが大量に届いている。

 一方、今回の再整備事業者の代表社がグループ会社を通じて運営する鴨川シーワールドは「シャチは身近で観察することが難しい。生物多様性を紹介することに意義がある」と訴える。ショーについても「自然環境で見られる行動を導き、集約して紹介する行動学的展示の一手法。ショーの訓練を経て、採血や体温測定などの医療行為が容易にできるようになり、健康管理にも役立っている」とした。

 名古屋港水族館は「種の保存のため飼育は必要」と説明。また「国内外の水族館と情報交換し飼育環境の整備や健康管理には気を配っている」とした。

<集客力に期待/外国人反発の恐れ>

 「海遊館大阪市)のジンベエザメに対抗するにはオルカ(シャチ)しかいない」「インバウンドのターゲットは欧米豪のお客。反感や反発を持つ方もいる」-。神戸市立須磨海浜水族園の再整備を巡り、神戸市に諮問する機関の委員たちもシャチに期待する一方、懸念を抱いていた。

 大学教授ら計6人で構成する「須磨海浜水族園海浜公園再整備事業者選定委員会」は、9月にあった会議で応募した2事業者から聞き取りなどを実施した。この際の議事要旨によると、委員らは「オルカの集客力はすごい。大きな生き物は人を引き付ける」「素人が来ることを考えると集客力では妥当」「オルカはスター。水族館はスターがいないと立ち行かない」などとシャチを主役に据えることに太鼓判を押す。

 一方、「事業全体のコピーとして『神戸にシャチ』はどうか(と思う)。抵抗感がある人も多い」「(シャチのショー禁止など)世の中のルールが変わったら全部倒れてしまう」と危惧を示す委員も。しかし、最終的には5人がシャチを前面に押し出した事業者を評価し優先交渉権者に選定。その後、市と事業者が基本協定書を取り交わした。

【施設側を責めるのは疑問 富山大の神山智美准教授(環境法)の話】 施設にとってシャチの役割が「客集め」と思われることは仕方がない部分がある。ただ、施設が運営を成り立たせるためには「目玉」が必要で、施設側を一方的に責めることは少し疑問に思う。料金を支払う観客が、施設に教育面よりもサーカス的要素を求めている点に問題があるのではないか。この問題には人間社会と動物の関わり方が投影されていると思う。

【シャチ】海洋食物連鎖の頂点に立ち「海の王者」と呼ばれる。世界中の海域に広く分布。雄は体長最大9・8メートル、体重10トン。最高寿命は雄で60~70歳、雌で80歳代とされる。サンケイビルを代表とする企業グループの運営に切り替え、周辺の須磨海浜公園と合わせ関西屈指の都市型リゾートを目指す新施設の集客の核となる。新スマスイの料金は高校生以上3100円となるなど、再整備に伴う大きな変更が利用者の関心を集めている。

水族館のイルカショーを国際社会はどう見ているか - 諸坂佐利

https://webronza.asahi.com/science/articles/2019121200002.html

2019年12月23日 論座 - 朝日新聞社の言論サイト

~種の保存、調査研究、地域漁業、娯楽…衝突する問題に日本は真正面から向き合え~

 「水族館」に対して、読者の皆さんはどのようなイメージを持っているだろうか。休日に家族や友人、恋人と訪れ、多種多様な生き物の優雅な動きや滑稽ながら愛くるしいしぐさに魅了されたり、非日常を体感したり、癒されたり。いずれにしても水族館は、私たちのアミューズメント施設であり、レクリエーションの空間であることは疑いようもない。そういった意味では、水族館の生き物は、私たちのために存在する。

 一方で、日本動物園水族館協会(JAZA)や世界動物園水族館協会(WAZA)の公式見解によれば、水族館という場は、動物園とともに、地球上の貴重な生物の「種の保存」(域外保全)、そしてそのための「調査・研究」、さらにはそういった学術成果を一般に普及啓発する「教育・環境教育」の場であるとされている。いわば生物の飼育、管理、繁殖、保全に向けた研究機関という側面がある。すなわち水族館は、生き物のための施設でもあるのである。

 このように、「水族館は人間のための施設であり、生き物のための施設でもある」という視点に立った際に、日本国内の水族館と呼ばれる施設には、数多くの課題が存在する。その一例として、「イルカ問題」を取り上げたい。

太地町のイルカ追い込み漁と水族館

 「イルカ問題」と聞いて、今も記憶に新しいものとして、2014年から2015年にかけて起きた騒動(これを本稿では「2015年騒動」という)がまず挙げられる。この2015年騒動では、JAZA加盟の水族館が、和歌山県太地町などで行われる追い込み漁で捕獲されたイルカなどを継続的に購入してきたことに対し、「手法が残酷だ」などとして、WAZAがJAZAの会員資格停止処分を警告。JAZAは撤回を求めて追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を今後一切禁止すると採択した。また、その過程で、JAZAの当該採択に不満を持ついくつかの水族館がJAZAを脱退し、新たに日本鯨類研究協議会(JACRE)を立ち上げたという一連の騒動である。

 このように書くと、2015年騒動とは「イルカ問題」の象徴的事例であり、海外から見て「残酷」とされる入手方法をめぐる一連の問題であったかのように思われるかもしれない。しかし、「イルカ問題」とは、入手方法に限定される問題ではないばかりか、捕獲や入手といった問題は、「イルカ問題」の核心でもないと、筆者は考える。では、2015年騒動が触れなかった問題とは何なのか。

 先述の通り、WAZAやJAZAが水族館は「人間のための施設であり、生き物のための施設でもある」とする以上、「イルカ問題」の核心とは、水族館でイルカショーを行う是非論や、水族館でイルカやクジラ(以下、鯨類とする)を飼育、展示すること自体の意義そのものではないか、というのが筆者の主張である。こうした主張から改めて日本の水族館を眺めると、2015年騒動の影に隠されてしまった数々の課題が浮かぶ。これらは、日本の水族館の問題でもあり、それを曖昧にしているWAZAやJAZAの問題でもあり、そして今も続く問題なのである。

ショーの是非も鯨食文化も議論を避け

 WAZAは、従来から公式ステイトメントとして、水族館とは「種の保存」、すなわち「繁殖の拠点」であると宣言しておきながら、JAZA加盟園館で繁殖施設すら持たない水族館、つまり、種の保存に貢献する可能性の極めて低い施設への批判を展開しなかった。日本には、水族館と名乗るには疑問を覚えるような施設があるという現状には目をつぶったと言えるだろう。

 一方、繁殖が可能な施設にも課題はあった。WAZAは、日本が鯨類を食べる文化を有している点に関して是非論に及ばなかった。少し説明が必要になるが、ここには、日本の水族館で鯨類を繁殖する努力は何のためなのか、という問題が含まれている。つまり、水族館で増やされた個体を野生復帰させた場合、その個体は食用捕獲のリスクにさらされる懸念がある。水族館で増やした個体を食用捕獲するのであれば、これは保全事業というより、水産業、養殖業ではないのか。WAZAはこうした重要な論点にも触れなかった。 ・・・ログインして読む(続きは会員のみ見ることができるようです)

イルカがいなくなる!? ──問われる「持続可能な水族館」のあり方とは

https://www.sustainablebrands.jp/article/story/detail/1195296_1534.html

2019.12.24  サステナブル・ブランド ジャパン

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子どもたちに人気のイルカショー(提供:新江ノ島水族館)

持続可能な水族館のあり方を検討する任意団体「日本鯨類研究協議会(JACRE)」が、年内の法人化を目指している。設立のきっかけは3年前、多くの水族館が加盟する公益社団法人日本動物園水族館協会(JAZA)」が追い込み漁からのイルカを水族館に導入することを禁じたことだ。代わりに飼育下での人工繁殖が模索されているが、実現への課題は多い。水族館の目玉ともいえるイルカの展示やショーだが、ここにきてその存続が危ぶまれている。(いからしひろき)

そもそもなぜ「追い込み漁からのイルカ導入」が禁止されたのか?

話は2004年にさかのぼる。「世界動物園水族館協会(WAZA)」が台湾での総会で、「追い込み漁により捕獲されたイルカを受け入れてはならない」という決議を採択した。JAZAはその不当性を訴え、妥協案を提案するなどしたが、結局はWAZAの会員資格を失うことで海外から希少な動物を手に入れられなくなることを避けるため、2015年5月、会員施設の追い込み漁からのイルカ導入を禁止したのだ。

しかし日本の水族館のほとんどが、和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカを購入し展示用イルカをまかなっていたため、新たな方法を検討する必要があった。そこで追い込み漁による入手も必要な手段の一つと考える水族館が集まり2016年1月に設立されたのが、この日本鯨類研究協議会(JACRE)である。2019年12月現在、正会員である水族館40名(施設)を主要メンバーに、会の趣旨に賛同する行政、漁業関係者、研究者、企業等が加盟している。

JACREは、追い込み漁からのイルカ導入を肯定しているが、「積極的に捕獲せよ」と言っているわけではない。長期飼育と繁殖への取組みを事業の目標に掲げ、イルカの健康診断や繁殖作業につながる受信動作訓練のセミナーなども定期的に開催している。

水族館でのイルカの展示には「さまざまな問題が山積している」と言うのはJACREの挾間雅行事務局長だ。

「例として獣医の人数やスキル不足の問題があります。実は、資格取得のための勉強に魚類の項目はほぼ無く、獣医は水族館に就職してからその飼育や治療方法を習得します。比較的わかりやすい哺乳類のイルカですらわからないことが多いんです。また経験を積んだトレーナーの定着率を上げるための待遇改善も必要です」

次に繁殖技術と施設の問題だ。イルカの繁殖は非常に難しく、流産や死産が多い。1年後生存率はわずか20%程度という。また、水族館のイルカの多くがメスなので、自然繁殖させるにはオスがいる他の水族館にメスを移動させたり、逆にオスを連れてきたりする必要がある。それらのマッチングや、移動・繁殖用プールの整備などにかかるコスト、イルカの身体的負担は少なくない。近年人工授精の取組も進んでいるが、実施しているのはわずか8園館と狭き門だ。

技術や費用以前に、遺伝子の問題もある。JACREによると、日本にはいま300頭弱のバンドウイルカが飼育されているが、そうした限られた個体グループ内で繁殖を繰り返すと、近親交配が生じる可能性がある。遺伝子の多様性を維持するためにも、将来的に100%繁殖で展示用のイルカをまかなうことは不可能なのだ。

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イルカの検温(体温測定)の様子。検温時には、あおむけで水面に浮くようなトレーニングをするとともに、体温計を体内に入れても抵抗しないように訓練をする必要がある。(提供:新江ノ島水族館)

では、追い込み漁以外に野生のイルカを手に入れる方法はないのか?

挾間氏は「ない」と断言する。例えば定置網などに偶然イルカがかかったとする。しかし、そのように「混獲」されたイルカは野生に戻すことが原則となっている。

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JACREの挾間雅行事務局長

傷ついたイルカが港に迷い込んだとしたらどうだろう。動物愛護の観点からも見過ごすわけにはいかない。しかし保護して治癒が終われば、やはり野生に戻さなければならない。

では海外から輸入するのは? ロシアでは研究目的でクジラやイルカを捕獲することが認められているが、莫大な購入費用や搬送費用、長時間の搬送にともなうイルカの身体的な負担を考えると現実的ではない。さらにロシアのイルカ漁そのものが近年国際的な批判の的となっている。今年6月には、中国などに販売するためにイルカを飼育していた生簀が「イルカ監獄」と呼ばれ、海洋学者や米俳優のレオナルド・ディカプリオ氏らが開放を求めるというニュースが報じられた。

そもそもJAZAに加盟していない水族館は多数あり、動物園と違ってローカルな魚種を中心に展示する水族館は海外連携の必要性も薄い。したがって、日本で合法的な追い込み漁によるイルカの導入を再開しようと思えば再開できるわけだが、ますます高まる国際的な批判の声に逆らってまでイルカにこだわり続けるのなら、今まで以上にしっかりとした飼育目的を持ち動物福祉への配慮も必要となるだろう。

そうなると、こうした疑問が頭に浮かぶ。

「水族館にイルカは必要なのか?」

実は大小合わせて150弱ほどあるとされる水族館で、イルカを飼育しているのはわずか45館。最近ではクラゲなど別の生物に特化したり、食育などテーマ性を打ち出したり、多様に変化している。我々が抱く「水族館といえばイルカショー」という印象は昔のものなのだ。欧米ではショーどころか、飼育そのものも廃止の方向に向かっている。

しかし、水族館は商業施設である一方「研究施設」でもある。イルカを飼育することができなくなれば、イルカに対する知見を蓄積する機会も無くなり、いざという時に保護できなくなる可能性もある。また、一部で動物虐待との声があるイルカショーも、実は体力維持やストレス発散、受診のためのトレーニングという側面もある。関係者や来場者から、欧米で飼育できなくなるなら、なおさら日本では飼育を継続することが必要だとの声も多い。そう簡単にイルカの水槽を空にするわけにはいかない。

ではどうすればいいのか。 

「問題は追い込み漁の禁止ではなく、“水族館そのもののあり方”だと思います。日本は周りを海で囲まれ、水族館大国とも言われて来ましたが、水族館を主体とした法人はこれまでありませんでした。今まさに持続可能性について真剣に考える過渡期。そのための法人化であり、日本独自の水族館の発展の仕方を模索する良い機会だと考えています」(挾間氏)

アミューズメント施設なのか? 研究教育施設なのか? あるいはそのどちらでもあるような全く新しい形を模索するのか?

難しい判断と選択を迫られているのは水族館の経営者だけではなく、水族館を利用する我々自身でもあることは言うまでもない。

からし ひろき

ライター・構成作家。旅・食・酒が得意分野だが、2児の父であることから育児や環境問題にも興味あり。著書に「開運酒場」(自由国民社)がある。

~転載終了~

捕鯨を何としてでも守り抜きたい、イルカ達を積極的に犠牲にするための胡散臭い組織には

くれぐれも騙されないようにしましょうね。

自民党水族館応援議連が設立、基本法制定など活動へ」

http://www.suikei.co.jp/?p=59648

2018年7月13日 日刊水産経済新聞

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設立総会であいさつする鶴保幹事長。(右)は江島事務局長

 「自民党水族館を応援する議員連盟」は11日、党本部で設立総会を開催し、会長に二階俊博幹事長、副会長に竹下亘総務会長、世耕弘成経済産業大臣、幹事長に鶴保庸介参院資源エネルギー調査会長、事務局長に江島潔水産部会長を選任した。

 科学的根拠に基づく海洋生物資源の持続的利用の立場から、鯨類などの飼育展示・教育研究・保全活動を推進する水族館を応援し、「水族館基本法(仮称)」の制定に向けて活動することを目的とする。

 2015年4月に世界動物園水族館協会(WAZA)が日本動物園水族館協会(JAZA)に対し、会員資格停止を通告。協会が倫理的でないとする追い込み漁で捕獲したイルカを多くの水族館が入手しているためだ。日本側は展示用のイルカは水産庁と、漁業関係者と協力し、イルカがストレスを極力受けない捕獲方法をWAZAに提示したが、一方的に資格停止を通告され、脱退すると海外から動物のやり取りや情報交換などへの支障があることからJAZAは残留を選択し、イルカを飼育する全国の水族館・園約30施設が、日本鯨類研究協議会(JACRE)を設立した。

 こうした経緯や内外の動きを受けて水族館の社会的役割を基本法として明確に位置付け、水族館を発展させる目的で議連の設立に至った。鶴保幹事長は「捕鯨議連とともに、総力を挙げて鯨類資源の重要性を訴え基本法の成立に向けて取り組みたい」とあいさつした。[....]記事の続きは本誌へ

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(関連記事)

2019.12.5 補助金ありきの商業捕鯨。利権のための悪法「改正捕鯨法が成立」日本の皆さん、何で黙ってるの?子供を犠牲にしてまで捕鯨を推進する日本政府の魂胆をいい加減理解して!!

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-318.html

#2019太地町イルカ追いこみ猟 イルカの悲鳴が響き渡る日本…。「イルカ猟師とイルカトレーナーらによる拉致監禁殺害行為~情報随時更新」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

2019.3.31 捕鯨問題の真実 「日本政府はクジラの大虐殺を止めよ!あまりにおかしい!利権まみれの日本政府の捕鯨に抗議デモ@京都」活動レポ

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-259.html

補助金ありきの商業捕鯨。利権のための悪法「改正捕鯨法が成立」日本の皆さん、何で黙ってるの?子供を犠牲にしてまで捕鯨を推進する日本政府の魂胆をいい加減理解して!!鯨肉を給食に出す学校には抗議するのが親の努め。 #鯨肉ボイコットキャンペーン #捕鯨は持続不可能

2019年12月5日

環境保護の観点からも国際的に保護意識の対象になっている鯨類を、

守るどころか、クジラ達を犠牲にすることをより頑ななものにして、真逆の道をどんどん突き進む恐ろしい日本。

法律まで変えて、誰にも邪魔されなくて済むよう、自分たちの都合の良いように税金を使う体制を整えやがった。

利権が絡む捕鯨関係者の私利私欲を肥やすための悪法が誕生してしまった。

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商業捕鯨、国の支援継続 改正法が成立:時事ドットコム

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120500811&g=pol

2019年12月05日15時36分

 商業捕鯨が31年ぶりに再開したことを受け、改正鯨類科学調査実施法が5日、衆院本会議で全会一致で可決、成立した。漁業関係者の間で縮小が懸念されている公的支援を当面続けることが柱。調査捕鯨終了を踏まえ「鯨類の持続的な利用の確保に関する法律」に改称した。年内に施行する。

 国がクジラの捕獲や解体技術の普及を支援し、商業捕鯨補助金に頼らず将来的に自立できる環境を整える。反捕鯨団体からの妨害対策として、水産庁の取締船を派遣する措置も取り、円滑な操業を目指す。

 政府は今年6月、商業捕鯨に反対する国との溝が埋まらなかったため、クジラの資源管理について話し合う国際捕鯨委員会(IWC)を脱退。7月からは民間事業者が日本近海で商業捕鯨を行っている。

改正捕鯨法が成立 給食でのクジラ利用促進へ

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/191205/mca1912051721020-n1.htm

2019.12.5 17:21 SankeiBiz

 7月からの商業捕鯨再開に伴う改正鯨類科学調査実施法は5日の衆院本会議で採決され、全会一致で可決、成立した。超党派の国会議員による議員立法で、参院から先に審議していた。成立により、法律名を「鯨類の持続的な利用の確保に関する法律」とした。

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改正調査捕鯨法が全会一致で可決・成立した衆院本会議=5日午後、国会(春名中撮影)

 改正法は、目的をクジラ資源の科学調査から「持続的な利用の確保」に切り替え、国際法に基づき捕鯨業を適切な範囲で行うことが柱だ。食文化継承に向け、学校給食などでの鯨類の利用促進が盛り込まれた。

 捕鯨業は科学的に算出した種類ごとの年間捕獲可能量の範囲内で実施。政府が船や乗組員の確保、技術開発に必要な措置を講じ、違法に捕獲された鯨類の流通防止のため個体識別に関わる情報を適正に管理する。反捕鯨団体の妨害に対応するため、国の支援対象として従来の調査実施者に新たに捕鯨業者を加える。

~転載終了~

はじめから補助金目当ての国策として進められてる捕鯨

明らかに商業捕鯨ではない。

需要のない鯨肉をサポートして誰が得するのかな?

なんで捕鯨だけ特別扱い?

反捕鯨団体の妨害に対応??

最近反捕鯨団体の妨害に遭ったのっていつですか?

過去に盛り上がったネタをいつまで引っ張るんですか?

子供を危険にさらしてでも、なんとしてでも捕鯨を続けようとする日本。

その実態に疑問を抱きさえしない、さすが無関心バカだらけの日本。

政治家の中にも日本がどうしてここまで捕鯨に執着しているのか理解できてないアホがいるとは聞くが、

全員なワケないだろうと。。。

日本の捕鯨が食文化のためにあるのではないことを到底理解してるであろう、

ましてや動物問題を訴えている議員でさえ、無関心を決め込み賛成票を投じているとは。

唯一、反対票を投じたのはれいわ新選組の2名のみ。

絶望を優に超えて、もう表す言葉が見つからない、そんな感じ。

第200回国会 2019年 11月 29日 投票結果

商業捕鯨の実施等のための鯨類科学調査の実施に関する法律の一部を改正する法律案】

投票総数 227 賛成票 225 反対票 2

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/200/200-1129-v009.htm

ほんとにね。。。

日本人があまりに騙されやすく静かだから二階や安倍や捕鯨関係者が調子に乗ってやりたい放題。

日本人は政府やマスコミの思いのままに操られ捕鯨不都合な真実についてあまりに知らなさすぎ。。

日本で捕鯨問題を訴えてる希少な団体LIAが、今回の件に触れて捕鯨不都合な真実について情報まとめてくれてる。

日本人はこの記事を全員読むべし。

日本の捕鯨がどれだけヤバイか解るから!!

そしてこの現実は無関心勢力だけが引き起こしているのでない。

問題を理解していながら呑気に構えてる、危機感ない人があまりに多く思える。

捕鯨反対ならこの記事を積極的に拡散するくらいの行動してほしい↓

必読「捕鯨法改正が国家犯罪になる可能性」

http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1963579.html

以前日本がIWC脱退を決めて商業捕鯨再開を発表した当時、

アイスランド捕鯨会社社長が、日本の判断についてどう思うかコメント求められた時の回答が印象に残ってる。

ロフトソン社長「個人的にはIWCから脱退する日本政府の決定に100%同意します」

しかしその一方で

「約30年間も続いた日本の調査捕鯨は少し行き過ぎていた。再開される商業捕鯨が政府の補助を受けて行われないことを望んでいる」と答え、日本の捕鯨政策に不信感を抱いてる発言もしていた。

同じ捕鯨関係者からも、日本の捕鯨が怪しいことがバレているという恥ずかしさ。。

「クジラの血が体に流れる」アイスランドの鯨捕りは日本のIWC脱退と商業捕鯨再開の方針をどう見たか

2018/12/25(火) 12:03 木村正人/ 在英国際ジャーナリスト

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20181225-00108985/

今回の一件で、日本の捕鯨が伝統文化を守るためではないということがより世界に発信されたも同然なんですけど、

それでも堂々とシラを切るのがJAPAN。

凄いパフォーマンス、演技力だ。

鯨肉がいかに素晴らしいかをアピールするため、SDGsまで悪用する捕鯨関係者まで出てくる始末。

もうこれ以上日本を愚かな国にするのは止めてほしい(>_<)

ノルウェー商業捕鯨を行うMyklebusut Hvalprodukter ASの子会社である株式会社ミクロブストジャパン(本社:東京都中野区、代表取締役:志水浩彦)は、持続的な捕鯨は国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に合致することを広く日本国内の人に知ってもらうため「くじらSDGs」を設定し、日本国内で鯨肉の販売・普及・伝統文化の保全を行うと宣言しました。

日本初!捕鯨会社が「くじらSDGs」を宣言!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000046160.html

さすがにそれはないだろとツッコミいれてるまともな日本人がいるのを確認できるのが、ほんの少しだけ救いなのか?

日本がIWC脱退したことがきっかけで、日本の捕鯨問題がなんかおかしい事に気づき

声をあげる一般の人々が増えてはいる。

学校給食に鯨肉を流通させようとしているニュースでは、まともな感覚の日本人の意見を多数見かけた。

政府の魂胆バレバレ。

しかしただ呟くだけで終わってしまう静かな日本が本当に気持ち悪い。

日本人は本当都合よく利用されやすい存在。ここまでされて悔しくないのか?

これ海外だったら頻繁にデモ起こってる状況だと思うけど、なんで日本てこんな大人しいのか、本当に理解不能

誰か目立つ東京で捕鯨反対デモやる団体や個人はいないのか?

私は3月に京都でやったが、私みたいな呼びかけ力もなく、協力者も少ない、そんなちっぽけな存在しかない私でもやったのに、なんでもっと力のある人たちがやろうとしないのか。

デモ行進とか大きな活動は、呼びかけ力や注目を集められる人気のある団体や個人がやるのが1番良い。

今やらないでどうするのか。

捕鯨反対なら、もっと活動盛り上げて欲しい。。

誰かがやってくれるだろう、

日本人特有のそういう甘えがこの事態を招いてることもある。

無関心より怖いのは

問題を理解してる人が口を瞑ること。

学校給食でクジラ 商業捕鯨再開で超党派議員が法改正案

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191116/k10012179751000.html

鯨肉の危険性はとっくに日本で問題になっているが、

この度の改正案を世間に信じこませるため、こんなニュースが発信されていたが、

こんな適当なニュースに騙されてはいけない。

こんな適当なことを言う人が活発に進めている捕鯨政策のことを忘れてはならない。

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またこの調査結果を発表しているのが国立水俣病総合研究センターであることを気にしなければならないし、

坂本所長特任補佐が「一部はメチル水銀として存在している」という発言を見逃してはならない。

すべては計画的に行われている。

私たちは本当に恐ろしい国に住んでいるだってことを自覚しなければならない。

子どもの発達に影響なし 太地町での鯨肉食健康調査

https://www.agara.co.jp/sp/article/34557

2019年11月22日 紀伊民報AGARA

 環境省国立水俣病総合研究センター(熊本県水俣市)は21日、捕鯨が盛んな和歌山県太地町で調査していた、鯨肉などの食事による水銀摂取と子どもの発達への影響について「明らかな健康影響はない」と発表した。センターはこれまでに成人でも同様の調査結果を報告しており、三軒一高町長は「科学的な根拠に基づいて証明された」と話した。

 小魚やイカを食べるクジラは、食物連鎖の頂点に位置するため、高い濃度の水銀を体内に蓄積することが知られている。太地町は鯨肉食に伴う水銀の健康への影響を懸念する声を受け、センターに調査を依頼。2009~11年度に取り組んだ成人を対象にした調査では「明らかな健康影響が認められない」と報告しており、引き続き子どもへの影響を調べていた。

 報告会は同町公民館であり、地域住民約100人が参加。センターの中村政明・臨床部長(56)と、坂本峰至・所長特任補佐(65)が調査結果を報告した。

 脳の発達期にある胎児や小児期には、毒性のあるメチル水銀の影響を受けやすい。そのため、12~17年度にかけて太地町那智勝浦町串本町の小学1年生計133人(男児66人、女児67人)のへその緒と毛髪に含まれるメチル水銀濃度の中央値を調べた。

 その結果、へその緒のメチル水銀は他の地域より、毛髪の水銀濃度も全国調査より高かった。

 その上で知能や読字、色覚などの検査による小児発達の評価項目との関連性について調べたが、中村臨床部長は「小児発達に明らかな影響を与えるものではなかった」と評価した。

■無毒化された水銀に

 また、坂本所長特任補佐は、なぜクジラ自身や人へ影響がないのかを明らかにするため、4種類のクジラ120頭の筋肉や20頭の臓器を分析。その結果、メチル水銀は一定濃度に達するとストップし、水銀のほとんどは魚に多く含まれる「セレン」という元素と結合し、無毒化された水銀になっていることが分かったと報告した。

 このことから、坂本所長特任補佐は「一部はメチル水銀として存在しているが、残りは生体への作用がない水銀となっている。したがって心配されるような影響ないと考えられる」などと説明した。

 報告を聞いた町内の女性(68)は「子どもの健康にも影響がないと聞き、本当に安心した。安心してクジラ肉を食べたい」と話した。

 三軒町長は「最初にこの調査をやろうとした時には、もし大変なデータが出たら日本の捕鯨産業をつぶしてしまうのではないかなどといろんな批判もあったが、クジラを食べ続けてきたクジラの町として証明する責任があると考えた。結果から学校給食にと自信を持って言えるし、世界にも発信できる」と話していた。

~転載終了~

海洋汚染もどんどん深刻さを増しているという事も当然考慮しなければならない。

魚を食べること自体から問題視しなければならない現実が訪れてるのに、

それだけ観ても鯨食べるとかありえないと考えられる人になってください。

持続可能な未来を本当に考えているなら、捕鯨に反対するしかないんですよ。

「環境汚染でイルカの母乳がほとんど毒に」News week

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/post-13527.php

2019年12月3日(火)18時20分 ロージー・マッコール

<滋養がたっぷり必要な子どもに、体内でいちばん強い毒を出してしまう母親という痛烈な自然の皮肉>

近海に生息するネズミイルカは、あまりに多くの有毒物質を体内に摂り込んだ結果、母乳も有毒になっていると、「環境科学」に論文を発表した研究者は警告した。

小型のイルカ、ネズミイルカの体内にあるポリ塩化ビフェニル(PCB)を調べた研究で、ネズミイルカの子どもの体内にあるPCBは、母親の体内にあるPCBより毒性が強いことがわかった。これは、母親の解毒メカニズムが無意識にいちばん強い毒を母乳と一緒に体外に排出しようとするせいだと、主執筆者の英ブルネル大学のロージー・ウィリアムスはいう。

PCBは1920年代に登場し、電気製品や塗料などに使われた。1980年前後に世界中に禁止されたが、環境中からは今も消えることなく、野生動物を傷つけ続けている。

廃水と共に海に流れ込んだPCBは、海の食物連鎖に入り込む。PCBを摂り込んだ小魚をより大きい魚が食べ、その魚をイルカが食べるといった具合に食物連鎖の上にいけばいくほど、PCBの濃度は高くなる。そしてネズミイルカでは、それが母乳を通じて子に受け継がれている。

その毒は、イルカの神経発達を阻害し、免疫や繁殖に悪影響を及ぼしかねない。

一方、PCB濃度が生涯で最も高くなるのはオスだ。メスと違い、子どもに毒を押し付けることができないからだ。

「悲劇的な皮肉だ」、とウィリアムズは言う。環境中のPCBは徐々に減り始めているが、動物への悪影響はまだ続く。

~転載終了~

鯨たちの苦しみが理解できなくても、家族の苦しみ、大切な人の苦しみは理解できるはず。

もうどうか騙されないで。無関心を終わらせて。

情報は探せばいくらでも出てくる。

親御さんは、子供に鯨肉を食べさせないよう今すぐ行動してください。

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(関連記事)

2019.6.20 現代でもダメージ蓄積「メチル水銀水俣病は終わった話ではない

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65295?page=3

「日本のクジラとイルカの肉に含まれる有害科学物質および日本の消費者の健康に及ぼす影響」

http://www.bluevoice.org/pdf/DolphinsAreNotFood_Jp.pdf

2013.9.17「多くのフェロー諸島の住民はゴンドウクジラ肉を食べなくなっている」

https://cetajournal.net/?p=866

2008.12.1「フェロー諸島政府へゴンドウクジラを人間の食用に使用することを中止する勧告」

https://www.toxic-menu.org/archive-suigin-iranai-jp/archives/462.html

2019.03.12「日本捕鯨IWC脱退:その本当の意味」

商業捕鯨にするという以上、今後は事業動機や資金の流れが変わるはずだ。もしも変わらないとすると、鯨研に数十億円国費を注ぎ込み続けることの是非を納税者は問うべきだろう。初めにコストありき、それを収入が賄えないなら国庫の補助金で埋めるとは、商行為にあるまじき行動原理だ。もはや、成り立たない。

https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00667/

動物達の首を片っ端から容赦なく切り落とす…あのネパールの世界一残酷な生贄イベント「ガディマイ祭り」は終わっていなかった…。2019年12月3日・4日ネパールにてガディマイ祭り。動物達の断末魔の叫び…あの恐ろしい光景が再び…。 #BloodlessGadhimai #GoVegan

5年に1度、ネパールで続いてきた世界最大規模の動物虐殺イベント「ガディマイ祭り」

世界中からの非難、たえまない抗議活動を続けた人々の成果により

5年前に、禁止になったというニュースに喜んだ人たちは多いであろう。

そしてもう終わったと思っていた人も多いであろう。

私もそんなひとりである。

その情報をまとめた過去記事↓

2015.8.2「世界最大の動物虐殺祭 ガディマイ祭」が廃止に☆~命を捧げるたびに、 私たちの心は重くなります。 今、古くからの慣習を変える時が来ました。 殺戮や暴力を、平和的礼拝と祝福へと変える時期が来たのです。~

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1621.html

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しかし、、、終わったと思っていたはずのガディマイ祭りは終わっていなかった…。

あれから5年。今日12月3日はその初日であり、明日12月4日も開催予定…。

現地で活動しているHumane Societyからの情報によると、必死の抗議活動は無視され祭りは開催。

犠牲者数は減ったとは言え、少なくとも水牛3500頭が犠牲に…。

今日12月3日のガディマイ祭りの様子↓

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犠牲になるところを救われた命↓

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祭りがまだ行なわれていることは今日ARC岡田代表の投稿で知った↓

改めて情報をチェックしてみたけど、廃止宣言がなされその動きがあっただけで2014年を最後にすると言ってはいなかった。

見逃していたが2019年を最後にするというニュースは流れていたようだ。

廃止の動きがあるということを知らない、現地に情報が行き届いていないということもある一方で、

それを知っていても、知らないフリをして動物を会場に運ぶ人たちも多数いた模様。

まずは岡田さんが上で紹介されているネパールで抗議活動を続けておられる団体の情報から。

FAWN attenuating world’s largest cultural slaughter

https://myrepublica.nagariknetwork.com/mycity/news/fawn-attenuating-world-s-largest-cultural-slaughter?fbclid=IwAR3g3HdPAWdIdY4qzPRoj8Gj7sjs7TyQdYSbSrPs8VZHAjbFuN2UgBGwoSc

December 2, 2019 (自動翻訳機より。おおまかに意味は解るかと思います。)

ネパール動物福祉連盟(FAWN)は、ガディマイ祭りで世界最大の文化的犠牲を最小限に抑えるために、地元の人々と共に数多くのキャンペーンを精力的に実施しています。

このフェスティバルは5年ごとに開催され、ネズミ、ニワトリ、ヤギ、バッファロー、ブタなど数千匹の動物が虐殺されます。

主にバッファローは開放的な野原で虐殺され、非常に恐ろしい。

ネパールの最高裁判所は動物の犠牲を阻止する判決を下したが、何千匹もの動物が殺害のために寺院の敷地内に集められた。今年は11月17日に始まり、12月3日と4日に犠牲の日が予定されています。

ネパールからだけでなく、同数の動物が開かれたネパールとインドの国境から持ち込まれます。

したがって、FAWNのボランティアはネパールで動員されています - インドの国境は、祭りの間に生きている動物の違法な浸透をチェックします。

FAWNの開始の下で、寺院委員会は祭りの間に鳩を殺すことを完全に禁止しました。

同様に、寺院委員会は動物を殺す代わりに寄付するという考えを思いついた。

神殿委員会はまた、あまりにも若い動物が犠牲になることを避けるために殺害のために持ってきた動物の分類のポイントに来ています。

FAWNのスネハ・シュレスタ社長が率いるチームは、寺院の敷地内で組み立てられた動物の日常的な餌付けに従事しています。FAWNは彼らに無料のフィードを提供しています。

FAWNが発行したプレス声明は引用している。

スネハ・シュレスタは、インド政府はインドネパール国境を経由して動物の流入に対する厳しい警戒を維持することによって、完全に協力していると言いました。

しかし、ネパールからの検疫ポストの不在は、国境を越えて膨大な数のボランティアを動員するためにFAWNを強制しました。

ネパールのHumane Society Internationalより

https://www.hsi.org/news-media/2019-gadhimai-festival-animal-sacrifice-crackdown/

ラクサウル、インド – 動物保護グループヒューマンソサエティインターナショナル/

インドは、インドとネパールの国境弾圧が、数万のバッファロー、ヤギ、その他の動物の儀式の斬首を含む今年のガディマイ祭りで殺される動物の数を減らすことを望むと言います。5年ごとに行われるネパールのバラ地区の大量犠牲は、12月3日に開催される予定です。

もともと2015年に動物の犠牲禁止を約束したガディマイ寺院は、この問題に沈黙しており、HSIや他の地元の動物や信仰団体は、流血を止めるために介入するためにネパールの首相に直接訴えています。

HSI/Nepalが、2,000以上のバッファローが、主に暗闇の下で、犠牲のアリーナに国境を越えて取られていることを確認するにつれて、無血のガディマの希望は衰えつつあるようだ。

多くの水牛の子牛は、下痢の疑いと寒さへの暴露によってアリーナで死亡したと報告され、他の者たちは病気に冒されています。

人道協会インターナショナル、動物福祉連盟ネパール、動物の人々のチームは、インドの武装警察、サシャストラ・シーマ・バルを支援するために国境の両側に配置しました。

警察執行官が車両を停止してチェックする際に同行し、HSIは発見された動物を取り除き、禁止について信者と話すことで支援しています。

HSIの報告によると、これまでに数百頭のバッファローとヤギが押収され、インドに戻る旅をするためにさらに数百頭が追い返された。

ヒューマン・ソサエティ・インターナショナル/インドのチームは、ガディマイに最も近い国境の町ラクソールでSSBを支援してきたアロクパルナ・セングプタ専務理事が率いる。インドの家族は徒歩で旅を始め、インドで犠牲のために動物を購入したネパール人の信者は、SSBによって停止され、主にヤギやハトを飼っていました。

セングプタは、「SSBによって止められている事実上すべての人は、ガディマイ寺院が動物の犠牲を禁止することを宣言したことを認識していますが、とにかく動物を連れて来ています。

私たちのHSI/インドチームは、献身者と動物を助けるために話をしてきましたが、女神のために血の犠牲を提供する習慣が長い間持続しているので、人々の心を変えるのは非常に難しいことは明らかです。

少なくとも、5年前の最後のフェスティバルで今回よりも少ない動物を見てきましたが、流血を完全に止めなれないとしても出来る限り減らしたいと考えています。

最後のガディマイの悲惨な光景は、見た目の限りでは切り捨てられたバッファローで、今でも私を苦しませています。

私はそこに戻るのが怖いが、我々は証人を負担し、これらの無力な動物のためにできる限りをしなければならない。

初めて、ネパールの最高裁判所は、フェスティバルでの動物の犠牲を減らすために政府機関に指示し、ネパールの政府省のいくつかは、ガディマや他の場所で動物の犠牲を思いとどまらせる声明をここ数ヶ月で発表しました。

ネパールの文化・観光・民間航空省、内務省、通信・情報技術省は、動物の犠牲を減らし、落胆させ、最終的に終わらせるために、地元の新聞に通知を掲載しました。

2009年の最盛期には、ガディマイで約50万匹の水牛、ヤギ、ハトなどの動物が虐殺されたが、ヒューマン・ソサエティ・インターナショナル/インドなどによるたゆまぬ努力のおかげで、2014年には約3万匹に減少した。

この1年間、2019年のガディマイ・イベント、HSI/インド、HSI/ネパールに至るまで、FAWNと共に、動物を連れて来るのではなく、花やお菓子を提供するために、フェスティバルに参加する推定500万人の信者に代わりに花やお菓子を提供するよう促す巨大な市民啓発キャンペーンを進めました。

インドでは、HSIがビハールの動物飼育部、動物のための人々、地元のグループジャグ・ジャグラン・サンサンタンと共に、複数の言語や方言でラジオ広告や看板をスポンサーするほか、無血のガディマイ・メッセージを宣伝するストリートシアター演劇を上演しました。

カトマンズとバラでは、HSI/ネパール、FAWN、その他の動物福祉団体と共に多信仰団体が協力し、ネパールのすべての宗教、文化、カースト、民族、言語グループで宗教的な動物の犠牲を禁止するよう政府に要請している。

HSIはまた、国民にネパールの首相に、犠牲を止めるために介入するよう緊急の嘆願書を送るよう求めている。

伝統的に動物を虐殺し、死体を取り除き、皮をむくという厳しい任務を持つダリット・コミュニティ(ヒンドゥー教カースト制度の中で最も低い社会集団)の一部のメンバーは、抗議によって彼らのサービスを提供することを拒否しています。

人道協会インターナショナル/ネパールのタヌジャ・バスネットディレクターは、

「ここネパールでは、この血液祭に対する反対が高まっており、すべての利害関係者に最高裁判所の判決を尊重するよう強く求めます。一部のダリットグループを含む動物福祉団体や宗教団体は、代わりに動物の殺害と思いやりの促進に反対している。ダリットが死体の殺害や除去を拒否した場合、死体は腐敗するので、神殿に健康と安全の頭痛を与えます。

HSI/Nepalは、ガディマイに持ち込まれたハトの犠牲を止めるために、動物福祉団体とマハガジマイ自治体による共同イニシアチブを支援してきました。

永久的な鳩の家は、献身者が解放と生涯のケアのために彼らの鳩を持参するように促されているに建てられました。マハガダミ市長とガディマイ・フェスティバル運営委員会は、ガディマイ・フェスティバルで動物の犠牲を減らす宣言を行いました。

HSIの国境警備隊の写真や#BloodlessGadhimaiの活動はこちらからダウンロードできます。

ガディマイ祭り2014のビデオと写真はこちらからダウンロードできます。

動物の権利活動家からの抗議にもかかわらず、数万匹の動物がガディマ島で虐殺されている

動物の犠牲をなくすために取り組む最高裁判所の命令に沿って、寺院は鳩を犠牲にすることを止めることにしました。

https://tkpo.st/34Exr1m

Laxmi Sah Published at : December 2, 2019

ガディマイ寺院の敷地内には、26のロパニスの土地に広がる大規模な食肉処理場があります。

火曜日には、この構造の中で、30,000匹以上の動物が犠牲になり、その床は血で赤く走ります。

食肉処理場には現在3,000のバッファローがいて、警察とワイヤーフェンスで保護されています。

開放された動物の半ダースは、他の多くが病気で薬を飲んでいる間、寒さのためにすでに死んでいる。

ジャーナリストや一般の人々は、写真を入力したり、写真を撮ったりすることはできません。

5年前、動物の権利活動家からの声高な抗議の後、メディアの多くの報道は、ガディマイ寺院がすべての動物の犠牲を禁止すると発表しました。

しかし、食肉処理場で犠牲を待っているバッファローの群れは、そうでないと言います。

「私たちは人々に動物を虐殺するよう頼んだのではありません」と、ガディマイ神殿管理委員会のラムチャンドラ・サー・テリ委員長は言いました。

「彼らは一人で来ました。結局のところ、それは彼らが遵守してきた伝統であり、それは祭りをとても人気のあるものです。我々は大量虐殺を支持しないし、反対もしない」

権力ガディマの女神に敬意を表して5年ごとに開催されるこのフェスティバルには、ネパールとインドから何百万人もの人々が参加しています。

月曜日の時点で,何千人もの人々がすでに犠牲の動物と一緒に神殿の敷地内に到着していました。

「私は女神ガディマを大いに尊敬しています」とインドのモティハリ出身のビシュワナト・カラワルは言いました。

「私たちは幸せに私たちの提供を提供しています。それは私たちの選択です。

水牛、ヤギ、ニワトリ、アヒル、ハトなどの動物を犠牲にすることは、この祭りの長年の特徴となっています。

マンガル・チャウダリー(神殿の主な司祭)によると、水牛を犠牲にする縁起の良い日は火曜日、他の動物については水曜日です。

「動物の権利活動家によるキャンペーンにもかかわらず、訪問者数は減少していない」と、今年約500万人の巡礼者を見込む67歳のチャウダリー。

委員会は今年3万匹以上の動物が犠牲になると予想している。

ガディマイはバリヤプールに位置し、バラの本社カライヤから北へ6キロ。

敷地内にはパサハ川のほとりに2つの小さな非記述的な寺院があります。

寺院の敷地内には池があり、水田に囲まれ、2つのダルマシャラがあります。

しかし、5年ごとに、この静かな空間は巡礼者や動物で生き生きとしています。

屋台や芸能人が一夜にして湧き上がる。ミニサーカスもあります。

多くの人にとって、大量虐殺は祭りに「栄光」を与えるものです。

しかし、2009年以来、神殿当局に対して、欲しい動物の犠牲を禁止するよう圧力が高まっている。

抗議行動を見越して治安が強化され、合計1,500人の警備員が地域に配備されました。

ネパールとインドの国境沿いには70台の閉回路カメラがあり、警備も強化されている。

「我々は巡礼者の安全に特に注意を払っている」とビカシュ・ラージ・カーナル警視は言った。

2016年8月、最高裁判所は大量虐殺に対する申し立てに応じ、ガディマイフェアで動物の犠牲を止めるよう政府に命令を出した。

ガディマイ5年祭りメイン委員会は、裁判所の命令に従うと述べ、鳩を殺さないことを決定しました。

「我々は、彼らが平和の兆候であると信じられているので、鳩を犠牲にしないことに決めました」と、委員会コーディネーターのナレシュ・シャーが言いました。

委員会によると、犠牲の水牛の年齢基準もあり、若い動物は犠牲になりません。

感染症から国を守る地区動物検疫局は、動物が運ぶ伝染病に対する意識を広めるキャンペーンを共同で開始しました。

また、適切な道路、電気、駐車場、飲料水、投棄場所、ラトリン施設もなく、病気が広がる可能性が高まっています。

これらのキャンペーンは、動物を保護するために私たちを刺激しました。

「私たちは鳩から始めています」とコーディネーターのサは言いました。

しかし、抗議にもかかわらず、大量虐殺は火曜日と水曜日に予定されています。

ネズミ、ハト、ニワトリ、アヒル、ブタ、バッファローの7匹の動物を犠牲にした後、虐殺は進行する。

フェスティバルの最後のイテレーションでは、推定10,000のバッファローが他の動物と一緒に虐殺されました。

過去には、ガディマイ地域のチャマールコミュニティは、犠牲になった動物を消費し、彼らの肉を取引しました。

他のヒンズー教の儀式とは異なり、虐殺された動物は犠牲によって家に持ち帰られるものではありません。

しかし、今年、チャマルスの一部は、フェスティバルをボイコットすることを計画しています。

第一に、死体は健康に良くない。「彼らは以前に私たちの多くを病気にしました」と、ボイコット委員会の秘書ラジ・ナラヤン・マハラ・チャマルが言いました。

「それはまた、私たちのコミュニティの威信に関連する主題です。犠牲になった肉を交換するので、多くの人が私たちを軽蔑します。フェスティバル委員会は死体を管理することができます。

チャマールによると、彼らは今年の祭りのプラサドとして野菜、ココナッツ、お菓子、ティカのみを受け入れる予定で、肉は受け入れません。

一方、動物愛護団体である動物福祉財団も、このフェスティバルで犠牲に反対する運動を開始しました。

しかし、キャンペーンは実際には離陸していないと、財団の議長スネハ・シュレスタが言いました。

ネパールでは、動物の福祉に関する行為はありません。

「我々は、政府が動物福祉に関する法律を導入することを要求します」と、シュレスタが言いました。

動物を犠牲にすることは迷信です。

宗教的なテキストのどこに、神々と女神が死んだ動物を望んでいると書かれていますか?

伝説によると、17世紀に1人のバグヴァンダス・タルがマクワンプルで殺人罪で投獄された。

タルはガディマの女神に祈り、フェスティバルの会場であるバリヤプルに連れて行くと約束した。

祭りは、司祭チャウダリーによると、その後、女神に敬意を表してタルによって始まりました。

しかし、シュレスタによると、動物を犠牲にすることは、常に伝統の一部として守られるとは限りません。

「かつてはサティ制度があったが、今では廃止された」と彼女は言う。

動物の虐殺も、サティのように廃止すべきだ。罪のない動物が殺されれば、神々は幸せになれないだろう。

以下は2015年の情報。

ネパール伝統の殺生祭 終結

https://www.epochtimes.jp/p/2016/01/24496.html

2015年09月14日 16時32分

 ネパールのガディマイ(Gadhimai)寺院では、265年前から5年に一度、世界最大の動物供犠を伴うガディマイ祭が執り行われてきた。祭りの時期になると、約250万人のヒンドゥー教信者がインド、およびネパール各地から牛、羊、豚などの家畜を連れてガディマイ寺院に集まり、連れてきた動物を生贄としてガディ女神に捧げ、神の加護を願う。インド政府が祭り期間中の動物の輸出を規制したにもかかわらず、2014年に開催された祭りでは20万頭の動物が殺された。

 短期間で数十万頭の動物が無惨に殺されてしまうガディマイ祭りに対し、世界動物愛護団体は抗議の声を度々挙げてきたが、最近ようやく「2019年の祭りを最後に、動物の殺戮を禁止する」とガディマイ寺院が宣言した。祭りの関係者は「古くからの慣習を変える時がきました。血まみれの殺戮や暴力を、平和的礼拝と祝福へと変える時期がきたのです」と話した。

 これに対し、ネパール動物福利連盟の責任者は「寺院側からこのような屠殺禁止令が発表されたことを、とても嬉しく思っています。しかし、我々の任務はまだ終わってはいません。この禁止令をより多くの人々が支持し、遵守するよう働きかけねばならないのです」とのコメントを発表。だが寺院側は、「265年の歴史を持つ祭りの儀式を短期間で変えるのは、とても難しいと思います。血まみれの動物を捧げてはじめて女神のご加護を得られると、多くの民衆が深く信じているからです」と指摘している。

 国際人道協会動物保護組織の顧問は次のように述べている。「当面の課題は、動物を供物として惨殺するのが非人道的な行為であることを、どのようにして多くの信者たちに理解してもらうかである。我々はこれからの3余年の間に、信者たちに正しい観念を教育しなければならない」

(編集翻訳・賢吾)

2014年当時の情報も改めて張っておきます。

ヒンズー教の祭り、規制でいけにえ10万頭減 ネパール

https://www.afpbb.com/articles/-/3033239

2014年12月3日 14:23 発信地:カトマンズ/ネパール [ アジア・オセアニア ネパール ] AFP BB NEWS

【12月3日 AFP】

数十万頭という動物のいけにえを捧げることで知られる5年に1度のヒンズー教の祭りが先月末、ネパールで行われたが、今年は隣国インドが動物の輸出を規制したため、いけにえの数が前回の約30万頭から約20万頭へと大幅に減った。

 この祭りはインド国境に近いネパールの村、バリヤプール(Bariyapur)で先月28、29日に開催された「ガディマイ祭」。

力を象徴するヒンズー教の女神ガディマイ(Gadhimai)に対し5年に1度、水牛やヤギ、ハトなどがいけにえとして捧げられるもので、インドやネパールから250万人ほどの信者が訪れる。前回2009年には推定30万頭の動物が首を切り落とされたり、喉をかき切られたりしていけにえとされた。

 この祭りに対し、動物愛護運動家たちからは動物の殺りくを止めるよう圧力が強まっていたが、インドの最高裁判所が今年に入り、この祭りに関連する動物の輸出を禁止。信者たちが水牛やヤギを寺院へ連れて行かないよう、警察に国境を監視させた。

 祭りの主催者側によると、このインド政府の規制措置により、今年いけにえとされた動物の数は推定20万頭と前回よりも約10万頭減少した。「インドの裁判所命令により、いけにえのための動物を連れていた多くの信者が国境を越えることができなかった。結果、今回はいけにえの数がかなり減った」という。

 一方、動物愛護運動家たちは今回の裁判所の決定を称賛しており、ネパールでの動物の虐殺を禁止させるために圧力をかけ続けていく構えだ。

 動物ネパール福祉ネットワーク(Animal Nepal Welfare Network)のマノジ・ガウタム(Manoj Gautam)会長はAFPに対し、「私たちの目標は、動物を宗教的ないけにえに用いるのを完全に止めさせることだ。インドでの輸出禁止措置はかなりの効果があったが、ネパール政府にこの野蛮な儀式を止めさせる必要がある」と話した。(c)AFP

~転載終了~

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(追記)

その後、日本のメディアからも情報発信されてました。

また世界主要メディアからも情報多数発信されています。

そりゃそうだ。

世界最大のいけにえ祭り、ネパールで開幕 前回は動物20万頭が犠牲に

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191203-00000037-jij_afp-int

12/3(火) 23:34配信

【AFP=時事】ネパール辺境部の村で3日未明、世界最大のいけにえ祭りとして知られるヒンズー教の祭りが始まった。5年に1度開催されるこの祭りで、いけにえをやめようとする動きもあるが、信者たちは今回も多数の動物たちをいけにえにささげ始めた。

【関連写真】地面を覆い尽くす、いけにえとして殺された水牛の死骸(ショッキングな表現が含まれます)

インドとの国境に近い村バリヤプール(Bariyapur)では、厳重な警備態勢が敷かれる中、ヤギやネズミ、ニワトリ、豚、ハトなどのいけにえをささげる「ガディマイ祭り(Gadhimai Festival)」が幕を開け、地元のとあるシャーマン(霊媒師)が、自らの体の5か所から採取した血をささげた。

 サッカー場よりも広く、壁で囲まれた会場に水牛数千頭が集められ、鋭利な刀などを手にした殺処理係約200人が入場すると、興奮した信者たちは中の様子をひと目見ようと木に登った。

 祭りの主催組織の一人はAFPに対し、「いけにえは今日始まった。私たちはこれを支持しないようにしていたが、人々はこの習わしに信仰を抱いており、ささげ物と一緒にここへやって来た」と話した。

 力を象徴するヒンズー教の女神ガディマイをたたえる祭りを控えた数日間は、ネパール国内と隣国インドから集まった大勢の信者が、野外で寝泊まりをしながら祈りをささげた。

 2014年に開催された前回の祭りでは、2日間でヤギやネズミなど推定20万もの動物が殺された。

 だが2015年に寺院側が禁止令を出し、1年後にはネパールの最高裁判所も政府に対していけにえをやめさせるよう命じたことから、数世紀にわたって続いた習わしが終わりを迎えるとの期待が高まった。

 一方で動物愛護活動家らは、政府当局も寺院側もこうした規則を履行できていなかったと指摘。インドの国境警備当局やボランティアはここ数日、許可を持たない業者や信者が国境を越えて運び出そうとしていた多数の動物を押収したものの、大量の移送を阻止することはできなかった。【翻訳編集】 AFPBB News

(その他)

●DailyMail

Thousands of buffalo lie dead as the world's biggest animal sacrifice begins: 200 sword-wielding butchers carry out slaughter in Nepal, despite outcry over festival bloodshed

https://www.dailymail.co.uk/news/article-7750025/The-worlds-biggest-animal-sacrifice-begins.html

●Nepali Times

Night before the slaughter

https://www.nepalitimes.com/latest/night-before-the-slaughter/

8年前の今日、Vegans Cafeに出逢った。さっち~とVegans Cafeの思い出まとめ。「Vegans Cafeへのラブレター」2019年11月30日 日本のVeganを発展させた、京都藤森Vegans Cafe閉店。~8年間本当にありがとう~ 動物一同

動物達が置かれている問題に心痛め、焼肉店から菜食店へ!

その見事な転身ぶりに、注目した人も多かったであろう、

この日本にヴィーガニズムの意識を植えつけてくれた一番のお店と言っていいVegans Cafe。

しかし、突然の閉店のお知らせが!!(T_T)

その知らせにVegan界は騒然。あちこちからショックの声!!

これほど惜しまれる店はないのではないか、、、

私が最初にVegans Cafeと出会った日。

ちょうど8年前の2011年11月27日。

河原町で活動を終えて、そのあとK兄貴に連れていって貰ったのがきっかけ。

その時のことが書いてある記事↓

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-549.html

動物のために繁盛してた焼肉店を閉めて、菜食店になったこんな家族がいるのか、こんなお店があるのかと!!

強烈な動物の味方の存在に凄く励まされた。

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ブログ内を「Vegans Cafe」で検索すると100件以上の記事がヒットする。

私のVeganの道は、Vegans Cafeと共にずっとあったんやな(ToT)

動物を助けようと訴えると、世間から冷たい視線を向けられる、

その声をなかったことにされる、、そんな日常が当たり前の中で、

強力な味方が現れた。

Vegans Cafeの存在がどれだけ、力になってくれていたことか。。。

それが今振り返ってとても良く解る。。。

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(2012年10月撮影 http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-918.html

2014年にオカンが死んでから、伏見から引っ越してVegansが遠くなってしまった、

また夜の営業は土曜だけという、営業時間内に足を運ぶのが非常に厳しく、

それと松田夫妻がVEGAN畑をすることになり石川県に引っ越されてしまった影響も個人的にあったであろう、、

この数年、1年に1~2度しか足を運べていなかった、、、。

閉店と聞いて、大切なお店の売上協力全然出来てなかった事を反省(>_<)

数年前にVegansを引き継いだ花木店長に閉店の理由を聞いたが、

(花木店長は元焼肉店で松田店長と一緒に働いていた方。)

今回は売り上げ的な問題ではなく、テナント契約に関する問題発生での閉店とのこと。

そして、ここでは閉店するけど、今後良い場所が見つかったら再オープンもしたいという。

よよよよ、良かったーーー!!

完全閉店じゃなくて良かったーーーー(/_;)

まあそれでも私は、この場所での思い出があまりにも深いので、

淋しい気持ちが軽くなったりはしないけど(T_T)

閉店と聞いてから、2度訪問。

こないだラストVegansしてきた。

一緒に行ったのは、神戸からわざわざ最後のVegans訪問しに京都へ来た安ちゃん、

そしてお馴染み京都メンバーまみちゃん、

そして、2011年にVegansと出会わせてくれたカマキリ兄貴と。

この道のりを歩くのも最後になるのかぁ。

毎回なんて目立ちにくい場所にある店なのかと思いながら、この角を曲がったっけ、笑

もうそんな事を思うこともなくなるのか~。

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2019年11月23日。京都藤森Vegans Cafeへラストチェックイン。

動物問題のチラシも沢山置かせて貰えたね。

さっち~のアニマルライツバッジ販売でもお世話になった。

お店の隅々までが本当に愛おしくて、

ここにある全てをしっかり目に焼きつけた。

全ての命が祝福されるこのお店で、どれだけの笑顔が生まれただろう。

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素材にもとことんこだわって、より美味しく優しいVegansメニューを追求してきたVegansCafe。

松田夫妻が引っ越してからも、その味、こだわりを引き継ぎ、当時はVEGANじゃなかった花木店長も、今ではバリバリのVEGANになったそうで♡

Vegans Cafeを守り続けてきた花木店長と奥様、そしてスタッフの皆さまにも心より感謝。

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ここで食べる最後のVegansメニューを、一品づつ大切に味わう。

次のお店が見つからなかったら、最後になる可能性もある、そんなこと考えたら、

あれもこれも食べておこうと、次から次へとオーダーしまくり、笑

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はぁ~~。美味しかった。。。淋しかった。。。

このVegansが生み出したVegan料理の数々は、ここでしか味わえない貴重なもの。

でも、Vegansが生み出したソフトクリームだけは、あちこちのお店で食べられるようになっている。

大阪四ツ橋のパプリカ食堂や、梅田のあじゅ、京都祇園のゆう豆さん、その他、VegansCafeが考案したVeganソフトの素を使ったVeganアイスを食べられる店はある。とりま淋しくなったらそれらのお店に行ってVegansソフトを食べようぜ的な、笑

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最後にこの場所で松田夫妻に逢いたかったけど、願い叶わず残念。

松田夫妻とは何かと交流させていただき、お店にも色んな人たちと足を運んだ。

ポリシーも、素材も、料理も、すべてが自慢できるレベル、

菜食に関心のない肉食者も堂々と連れていけるお店だったから。

沢山の思い出が蘇る。(訪問記事が多すぎて到底全部載せられないので一部だけ抜粋。)

オカンらと。

2011.12.3家族で「Vegans Cafe and Restaurant」へ♪

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-557.html

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仕事のお客さんを連れて。

2012.10.24「ベンツに乗ってVegans Cafeへチェックイン♪」

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-938.html

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当時、知る人ぞ知る「Vegansのアイスを流行らせようプロジェクト」に参加していたのでw

私の仕事のお客さんにジャンカラの社長がいたから、

ジャンカラVEGANソフトクリームを扱ってもらえないかの相談をしてチャンスをいただき、

会社の方をお店に連れていったこともあったりもした。

(結果的に扱っては貰えず残念ではあったが)

職場の後輩らを連れて。

2014.12.19「忘年会は京都Vegans Cafeで決まりどす~♪おいでやす~♪」

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1519.html

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そして動物の味方、仲間たちと☆

第一回「アニマルライツだよ♪全員集合!Vegans Cafeで動物解放パーティ」

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-846.html

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2012.11.3 毛皮にさよならパーティー in Vegans Cafe

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-949.html

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2013.12.30 アニマルライツ中部の皆様と忘年会 in Vegans Cafe 清水の舞台でNOFUR

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1358.html

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2015.1.12 成人の日の残酷な習慣をなくそうデモ後の懇親会で♪

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1534.html

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2015.4.4 肉食反対デモ行進後の懇親会で♪

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1568.html

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2015.12.1 ARC岡田代表を迎えてVegansパーティー

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1668.html

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店長の動物の声は新聞でも取り上げられた♪

それもここに改めて残しておきたい。

2013.5.9 京都新聞掲載☆Veganscafe ~動物性食材使わずコスト減も☆レトルト開発へ~ #菜食料理広め隊

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1155.html

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2014.5.2 毎日新聞掲載☆「殺して食べる 再考を」南極海捕鯨中止判決(viviちゃんのブログ)

https://ameblo.jp/vivihappieta/entry-11847585905.html

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その他、松田ファミリーとの想い出。

松田夫妻とは、2011年12月に福島で取り残された被災動物達のことを訴える「のこされた動物たち」の写真展一緒に観に行ったり、(ブログ消された影響でこの時の写真残ってないのが悔しい)

店長には、毛皮反対ナンジャーの戦隊声を無理矢理やらせてデモで活用させてもらったり、

(この動画で流れてる戦隊声がVegans店長です。観てない人いたら絶対に観てイイネボタン押してね♪笑)

出勤前にお邪魔して、男前の観察したり、笑

2013.2.13「出勤前にVegans Cafe 職場で100%植物性チーズ炭火焼肉丼」

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1069.html

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休憩中にお邪魔して初詣させて貰ったりもしたね、笑

2014.1.4「キツネの気持ちで伏見稲荷でNO毛皮♪Vegans Cafeへ初詣♪」

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-1365.html

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Vegansの母とジェイくんも元気にしてるのかなあ。。

http://amour918.blog.fc2.com/blog-entry-655.html

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2015.9.23 Vegans Cafeで行われたVeganチーズ作り教室で♪

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2016.11.30 京都ビーガングルメ祭りでアニマルライツブースに訪れてくれた松田夫妻と久々の再会☆

この時以来会ってない。おおお~い!!!元気にしとるか~~~!!!笑

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松田店長、あっちゃん、Vegans Cafeをこの世界に作ってくれて本当にありがとう。

8年間本当にありがとう。

いつかこんなお店はなくなった方がいいと言ってた店長の言葉をずっと覚えてる。

本当の意味で広まってるとはまだまだ言えないけど、

この8年でVeganは広く知れ渡るようになって、今年はVegan元年なんて言葉まで聞かれるほどになって、次から次へとVeganカフェもオープンしている。

Veganなんてわざわざアピールしなくてもいい。

動物は食べものじゃないとか、動物性は含まれていませんなんていちいち訴えなくてもいい。

Veganがいつか当たり前になって、

Veganなんて言葉が消える、

そんな日が早く来るといいな。

そこにあることが重要なんじゃない。

Vegans Cafeの功績が消えることはない。

姿は消えても、人々の心にVegansの魂は永遠に生き続ける。

だから、京都藤森Vegans Cafeにさよならを♡バイバイ

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~松田店長よりお知らせ~

そうだ!京都、行こう!2019.11.30 京都に新たなVEGANイベントが出現☆「紅葉ヴィーガンマルシェ~宇治 興聖寺」 前日29日の貴重なドキュメンタリー映画と併せて、そうだ!絶対京都へ行こう!笑 #VEGANフェス #紅葉2019

「鴨川の紅葉と華麗なるサギ族さま」

今年は紅葉の色づき方が特別綺麗。

最初で最後の光景。

全ては一瞬で1度限り。

真っ赤な命の輝き。

その存在があまりに美しい。

壊さないで。

傷つけないで。

(2019年11月22日さっち~撮影)

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紅葉深まる京都で、なんと新たなVEGANイベントが出現☆

その名も「紅葉ヴィーガンマルシェ」

紅葉の人気スポットでもある宇治の興聖寺にて行われます。

あ~なんて美しいイベント。。。心洗われる時間になるに違いないでしょう。

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主催に関わるのは、福島の放射能問題等に取り組み、以前京都でノンベクレル食堂を立ち上げていた広海ロクローさん。

(写真は数年前にお店ホテヴィラを訪問した時に撮ったもの。)

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その後お店を閉め、現在はムモクテキカフェの運営にも関わられているロクローさん。

社会問題に関心持っていながらロクローさんのことを知らない人がいるとか思いたくないが、

もし知らない人がいるならロクローさんはこのような方です。

http://waccamedia.com/environment/98

「動物の声を無視してVEGANを語るべからず」byさっち~

以前VEGANカレーを食べに、ロクローさんのお店のお客さんでもあった私は、そんな訴えと共に出店希望の相談をしていたのだが、

すでに出店枠が埋まってしまっているという条件厳しい中、前向きに検討してくださり、出店できるスペースをいただける事になった♪

11月30日。私も「アニマルライツ京都」として出店させていただきます☆

今回初の試みという事で公募はされておらず、日頃から交流のあるお店等にお声をかけての出店内容となっているそう。

そんな中にこの度は加えていただき、ロクローさん、本当にありがとうございました❤

お世話になりますm(__)m

今回の反応を観て、できれば来年以降も継続していけるイベントにしたいとのこと☆

会場は宇治の興聖寺の中の駐車場エリアだそうです。

興聖寺の公式サイトでもTOPページにVEGANマルシェが紹介されている。

http://www.uji-koushouji.jp/index.html

日本のお寺からこのような情報が発信されている光景に、まるで本当の日本が戻ってきたようなそんな感覚を覚えてしまう。

本当は日本は美しい国、民族であるはずなんだけど、今はそれがすっかり失われてしまっているから…

なんだか日本の心を取り戻すきっかけになるようなイベントにもなってほしいなぁって。

この時期お天気が良ければ2000人ほどの内覧客が訪れるらしい興聖寺

本来なら入場だけで500円必要だそうです。

しかしお寺の配慮からVEGANマルシェに来たと言えば入場無料にしてくださるそう。

でも本当に素晴らしいお寺だそうで、是非興聖寺の内覧もおすすめとのこと。

その際は拝観料500円が必要です。

宇治に行く機会というのも中々ないと思う。

皆さん、この機会に興聖寺の紅葉とVEGANマルシェに癒されに

宇治まで足を運んでみられませんか?(*^。^*)

前日11月29日の夜は京都で貴重なドキュメンタリー映画の上映会もあります。

心を研ぎ澄ましに、こちらのイベントと併せて京都まで来るのがおすすめどすー!!!笑

11/29(金)京都にて海洋汚染問題を訴えるドキュメンタリー映画「BLUE」日本初公開☆一夜限りの貴重な上映会!

~海がこれほどまでに危険になったことはない~あなたも目撃者のひとりになりますか?

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-311.html

~以下イベント詳細~

「紅葉ヴィーガンマルシェ~宇治 興聖寺

https://www.facebook.com/events/2465042066865513/ 

【開催日時】2019年11月30日土曜日 9:00〜16:30

【開催場所】宇治 興聖寺

〒611-0021 京都府 宇治市宇治山田27-1

入場 無料

興聖寺の内覧は拝観料が必要です。是非お寺の中も御覧下さい。)

ヴィーガンという言葉も無い遥か昔から、伝統を守り培ってきたお寺。

巷の流れがようやく融合して、ここに私たちの心に響く時と場を与えてくれる。

宇治でも最高と言われる紅葉の中で、精進料理という訳ではありませんが、ヴィーガンでマルシェを開催します。

こだわりの選りすぐりのお店ばかりが集まって開催するマルシェです。

是非、この特別の時間に皆様、御参集下さい。

Autumn leaves Vegan Marche

free entrance

(The viewing of Koseiji requires an admission fee. Please see the temple.)

@kousyou-ji

A temple that has been preserved since long before the existence of the word 'vegan'.

The flow of moths finally merges, giving us the time and place to resonate with our hearts.

In this place said to be the best for admiring the autumn leaves in Uji, although it will not include buddhist cuisine elements (shojin ryori), we will hold a vegan Marche.

Only selected shops will participate.

Please visit us at this special time.

◉こだわりの出店店舗 Discerning store

❤ 食堂 山小屋/https://www.instagram.com/oji_atsuko/

(秋の精進弁当 ヴィーガンスイーツ 自家焙煎珈琲 カスカラティーetc)

❤ ブランジュリ ロワゾー・ブルー / Boulangerie L'oiseau bleu /http://www.facebook.com/BoulangerieLoiseaubleu

グルテンフリー・古代小麦パン・焼き菓子)

❤ kinasinrit(キナシンリット)/http://cafeflagzakka.com/

(おぜんざい)

❤ ニコサンカフェ/https://nikosuncafe.com

ヴィーガンスイーツ、天然酵母パン、ヴィーガン弁当)

❤ IL cielo (イルチエロ)/http://ilcielopane.com/

(自家製天然酵母100%パン、玄米100%グルテンフリーパン、自家製天然酵母使用ケーキ

❤ L'atelier de Mie(ラトリエドゥミィ)/https://m.facebookcom/latelierdemie/

ベジタリアンフード&スイーツ 一部グルテンフリー)

❤ K+farm/https://www.facebook.com/Kfarm-482332682507300/

(焼餅、ポン菓子、玄米餅の雑煮、季節のジュース)

❤ 自然農農家ウメちゃんファーム

(野菜全般、お米)

❤ やおやアキラファイヤー1206きょうと美山/

https://www.facebook.com/akira.fire.1206/

(野菜、加工品)

❤ caffé micio(カッフェミィチョ)/https://caffemicio.jimdo.com/

(ドリップコーヒー、コーヒー豆)

❤ アペリラ 'apelila/https://www.instagram.com/apelilapan/

(自家製酵母、京都産全粒小麦、手絞り菜種油など素材を厳選し

パンと発酵焼菓子)

❤ 雷来軒/https://www.instagram.com/raica1080/

酵素玄米ご飯と旬の地元野菜や京野菜を使ったおばんざい)

❤ まるたま食堂/

(ラーメン、焼菓子、パン、飲み物、瓶詰)

❤ 虹色畑の台所/https://www.facebook.com/虹色畑の台所-309652206221060/

(昭和レトロ雑貨)

❤ OW/https://www.facebook.com/search/top/?q=OW&epa=SEARCH_BOX

藍染の品物)

❤ ちきゅう蘇生隊/http://www.aima-8.com

(五本指靴、足湯式酵素浴、ヒーリング)

❤ タロットとクラフト ハートスケープ(heartscape) /

https://heartscape.fullcolors-office.com/

(タロットカードリーディング)

アニマルライツ京都/http://animalliberation.blog.fc2.com/

(動物問題パネル展示と、それに関わるバッジやトレーナー等の啓発グッズ)

マルシェお問い合わせ先:

hotevilla.non.bq@gmail.com

廣海緑朗(ひろみろくろう)

興聖寺は日本最古の坐禅専門の修行道場で、今も雲水たちが800年前に定められた「吉祥山永平寺衆寮箴規」に基づいた厳密な毎日をおくっており、修行の道場としての長い歴史を刻んできました。

そして、新たにこの9月から、より多くの方に坐禅に親しんでもらうための取り組みを始められました。

お寺の入り口から山門までの間が「琴坂」と呼ばれるゆるりとした上り坂なんですが、左右の小さな水路の水音がお琴のように聞こえるので命名されたそうです。

この琴坂の紅葉が素晴らしいもので、マルシェ会場はこの琴坂を横から眺める形になります。

境内は歴史を感じる昔のままの佇まいで、特に法堂は慶安2年に伏見城の遺構として建立され、鶯張りの廊下や血天井や杉戸絵など、300年以上前の姿がそのまま残る場所です。

興聖寺の背に広がる仏徳山は宇治の聖山と言われる場所ですが、昨年の台風により興聖寺裏手が大きく崩れ、現在工事と植樹を進めてるそうです。多額の工費がかかるようで、こういった時だからこそ興聖寺の事を沢山の方に広めたいという思いもあります。

ちなみに通常は琴坂の入り口で拝観料500円を徴収するのですが、マルシェの時は境内の拝観料のみ代金を頂くそうで、マルシェのみの参加は無料となります。こんなお心遣いまで頂きましたが、是非とも、素晴らしい興聖寺の拝観もしてお帰り下さい。本当に素晴らしいお寺です。

興聖寺では拝観(500円)以外に体験も出来ます。

・体験坐禅(要予約)

随時受付しております。事前にお電話でご予約の上、お越し下さい

参加費:1,000円(拝観料含む)

・宿泊参禅(要予約)

一泊二日、食事つきで禅寺の生活を雲水(修行僧)と一緒に体験することができます。詳しくはお問合せください。

日時:お電話にて受け付けます

参加費:3,000円~7,000円(食事代込み)

体験座禅、宿泊座禅のお問い合わせ:

興聖寺

611-0021 京都府 宇治市宇治山田27-1

TEL.0774-21-2040

主催:

宇治 興聖寺

NPO法人ちはやぶる宇治の未来をつくる会

共催:

NPO法人みんなの地球のくらしかた

マルシェお問い合わせ先:

hotevilla.non.bq@gmail.com

廣海緑朗(ひろみろくろう)