中国のシーワールドが建設中止に!英大手旅行代理店がシャチを犠牲にする娯楽へのツアーを打ち切りに!利用者の90%が動物福祉を考える時代に。 #イルカビジネスに終止符を

イギリスで有名な大手旅行代理店トーマス・クック・グループがシャチを犠牲にしている施設へのツアー旅行の取り扱いを中止にしたというGOODニュース♪

シャチだけ?っと思うけど、動物福祉に配慮しての決断との事で、動物利用の娯楽業界自体に及ぼす影響は計り知れないことでしょう。

また別のニュースでは、中国で建設予定だったシーワールドのテーマパークが建設中止になったとのこと!

お金の話は難しくて私はよく分からないけれど^^;

これにも、動物を犠牲にする娯楽に嫌悪感を示す意識が世界的に広がっていることが大きく影響しているようです。

動物福祉について背を向けることは、利益に繋がらないと示されたかのようなこのニュースは、

中国の水槽に閉じ込められた動物の問題について、今後の動物との接し方についての意識を変える大きなきっかけのひとつになるのではと期待する。

すでに、中国の動物問題に向き合う意識は、日本を超えてる現実も存在するし、目先の利益と利権を何としてでも手放そうとしない日本と違って、そのあたり中国の方が賢い選択しそうだし、決めたら動くのも早そうですからね。

(過去記事参照)↓

「2017年。和歌山県太地町から中国へ売り飛ばされた可哀相なハンドウイルカはなんと約100頭!中国でも日本のイルカ猟の実態に気づきはじめているというのに。」

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-113.html

水族館ビジネスのために囚われる太地町のイルカ追い込み猟のイルカの主な輸出先は中国。

中国がイルカを求めなくなったら、太地町はどうするんでしょうね、笑

中国が世界と足並み揃えて動物福祉を意識しだすのも遠い未来ではないかもしれない、

リアルになりそうな妄想を楽しむ件、笑

英旅行大手トーマス・クック、シャチ飼育施設へのツアー中止へ

http://news.livedoor.com/article/detail/15087351/

2018年7月30日 19時4分

【AFP=時事】英旅行代理店トーマス・クック・グループ(Thomas Cook Group)のピーター・ファンクハウザー(Peter Fankhauser)最高経営責任者(CEO)は29日、シャチを飼育しているテーマパークへのツアー旅行の取り扱い中止を発表した。動物福祉という観点からの配慮と説明している。

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フランスで飼育されているシャチ(2016年3月17日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

 これらのテーマパークには、米シーワールド(SeaWorld)や、スペイン領カナリア(Canary)諸島テネリフェ(Tenerife)島にあるロロ公園(Loro Parque)などが含まれている。

 ファンクハウザー氏はブログに、「過去1年半、多数の動物愛護専門家と積極的に協働し、提供を受けた科学的根拠を考慮した」と投稿した。

 同氏はさらに、「利用者の声も聞いてきたが、90%以上が旅行会社は動物福祉を真剣に捉えるべきだと考えている」として、問題が認められた施設へのツアーを来年の夏から打ち切る方針を示した。

 シャチの水槽飼育をめぐる問題に大きな注目が集まるようになったのは、2013年のドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ(Blackfish)』がきっかけだった。同作は、シャチは非常に賢い動物であり、シーワールドをはじめとする観光施設で飼育されることにより精神的な傷を負っていると訴えている。

 動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」は1年前からトーマス・クック・グループに対し、問題となるツアーの中止を要求。英国各地で150回の抗議活動を展開してきた。

 PETA特別プロジェクトを統括するエリサ・アレン(Elisa Allen)氏は、「今回の重要な勝利は、トーマス・クックがこれまで主張してきた通り、動物福祉の面で世界をけん引する旅行会社に実際になったことを意味する」と評価。

 さらにアレン氏は、「他の旅行会社も、動物を愛する英旅行者らからの信用を維持したいと考えるなら、同社に追随すべきだ」と促した。

【翻訳編集】AFPBB News

「シーワールドを襲った悪夢の7 月」SeaWorld had a horrible July

(翻訳はマッキーがしてくれました♪)

https://m.orlandoweekly.com/Blogs/archives/2018/07/30/seaworld-had-a-horrible-july

by Ken Storey July 30, 2018 at 12:37 PM

ここ数ヶ月は好調の兆しを見せていたシーワールド・パークス・アンド・エンターテインメ ントだったが、この 7月は悪いニュースのダブルパンチを受けた。

シーワールドの筆頭株主である中弘卓業(Zhonghong)は、数か月前から財政難に陥ってい たが 7 月にはついに資金が底をつくことが明らかになり、シーワールドのテーマパークの 建設予定地であったリゾートアイランドの複合施設を売却しなければならなくなった。そしてほぼ同時期に、ヨーロッパ最大のツアー運営会社の1つであるトーマス・クックが、動物福祉への認識の高まりを受け、来年初めからシーワールド関連のチケットの販売を取りやめると発表した。

トーマス・クックのピーター・ファンクハウザーCEO は、シャチが捕らわれているすべて のテーマパークのチケットの販売を中止する決定について説明したブログの中で、この決 断は顧客と動物福祉の専門家からの意見を求めた結果であると説明した。

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ブログより:

「この決断は簡単なものではありませんでした。私たちは、この分野への関与が増えるほ どにより多くのことを学ぶことを意識し、また、顧客感情の変化も意識し、引き続き方針を 見直していくと宣言してきました。私たちはこの 18 ヶ月間さまざまな動物福祉の専門家と 積極的に関わり、彼らが提供した科学的証拠を考慮に入れました。私たちはまた、顧客に意見を求めたところ、90%以上の顧客が旅行代理店は動物の福祉を真剣に受け止めることが 重要であると回答しました。それが今日の私たちの決定につながったのです。」

ファンクハウザー氏は、シーワールドとスペインのロロ公園が、18 ヶ月前に実施された同 社の動物福祉監査に合格したことを認めた一方、動物を利用するショーについては顧客の 期待が変わってきていることを監査団が認識した、とも述べた。

トーマス・クックの発表は、中国での計画が頓挫したことをシーワールドが認めたわずか1日後になされた。

中国でのテーマパークの建設は、急成長している中国の大企業である中弘 卓業とシーワールドとの提携の一環として、昨年 3 月に初めて発表された。

最初の発表か ら 2 ヶ月も経たないうちに、ブラックストーン・グループ保有していたシーワールドの 残りの株式を中弘卓業が買い取ることで、中弘卓業がシーワールドの筆頭株主となった。また、中弘卓業のアメリ支部の代表であるヨシカズ・マルヤマ氏がシーワールドの理事に加わった。

当時、多くの業界専門家は、経営難のシーワールドを将来的に救う資金源として、この新株主に注目していた。

当時のシーワールドのCEOであったジョエル・マンビー氏は、5 年から7年以内に中国に小規模のファミリー型エンターテイメント施設を建設する構想があり、 実現に向けて動き出している、と語った。

その数ヶ月後、中弘卓業がシーワールドの名の付く水族館テーマパークを北京に建設することを発表した。

この水族館こそが以前マンビー 氏が発表したファミリー型エンターテイメント施設だと考えられている。

最初の株式取得から間もなく1年というとき、中弘卓業は自らが中国で開発中のルイ島リ ゾートに「シーワールド・海口」をオープンすると発表した。この発表は、中弘卓業が2012 年より取り組んでいたルイ島リゾート計画がその年の初めに中止されていたことや、わずか2 ヵ月前に中弘卓業が1億7400万ドル以上の債務不履行に陥っていたにもかかわらず行われた。

数ヶ月間奮闘し、組織再編にも失敗した後、6月末に中弘卓業と新疆ジャオロン観光開発株式会社との間の業務提携が発表されたが、その提携は中弘卓業が複数の差し押さえの債権 者と有利な協定を交渉することを条件としている。

この新たな提携の可能性があるにもかかわらず、中弘卓業の経営状況は、7月初めまでに悪化の一途をたどっていた。

7月6日には中弘卓業が筆頭株主である旅行予約サイト運営会社 のアジアトラベル・ドットコムがシンガポール証券取引所で取引を停止し、中弘卓業がアジ アトラベル・ドットコムに支払うべきだった 5百万ドルの支払いがなされていないためア ジアトラベル・ドットコムが赤字続きであることを明らかにした。

それから一週間も経たないうちに、中弘卓業はルイ島計画を別の観光グループに2億500万ドル超で売却した。

7月下旬には、中国の報道機関は、中弘卓業の会長が香港に逃げたと報じた。

その後72時間のうちに、シ-ワールドの代表者が、アトラクション・マネジメント誌に対して、中国への進出計画が白紙になったことを明らかにした。それどころか、アトラクション・マネジメント誌に掲載された声明では、わずか1年前に元CEOが計画を明らかにしたにもかかわらず、中国進出計画は一度も発表されたことがないとされている。

今年初め、中弘卓業のマルヤマ氏がシーワールド理事会の暫定執行委員長に任命された直後に、氏は中国にシーワールドを作る計画があることを再度認めていた。

このようにシーワールドと中弘卓業双方のトップが中国計画を認めていたにもかかわらず、シーワールドの代表者はアトラクション・マネジメント誌に対して「シーワールドのテーマパークを中国に 建設する計画はないため、その旨の発表は一切していない」と述べた。

この声明の本質は明らかではないが、表面的には、これはシーワールドのトップによるこれまでの声明と矛盾しているように思える。

シーワールドはこうした「オルタナティブ・ファクト」 (「もう一つの事実」 )により現実を否定する手法を、別件でも最近少なくとも一度使用している。シーワールドはオーランドに あるテーマパークの駐車場の料金を需要ベースに移行したため駐車料金が 50%近くアップ した日があったにもかかわらず、駐車料金の値上げはしていない、とツイッターで嘘をつい た。利用者たちが SNSでこの件について問題にしたため、多くのサイトがシーワールドを 非難する事態となった。しかし、5週間以上経った現在も、シーワールドは需要ベースの料 金システムが導入されたことをウェブサイト上で認めていない。

筆頭株主の会長に雲隠れされた上に、英国最大級のツアー会社のブラックリストに載ってしまい、シーワールドにとっては悪いニュースばかりだと言えるが、明るい兆しもいくつか ある。

アブダビにワーナーブラザーズ・ワールドがオープンした今、開発会社のミラルは、2022 年にオープン予定のシーワールド・アブダビの建設計画に注力できるようになった。

そしてここアメリカでは、シーワールド・オーランドに新しく 2 つの巨大なエリアが建設 中であり、そこには来年、シーワールドでおそらく過去最大規模となるセサミストリート・ランドがオープンする予定だ。

カリフォルニアでは、シーワールド・サンディエゴが来年新しくジェットコースターを設置する計画を発表した。

テキサスのシーワールド・サンアントニオでは数年がかりの拡大計画が囁かれており、それによってブルーワールド計画がよう

やく実現して数多くのアトラクションが追加される見込みだ。

場所は明らかにされていな いが、2つ目のセサミストリート・テーマパークの準備も進められている。

ブッシュ・ガーデンの両テーマパークでは現在、新しい絶叫マシンの導入が進められている。

シーワールド・パークスは8月6日の月曜日に最新の四半期ごとの業績を発表する予定で、 その場で中弘卓業とトーマス・クックの両問題に関して企業の経営責任を問われる可能性がある。

昨年、投資家に嘘をついた疑いから集団訴訟に発展したことを念頭に、シーワールドは月曜日の電話会議では「オルタナティブ・ファクト」を最小限に抑えることが賢明だろう。

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動物に感情あるとか当たり前!!!!!

「一部の生物学者によると人間以外に悲しみという感情を持つ生物がいるとのことだが、イルカやシャチも例外ではないと言われている。」っていう人間さまさま目線むき出しの最初の解説が糞ムカつくんですが、シャチの愛情の深さを示すこのようなニュースが発信されていました。

人間の皆さま。

一時の楽しみのために、こんな愛情豊かな生きものを、誘拐したり繁殖させたりして地獄の水槽へ閉じ込めて鑑賞して喜んでいる、その愚かな行為をいい加減反省して行動を改めてくださいね。どうかお願いします。

出産直後に死んだ我が子を頭の上にのせて泳ぐ母シャチ(カナダ)<動画あり>

http://japan.techinsight.jp/2018/08/masumi08031317.html

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死んだ我が子をつつきながら泳ぐ母シャチ(画像は『The Seattle Times 2018年8月1日付「Grieving mother orca falling behind family as she carries dead calf for a seventh day」(Ken Balcomb / Center for Whale Research)』のスクリーンショット

一部の生物学者によると人間以外に悲しみという感情を持つ生物がいるとのことだが、イルカやシャチも例外ではないと言われている。このほどカナダで、死んだシャチの赤ちゃんを頭の上にのせて一緒に連れて泳ぐ母シャチの姿が捉えられた。『The Seattle Times』などが伝えている。

カナダのブリティッシュコロンビア州沖合で先月24日、シャチが死んだ我が子を連れて泳ぐ姿が米ワシントン州に拠点を置くクジラ研究センターにより確認された。母シャチは個体番号からJ35またはタレクア(Tahlequah)と呼ばれ、絶滅危惧種に指定されているサザンレジデント・キラーホエールズ(Southern Resident Killer Whales)と呼ばれるシャチの群れ75頭のうちの1頭である。

発見当日にタレクアは400ポンド(約181.5キロ)の赤ちゃんを出産したが、その30分後に我が子が息を引き取ってしまった。しかしその子を放置せず頭の上にのせたり、フィンを使ったりして離れないように一緒に連れて泳ぎだしたのだ。

『The Seattle Times』によると、クジラなどの種は出産後に我が子が死んでしまった場合、一緒に連れて泳ぐことは珍しいことではないと伝えている。しかしながら研究員は、タレクアを観察してから3日目の時点で「これまで見た中で悲しみの時間が最も長い」と述べている。

すでにタレクアは、1週間以上も我が子の亡骸を連れて毎日6ノット(時速約11キロ)で60~70マイル(約96.5~112.6キロ)もの距離を泳いでいるとのことだ。タレクアの泳ぎは通常の速さよりも遅いため、群れから遅れをとっているがその家族らが交代で見守っているという。

タレクアを観察する研究員らは健康状態に影響があるのではないかと心配するとともに、

不憫でならない気持ちでいっぱいだった。ワシントン大学保全生物学の研究者で非営利団体「ワイルド・オルカ(Wild Orca)」の研究部長であるデボラ・ジャイルズ氏(Deborah Giles)は、次のように語る。

「タレクアがこのままでは体調を崩すのではないかと心配でなりません。現在20歳で繁殖適齢期の雌ですが、この種を存続させるためにもタレクアは欠かせない存在なのです。」

「おそらくこの1週間、何も食べていないのだと思います。この母子のことを思うと悲しくてしょうがありません。タレクアは大きな苦悩を感じていることでしょうが、この悲しみの先に何が起きるのか私にも分かりません。」

「子供は息を引き取ってから7日が経ちますが、未だ無傷で綺麗なままです。おそらく冷たい海水によって腐敗せずにいるのでしょう。また時折その子が滑り落ちて沈んでいくことがありますが、タレクアはそのたびに疲れた体にムチ打つように急いで海面で息を確保し、海中深く潜って我が子を連れ戻してくるのです。」

「もう見ていて耐えられそうにありません。タレクアはいつ、この悲しみを終わらせるのでしょうか。いずれタレクアが決断しなければならない時が来るでしょう。」

研究員らによるタレクアの調査は今も続いているが、観察がスタートしてから10日後の今月2日現在、二度と息を吹き返すことのない我が子をそばに連れて泳いでいるとのことだ。

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