動物実験を行っていた不二製油が、最近動物実験を廃止にしていた件。 #VEGANは美容や健康志向ではありません

VEGANってなぁに?

VEGANというワードが広がるにつれ誤解も広がっています。

VEGANについて正しく知ろう。

ヴィーガン」の本当の意味とは?

https://arcj.org/vegan/vegan-meaning/

ヴィーガニズムの意識を伴わない菜食産業が日本でどんどん活性化している件。

菜食が広まればそれだけ動物の犠牲が減るということになるのだろうが、

薄っぺらい意識で菜食になった人は気分次第で簡単に菜食を止めたり、平気で動物達を裏切る。

前から何度も言ってるように、VEGANという言葉が広まったからこそ、より厳しくその現実を見ていく必要があると思う。

日本で動物性食品の代わりに植物性食品を広めてくれている有名な企業と言えば、不二製油。

この所の勢いは特に凄い。

大豆ミートなど植物性素材のメニュー提供 不二製油が大丸心斎橋店にカフェ

https://www.shokuhin.net/2019/07/12/大豆ミートなど植物性素材のメニュー提供-不二製/ryutu/gaishoku/

2019年7月12日 食品新聞

不二製油グループ本社は、9月20日に改装オープンする大丸心斎橋本館地下2階フードホールに自社の豆乳素材や大豆ミートを使ったメニューを提供する直営店「UPGRADE Plant based kitchen」を出店する。

世界初の特許製法であるUSS製法の豆乳素材から作られる植物性クリームやチーズ素材、大豆ミートを使用したハンバーグや唐揚げ、ラザニア、サラダ、デザートなどの幅広いメニューを提供する。植物性素材を使用したPBF(プラントベースドフード)を一般消費者に体感してもらい、おいしさと健康、そしてサステーナブルな食品として注目されるPBFの展開を広げる。

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「UPGRADE Plant based kitchen」(イメージ)

うにペーストがすし店お目見えも-大豆が原料、菜食志向で人気の予感

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-66468542-bloom_st-bus_all

8/19(月) 7:14配信 Bloomberg

ブルームバーグ): すしネタとしておなじみの高級食材、ウニにも菜食主義の波がやって来た。  世界各地の海底にすむウニは、採取したり鮮度を保ったりするのにかなりの労力が必要だ。そのため、最も高価なメニューの一つで、北海道産の最高級品なら箱入り100グラムで優に5000円の値が付く。

最近は植物由来の代替肉を製造・販売する米ビヨンド・ミートやインポッシブル・フーズのニュースを耳にすることがあるが、菜食主義者向けの海産物「ビーガン・シーフード」が植物由来食品の次なるブームになると考えられている。

米国のメーカー、グッド・キャッチはカニ肉が入っていないクラブケーキや魚肉の入っていないツナを販売している。世界のビーガン向け市場の規模は2026年までに240億ドル(約2兆5000億円)を超えると予想されており、ビーガン・シーフードはその一角を狙う。  日本は既に世界のウニ消費の8割を占め、すし人気が高まる中、ウニの需要は拡大する一方と予測されている。こうしたニーズを背景に、チョコレートや大豆製品を製造する不二製油グループ本社は、植物油や豆乳クリームを原料とするうにペーストを世界で初めて開発した。

同社が製造するうにペーストは、さまざまな料理に使用されることが想定されている。東京都港区にある「SUSHI 権八西麻布」の料理長、葉賀裕樹さんは「食べてみないと分からないが、考えてみると思う」と話す。

不二製油は1950年創業。スターバックスなどに豆乳を、ファストフード店などに肉を使わないバーガーなどを供給している。不二製油グループ本社の清水洋史社長は「牛乳よりおいしい牛乳、バターよりおいしいバター」を製造することが目標と語る。

同社は、2020年3月期の売上高が前期比43%増加し4300億円になると予想。株価は14-18年に2倍以上に上昇したが、今年は年初来で21%下落している。チョコレートの原料であるカカオ豆の値上がりなどが響いた。時価総額は約2430億円。

岩井コスモ証券投資調査部の清水範一氏は、不二製油グループ本社のうにペーストについて、特に外国人観光客向けとしては高級料理店が次のターゲットとなり得るとの見方を示した。

原題:Vegan Sea Urchin Will Soon Start Showing Up on Sushi Counters(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Mei Futonaka

食品業界 急がれる「ヴィーガン」対応 ホテル・レストラン向け 訪日外国人の急増で

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00010002-shokuhin-bus_all

8/19(月) 15:34配信 食品新聞

世界的にヴィーガンベジタリアンの波が押し寄せる中、来年の東京オリンピックパラリンピックを控え国内の食品企業や外食企業がその対応を急いでいる。ヴィーガンは絶対菜食主義、ベジタリアンは完全菜食主義とも言われ、欧米諸国を中心にそのライフスタイルは着実に増えている。

ヴィーガンを肉代替品に置き換えると、米国の肉代替品市場は約1千500億円、EUで約2千億円の市場と言われ、「日本では2022年に16年比で76%増の254億円規模になる」(大塚食品調べ)と予測されている。ヴィーガンが肉代替品市場とは一概に言えないが、グルテンフリーや低糖質・糖質制限無添加・オーガニックなどを含め、特定の食生活を志向する人が年々増えているのは確かで、訪日外国人が急増する来年に向けて、国内ではそのニーズが高まるのは確実だ。

訪日外国人観光客の増加に伴い、来年の東京オリンピックでは4千万人に近い観光客が来日することが予想される中で、食文化が異なる日本でヴィーガン料理を食べられる店を探すのは一苦労とされている。しかも国内では人手不足の事情から対応が難しい。そこで食品メーカーでは主にホテルやレストラン向けの食材の対応を急いでいる。

日本では不二製油が大豆ミートを食品メーカーや外食チェーンに向けて供給。大豆ミートの開発は1960年代からと歴史も古く、大豆由来の人工肉素材の国内シェアトップを誇っている。

カゴメは業務用で、外食のヴィーガンベジタリアン対応のマーケティングを始動。オリンピックを踏まえて訪日外国人が増え、しかも開催後も外国人の訪問客が減らず、ヴィーガンベジタリアンが顕在化すると予測。そこで「野菜だし調味料」を9月から業務用チャネル限定で全国発売する。こだわりの野菜だしを原料に使用しており、料理に活用することで野菜の煮込み感を付与できるとしている。

米久は、健康志向に対応した「米久のノンミート」を今秋から業務用で発売し、肉代替市場に参入する。原料に大豆を使い、カロリーを低減。ハム・ソーセージの製造で培った技術を生かし、従来のノンミート商品を超える「まるでお肉を食べたような満足感」を目指し開発した。大塚食品は、家庭用だが大豆を使った肉不使用「ゼロミート」シリーズの第2弾として、ハンバーグに続き「ゼロミートソーセージタイプ」を関東エリア中心に6月から発売した。

豆乳やアーモンドミルク業界でもヴィーガンに対応したメニューを提案し、訪日外国人のニーズに応えようとしている。

~転載終了~

しかし、不二製油は動物実験を行っている。

VEGAN動物実験している企業の商品を避けるのと同じように、

いくら植物性だからと言って、当然VEGAN的には応援できない企業になる。

ただ、その先の可能性を見捨ててはならないと思う。

もし今後動物実験を止めてくれる意志が見られるなら、

動物の苦しみに寄り添う選択をしてくれるなら、応援してもいい企業になるかもしれない。

大阪の心斎橋大丸に不二製油が手掛けるプラントベースのカフェがOPENするとの情報から、

不二製油に意見を送っていた件。

そしてそのやりとりの中で知ったのだが、

不二製油は、いつの間にか、動物実験を止めていた。

そしてそれはまだつい最近のこと。

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不二製油はパーム油問題もあるとは言え、2004年という、ずいぶん前から持続可能なパーム油(RSPO)に取り組んでいたそうで、

(持続可能なパーム油が本当に持続可能で動物や環境を破壊していないとは言い切れないが)

世間がまだパーム油問題をほとんど意識してなかった時代から、問題意識を持っていたことも考慮すると、

不二製油は、利益だけ追求する一般的なお粗末な企業に比べると、

企業意識が高い事は間違いないし、応援していい企業に値するのではないかと今回意見してみて思い直した件。

現在は「森林破壊ゼロ・泥炭地破壊ゼロ・搾取ゼロ」宣言しており、人権問題にも積極的に向き合っている。

「人権侵害でRSPOが制裁~不二製油はいち早く調達中止~」

https://project.nikkeibp.co.jp/ESG/atcl/news/012100031/?P=1

傲慢な態度を取り続ける企業は当然ボイコットだが、過去の過ちを反省して努力を怠らない、

日本の菜食産業を引っ張る企業のこの姿勢が社会に与える影響は大きいと思います。

https://www.fujioilholdings.com/csr/sustainable/sustainable_01/

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不二製油とのやりとりを掲載

2019年8月11日 さっち~

[お問い合せ内容]

こんにちは。当方、動物愛護・環境保護の観点から植物性ベースの食生活を実践しており、

貴社の商品には日頃から関心を持っております。

近々大阪の心斎橋大丸に、プラントベースのンカフェをオープンされるとの情報を見て食の選択肢が更に増えることを大変嬉しく思ったのですが、その一方で気になる情報を耳にしましたので教えて頂きたく問い合わせさせて頂きました。

貴社では、大豆等の安全性を確認するために動物実験が行われていると耳にしましたが、それは本当ですか?

もし本当であれば、どんな動物を用いて、どんな実験を行っているのでしょうか?

また1年でどれくらいの動物を犠牲にされているのでしょうか?

当方が植物性食品を選択する理由は、動物を傷つけなくて済むということが最も大きな理由ですので、貴社が動物実験を行われているのであれば、今後不二製油の商品を選択することは残念ながら、控えることになります。

そもそも人間に対する安全性を確認するには、動物でなく人間で検証しないと意味がないと思いますし、

動物実験を行わなくても、商品は作れるのではないのでしょうか?

ホームページを拝見する限り、貴社は環境や人権に配慮した商品づくりを心掛けておられるようですが、動物への思いやりが見えません。

動物実験をされているなら、今後動物実験を廃止するよう検討していただけないでしょうか?

どうしても動物実験が必要ということでしたらその理由も併せて教えてください。

ご存知かと思いますが、大豆ミート産業の拡大等、菜食業界がどんどん活性化している背景には、動物の犠牲に心痛める多くの人々の存在があります。

私自身も動物への配慮から菜食推進運動に参加していますが、

植物性ベースの商品の宣伝や売上げに貢献しているのは、そのような人たちの存在によるものが大きいと実際の活動の中で感じています。

ただ植物性ベースの商品さえ作ればいい訳ではなく、

何故それを作るのか、その中身が最も重要であると考える論理的な意識が消費者の中にも広がってきています。

動物の声を無視することは、企業にとってデメリットにしかならないと思います。

貴社の企業ポリシーの中に、動物保護の意識も加えていただけないでしょうか?

お手数おかけいたしますがご返信どうぞ宜しくお願いいたします。

2019年8月19日 不二製油より返信

お世話になっております。

不二製油グループ 広報の村上でございます。

この度はご連絡くださりありがとうございました。

先週一週間が休業でご返信が遅れ誠に申し訳ございません。

さて、弊社の動物福祉ポリシーにつきましては、下記URLに記載のとおりです。

https://www.fujioilholdings.com/research/network/

「当社グループはフードビジネスにおいて、動物実験の実施、資金援助ならびに委託研究は行わない方針です。但し、国/行政機関からの要請や法規制等により動物実験を求められ、且つ代替試験方法がない場合を除きます。」

現在、上記方針に基づき動物実験は行っておりません。

日頃より弊社の活動、商品に関心を持っていただきありがとうございます。

さまざまなお声をお聴きし、取り組んでまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年8月20日 さっち~

村上様

ご返信ありがとうございます。

「不二製油 動物実験」で検索すると以下のような記事が出てきますが、

動物実験を積極的に行っておられるということではないのでしょうか?

もしくはこの当時は積極的に行っていたけど、現在は行っていないということなのでしょうか?

その動物愛護ポリシーはいつから掲載されたものなのでしょうか?

大豆イソフラボン接触過敏症抑制効果と腸内細菌叢との関係

長野 隆男~石川県立大

片瀬 満~不二製油(株)

津村 和伸~不二製油グループ本社(株)

接触過敏症(CHS)動物実験系は,ヒトでのアレルギー性接触皮膚炎のよいモデル動物実験系である。

前回,私たちはCHS動物実験系を用いて,大豆イソフラボン(SI)のCHS抑制効果を報告した。

https://ci.nii.ac.jp/naid/130005790939

大豆には研究の余地、嗜好性や調理法など課題-不二製油・京都大研究講座②

~培養細胞の利用により生理活性の変化を動物実験で検証することを挙げた。~

https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2015/03/1503190004149720.html

また不二製油にも問い合わせして確認しておられる、環境保護、動物保護団体「LIA」の以下の記事はご覧になられましたか?

動物実験を行っていないと言われても、疑問を抱いて当然です。

こちらで語られてる内容は嘘だということでしょうか?

お忙しいところ何度もお手数おかけいたしますが、内容確認していただき、ご返信お願い致します↓

ヴィーガンベジタリアンの取り組みが広がっているようにも見えますが・・・そこに潜む我利我利亡者たちの真実。騙され、踊らされ、利用されるヴィーガンたち。(初級編)」

http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1930223.html

2019年8月20日 不二製油より返信

お世話になっております。

不二製油グループ 広報の村上でございます。

遅い時間に失礼いたします。

また、ご質問への回答については説明が不足しており、申し訳ございませんでした。

弊社の動物福祉ポリシーは2019年8月1日にコーポレートサイトに掲載いたしました。

ご指摘の研究はポリシー掲載以前のものでございます。

現在はポリシーに合致しない動物実験は実施しておりません。

ご理解いただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

2019年8月21日 さっち~

村上様

早々のご返信、ありがとうございました。

そうでしたか、動物実験廃止の決定はまだ最近なされたものだったのですね。

それならまだ情報出回っておりませんし、

不二製油は動物実験しているものと思ってしまって仕方なかったですね、失礼いたしました。

動物実験廃止の決断に至った経緯はどのようなものだったのでしょうか?

消費者から動物実験廃止を求める意見や、

世の中の論理的な意識の流れ等を考慮されてのことですか?

食品会社が行う動物実験に対する世間の目は特に厳しいと思います。

ヤクルトや、キッコーマン動物実験廃止しましたし、

最近では、日清食品動物実験を廃止したニュースが話題になりました。

動物実験を続けていくことへの世間的なイメージもありますし、

そのような背景あっての今回の決断ということでしょうか?

また動物福祉ポリシーを掲げるにあたり、その決定をプレスリリースはされたのでしょうか?

もしされていないなら、こうこうこういう理由でいつ付で、動物実験廃止の決断をした旨を公式サイトにでも記載された方が宜しいかと思います。

私のように情報を知りたい消費者の混乱も防げるかと思いますので宜しくお願いいたします。

2019年8月22日 不二製油より返信

お世話になっております。

不二製油グループ 広報の村上でございます。

この度は貴重なご意見をいただきありがとうございます。

弊社の動物福祉ポリシー策定の理由・背景について、

昨今の社会情勢から動物実験廃止に向けた世界的な動きを認識し、この考え方に賛同することに決めたものです。

プレスリリースや既に掲載している方針についても具体的にアドバイスいただきありがとうございます。

今後、社内で検討させていただきたいと存じます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年8月23日 さっち~

村上さま

度々のご返信ありがとうございました。

そのような回答を聞けて嬉しく思います。

貴社が世界的な流れを理解し考えを改められたように、不二製油が動物実験を廃止したことを社会に発信することで、またより世の中の意識が高まる、賛同する企業や個人が増えることに繋がると思います。

また不二製油のファンの方も増えることでしょう。

是非世の中にこの度の決断について発信してくださることを期待しております。

大阪心斎橋のカフェもオープンを楽しみに致しております。

ありがとうございました。

2019年8月23日 不二製油より返信

お世話になっております。

不二製油グループ 広報の村上でございます。

ご返信くださりありがとうございます。

大丸心斎橋店に出店予定の「UPGRADE plant based kitchen」で提供するメニューについては動物性原料は使っておりません。

しかしながら完全菜食主義(ヴィーガン)様向けではございませんのでご了承ください。

多様な価値観が広がるなか、ヴィーガンベジタリアンの定義が国や地域、団体、個人の認識、言語により異なっている状況を踏まえ、誤解を避けるためにもヴィーガン対応と軽々に謳うことは差し控えたいと存じます。

メニュー等につきましては9/20オープン時、店舗公式サイト等に掲載する予定です。

原材料の詳細についてご懸念がございましたらオープン後、店頭または公式サイトお問合せ先にお尋ねください。

UPGRADE公式サイト:https://www.upg-pbk.com/ (現在は準備中のため表紙のみ)

何度も試作を繰り返し、植物性でも本当においしい!と言っていただけるようスタッフ一同お待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

2019年8月24日 さっち~

村上さま

度重なるご返信、情報をありがとうございます。

はい、仰りたいことは解ります。

当方もVEGANカフェとは思っておりません。

やりとりの中で添付しましたLIAの記事にも目を通しておられると思いますが、

ヴィーガニズムの企業意識がないのに、ただ植物性ベースのご飯を提供しているからと言って、

安易にVEGANと名乗ったり、名付けたりすることは、仰るように誤解を招く事があると思いますので、

「プラントベースのカフェ」それで良いと思います。

ただVEGANでも食べられる食事だと思いますので、

"VEGAN向けではない"と言い切ってしまわれる、そのような表現はいささか問題があるように思います。

例えばVEGAN食を意識しておられる海外の方も沢山訪問されるとは思いますが、

VEGAN向けでないと書いてあったら、事情が良く解らない海外の方はVEGANは利用できないのかと思って混乱してしまう事もあるでしょうね。

ですので私の個人的意見としては、お店には

VEGANの方でもお召し上がりいただけます」くらいの説明が添えてあれば親切でありがたいなと思います。

あと最後に大きな誤解をされているようなので、説明させていただきたいのですが、

VEGANは完全菜食主義者ではありません。

(仰るように定義がそれぞれで異なってしまっている良くない状況が存在してしまっていますが。)

詳しくはこちらのリンク先に目を通して頂きたいのですが

ヴィーガン」の本当の意味とは?

https://arcj.org/vegan/vegan-meaning/

VEGANは食だけでなく、着るものや娯楽、動物が関わる全ての状況において

出来る限り動物の犠牲を避けようという選択、意識の在り方が基本であり、

「菜食」を目的にしているものではありません。

また食の部分で言うと、植物性だったらなんでも良いという訳ではなく、

例えば動物を積極的に犠牲にしている合鴨農法のお米は受け入れられません。

またVEGANは完全(犠牲ゼロ)という状態でもありません。

知らない間に蟻を踏み殺してもいるでしょうし、生きてる以上、犠牲をゼロにすることはできません。

畜産が存在する以上そこから発生している肥料等を使って生産された野菜や、

農薬を使って虫を殺した畑で生産された野菜を完全に避けることもできない状況がありますし、

間接的な動物の犠牲に関わっていることも多々あります。

(自然農法や、無農薬で植物性肥料の野菜が売っていてそれを選択できる状況にあれば勿論それを選択しますが)

ゼロや完全、完璧ではなく、できる範囲で動物の犠牲を減らすよう努める、

それがVEGANの行っていることです。

様々なニュースでVEGANのことを完全菜食主義者と説明されてしまうことが多いので、

そのような印象が染みついてしまっており勘違いされても仕方ないとは思いますが、

本来VEGANとはそういうことではないのです。

細かいことを色々と申しましたが、村上さまに意味が伝わると幸いです。

あと、最後にもうひとつすみません。

植物性ミートを扱っておられる染野屋さんという企業を知っていますか?

こちらの企業理念は

環境負荷の低い植物性食品を促進する事により、​持続可能な地球を達成する」

とのことで、貴社の企業理念と少しは共通する部分があるのではないかと思いました。

染野屋さんのサイトでは、なぜ植物性が必要なのかが詳しく説明されており、

世の中への問題提起もされていてその姿勢が本当に素晴らしいです。

(販売されてるソミートも大変美味しい)

利益のことしか考えない企業が多い中で、このような企業がどんどん増えて欲しいなと思います。

何かの参考になればと思い情報添付しておきます。

https://www.someat.net/why-someat

長々と失礼いたしました。

2019年8月26日 不二製油より返信

お世話になっております。

不二製油グループ 広報の村上でございます。

いろいろと教えていただきありがとうございます。

またUPGRADE plant based kitchenで提供する料理は「プラントベースド」でありヴィーガンの方でも食べられるメニューはもちろんございますので

「原材料に動物性原料が含まれないこと」などをピクトグラムを用いてわかりやすく説明する方法などを検討させていただきたいと思います。

ちょうど先週はとても厳格な菜食主義のヴィーガンの方にお会いしたばかりで、少し混乱してしまったかもしれません。

失礼いたしました。

教えていただいたサイトを拝見いたしました。利他精神が根本にある倫理観なのですね。

弊社といたしましては、お客様はじめさまざまなステークホルダーの方のお声を聴き、学ばせていただきたいと存じます。

この度は、メールのやり取りをしていただきありがとうございました。

私自身も勉強になりましたし、大丸出店のプロジェクトメンバーにも内容を共有することをご許可くださいますと幸甚です。

どうぞよろしくお願いいたします。