あの日、あの時、なかった道が、いつか道になった。行動で未来は変えられるのです。「明日12/10は日本最大規模の東京毛皮反対デモ行進! #FURFREEWALK 」

2010年の秋。

アニマルライツセンターのサイトを発見して毛皮の実態を知った事が、私の動物問題を訴えるハジマリとなりました。

本日付のゲンダイビジネスにアニマルライツセンター代表の岡田さんの記事が掲載されています。

アニマルライツセンターが毛皮問題を発信するようになった経緯や毛皮問題の現状がまとめられていて、

宝物のような記事だと思いました。

最近では情報に追いつけないほど、あちこちで活動する人が増え動物の権利を訴える活動が活発になりましたが、

それは道なき道を歩いてきてくれた人たちがいたから実現したことです。

なかった道を歩いてこられた方と、すでにある道を歩くのとでは、想いの深さ、苦労の大きさは明らかに違うと思います。

改めて道を作って下さった方々への感謝の気持ちが溢れます。

日本は世界の流れにまだまだ乗り切れてないけど、それでも今年は日本でもファッション雑誌でエコファーが取り上げられるのが当たり前になったり、有名アパレルメーカーがリアルファー製品を廃止にしたり、過去最大級に嬉しいニュースが飛び交う現実が訪れました。

彼らの苦しみを知った、あの日あの時、想像もしてなかった現実が訪れた、

絶望が希望に変わっていることを実感しています。

明日は東京で日本最大規模となる毛皮反対デモ行進が開催されます。

行動でしか未来は変えられません。

この日本で過去最大規模の毛皮反対デモ行進になると信じたい。

http://www.no-fur.com/

あの日、あの時、

毛皮を剥がされた後も、自分に何が起こったのか解らずに、己の変わり果てた姿を見つめ、

どれだけ想像しても追いつけない君に訪れた最期の苦しみを伝えていくために、

どれだけ苦しくても、細胞の隅々に君の姿を刻みつけた。

この命がいつか消え去っても、君たちのことを永久に忘れることはない。

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中国「毛皮産業」のヤバい実態〜日本もいまだ132万頭を犠牲に…

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53684

2017.12.09 現代ビジネス

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2018年春夏コレクションから動物の毛皮(リアルファー)の使用を永久的にやめる――

2017年10月11日、イタリア高級ブランドのグッチがそう宣言した。

このニュースは世界中で大きく報道され、日本でもテレビを含めたマスメディアからファッション業界紙までが取り上げた。

私はこの報道の様子を見て、この10年間でリアルファーに対する日本人の態度が大きく変化したことを強く実感した。

■きっかけは一本の動画だった

2004年冬、街中にはリアルファーが溢れかえっていた。

総毛皮のコートは見かけなくなったが、いつからか、ごく当たり前のようにみんながコートのフードの縁にリアルファーをつけるようになっていた。

そうした状況を目にしたことで、「ファッションのために動物がこれだけ多く、当たり前のように犠牲にされている社会はおかしい、このままではいけない」という危機感が年々高まった。

2005年冬、中国の毛皮生産現場の実態が動画とともに明らかにされたことで、大きな衝撃を受けた。

狭い檻に閉じ込められたおびただしい数のミンクやキツネ、タヌキがケージの中をぐるぐると回り続けていた。

そして大きくなったキツネやタヌキを檻から無理やり引きずり出し、地面に体を打ちつけ、首元を踏み、こん棒で殴り、まだ意識のあるタヌキの手足の先をナタで切り落とした。周囲には肉球の付いた手足がゴロゴロと転がっている。

意識のあるタヌキを逆さ吊りにして足を針に引っ掛け、切り込みを入れ、毛皮を引き剥がしていく。皮膚と肉が引き裂かれ、血が滴り落ち、タヌキはもがく。

毛皮を剥がされた後、トラックの荷台に放り投げられ、荷台の上でタヌキはまばたきをし、首をもたげ、毛皮を失い様変わりした自分の体を見て、バタリと倒れた。

動画と一緒にリリースされたレポートには、1990年代以降急激に中国での毛皮生産が増えてきていることや、母親が子供を殺す割合が高く繁殖後の生育率が50%しかないことなどが事細かに書かれていた。

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中国毛皮産業(2014年)(PHOTO:Animal Equality)

私たちは使用許可を得て、動画と資料を日本語に訳し、マスメディアに向けてリリースすると同時にネットに公開、毛皮反対キャンペーンを開始した(http://www.no-fur.org/dying-for-fur/)。

当時メディアの反応はほぼなかった。ツテを辿ってお願いしても「市民の関心ごとではない」と言われ、世界中で新聞のトップ記事になっていたにもかかわらず、日本で報道されなかった。自分たちの力不足を実感しつつ、さらに危機感は高まった。

市民意識はこれほど変わった

一方、市民の反応は大きかった。当時ミクシィ掲示板において、今でいう"炎上"が起こった。

多くの人がこの動画を見てショックを受け、毛皮は買わないと宣言。

たった2人で始めた毛皮反対キャンペーンには、現状を変えたいという人が集まってきた。

集まったメンバーとともに、企業やファッション雑誌に毛皮廃止のお願いをし続け、12年間続いている毛皮反対デモ行進(今年はファーフリーウォーク)を軸に、街頭活動やチラシ配りなどの草の根運動が日本全国に広まった。

そして、今ではなんの呼びかけもせずとも、著名人がリアルファーを着用していると市民の批判が集まるようにまでなっている。

私たちが目指したのは、リアルファーを身に付けているとなんとなく後ろめたいという気持ちになり、リアルファーを買うのを躊躇するという社会だ。

今、少しずつそうなってきている。

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(PHOTO:Animal Equality)

■ファーフリー宣言しない日本企業

ユニクロ無印良品などは早々に毛皮の利用をやめ、その後も多くはないが毛皮を使用しないという企業は増え続けている。

明言こそしてくれないが、多くのアパレルブランドが消費者の嗜好に追従し、リアルファーからエコファーに切り替えてきている。

リアルファー製品の輸入量は最も多くなった2006年と比較すると、2016年には81.2%*減少。

昨年ファーフリー宣言をしたアルマーニ、そして冒頭紹介したグッチ宣言が国内のファーフリーの流れをさらに押し上げている。

しかし、日本のアパレルメーカーの多くがファーフリー宣言をしない。

それは「儲かるならいつでも毛皮を売ります」という姿勢を示している。

ユニクロやグッチのように、社会的責任を重視し、動物を苦しめ、環境を破壊するファーという素材を永久的に取り扱わないことを消費者に約束すべきであろう。

■毛皮からファーへ、呼び方と売り方の変化

素材の呼び方の変化についても触れておこう。

以前は動物の皮に毛がくっついた素材は「毛皮」だった。しかし、いつからか、おしゃれに「ファー」と呼ばれるようになった。

「毛皮」は動物の犠牲があることが生々しく伝わり、かわいく聞こえる「ファー」にすると犠牲になった動物を想像しにくくなり受け入れやすくなるという効果を持っていた。

毛皮を売りたい業者側は、総毛皮からトリムに、帽子に、ボリュームファーに、ヘアアクセに、チャームに、女性用から男性用に、若者向けから高齢者向けにと、売り方を次々に変えてきた。

さらに値段もどんどん安くなっており、今や100円ショップでも購入できるし、エコファーのほうが高いことだってある。

この次々に変わる売り方は業界の狙い通り機能し、多くの人が動物の毛皮だと思わずにリアルファーの付いた製品を購入した。

私たちが街頭でチラシを配っていると「わたしも毛皮反対です!」と力強く言ってくれるその女性の襟元やキーホルダーにはリアルファーがくっついていて、私たちが言いにくそうに「あなたのそれ、毛皮なんです……」と告げ、ショックを与えてしまうということが今でもよくある。

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日本の最後の毛皮農場(閉鎖済み)(PHOTO:アニマルライツセンター)

■エコファーへのシフト

動物の毛皮の代用品となるフェイクファーの呼び方も変わった。今はエコファーと呼ばれる。エコファーがエコである理由は、リアルファーがあまりにも環境負荷が重いことだ。

そもそも、リアルファーには2つの問題点がある。

1. 生態系を破壊してきた

世界中で、毛皮のために養殖されていた外来種の動物が逃げ出し、地域の生態系を破壊している。

日本でもヌートリアアメリカミンクの(税金を使った)殺処分が続いているが、もともとは毛皮農場から逃げ出したものだ。

日本はこの外来生物を規制する法律制定後、わずかに残っていた毛皮農場が次々閉鎖し、昨年最後の毛皮農場が閉鎖したところだ。閉鎖したからといって、破壊された生態系は元には戻らない。

なによりも今も殺処分され続ける野生動物たちの命に対し、どう責任を取るのか……。

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(PHOTO:アニマルライツセンター)

2. なめし加工による公害

毛皮は死体の一部だから、脂肪をこそげ落として洗ったとしても、ほうっておけばパリパリに固くなり、下手をすれば腐る。柔らかくし、腐らないように加工するのが皮革・毛皮の"なめし"。

大量の皮と毛皮をなめすために、発癌性の高い六価クロムホルムアルデヒドなどが使われる。

排出規制などが強い欧州では、なめしは中国に輸送してから行っているという。

そのなめし加工の中心となっている中国では深刻な環境汚染、健康被害が広がっている。危険な物質により河川や地下水、土壌が汚染され、子供までもが癌で死んでしまう悲惨な公害が発生しており、その地域は「癌の村」と呼ばれる。

皮革・毛皮加工産業が集中する地域は、浙江省広東省、河北省、山東省などやや交通の便の良い地域に多く、私も河北省の皮革産業の街、辛集市を訪れたことがある。

立派なビルが並ぶエリアから少し離れたところに、たくさんの中小の工場がある。それらを囲んでいるのは一般の村と畑。川は真っ黒で強烈な異臭を放ち、魚や鳥が住める環境ではまったくなかった。この地域では毎年のように現地の人が健康被害を訴えデモを行っている。

現地の人々の意識は低く、労働者も毛皮を洗浄する水で体を洗ったり、毛皮の上を子供たちが遊びまわったりしているショッキングな映像がドイツの2015年のドキュメンタリー映画や中国のジャーナリストの写真で伝えられた。

汚染されているであろう毛皮や革のカスもいたるところに捨てられていた。行政も下水処理場を設置するなどの努力をしているようだが、今更……と言いたくなるほど汚染は進んでいる。

この公害に加担することは企業にとっては最大のリスクであろう。

幸いエコファーはどんどん進化を遂げ、もはや見た目ではわからないことも多い。

この精巧なエコファーは日本の技術と丁寧な仕事ぶりが光る分野であり、和歌山県の伝統工芸であったパイル織物が活躍している。

プラダルイ・ヴィトンなどの世界のラグジュアリーブランドのエコファーを日本の技術が支えているというのだから、同じ日本人として誇らしい気持ちにもなる。

動物の犠牲を無くしたいという消費者の選択が、新たなエシカルな産業を支えているのだ。

■132万頭を犠牲にしている日本人

多くの国が毛皮農場を持つこと自体禁止しており、禁止していないヨーロッパの国々でも将来的には法的禁止をすることが検討されている。

しかし、それは朗報とはいえない。ヨーロッパの毛皮産業はそのノウハウを中国に持ち出し、拠点を移しているにすぎないからだ。

中国では毛皮生産量がいまだに増え続けているという。日本や欧米での需要が減り、価格が大幅に下がっている今、中国の毛皮産業界は毛皮を冷凍保存し、また需要が増えて値上がりする時期を虎視眈々と狙っている。

もちろん日本の市場も、である。日本人の倫理観が再び下がり、リアルファーが売れるようになればまた、大量に市場に投入されるだろう。

アパレル業界に限らず、多くの企業が「消費者が求めるから売る」と言い、消費者に責任を押し付けている。

そのずるさが簡単に変わるとは思えない。

だから、消費者が賢くなり、リアルファーなどの動物性素材を避けて買い物をしなくてはならないのだ。

輸入量の減少を見る限り、日本人の意識は着実に変わってきている。

それでもまだ、日本人の消費のために年間約132万頭*の動物たちが犠牲になっているのだ。

(*財務省貿易統計から換算)

■ファッションに動物の犠牲はいらない

冒頭では中国の毛皮産業を紹介したが、動物福祉の意識が強いと考えられている北米やデンマークなどのヨーロッパ諸国の毛皮農場でも悲惨な状態で飼育されている。

動物たちが入れられるのは足元も金網の粗悪な檻、共食いで脳みそがむき出しになり、尻尾や足がもげ、激しい常同行動をし続け、感染症に苦しみ、その年の冬に殺される。

近年はノルウェーフィンランドではモンスターフォックスと呼ばれる通常の体重の5倍以上に太らされたキツネまで作られ問題になっている。

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モンスターフォックス(PHOTO:Oikeutta eläimille)

基本的には肉用と毛皮用のウサギは異なるため、副産物と言われがちのうさぎのファーも正確には副産物ではない。

毛皮農場のスタッフを対象に行われる"福祉的な殺し方"の講習会は、受講者によると、たったの30分で終わるパフォーマンス的なものだったという。

その他にも「福祉的なファーもある」など、業界のいいわけはいくらでも出てくるが、そのいいわけは実態を執拗に調査してきた動物権利団体によってすでに覆されている。

動物を大量に飼育し殺す工場的畜産において、人道的であることはありえない。動物たちは苦しみ、恐怖しているのである。

たとえどんな飼育方法や殺し方であっても、いまこの時代において、ファッションのために動物を犠牲にすべきではないのではないか。ただただ、そう思うのだ。

~転載終了~

なんと!!ファッション業界情報誌「WWD」までもが毛皮反対デモの告知をしています!!

見える光景がほんと変わりましたね(TωT、)

毛皮反対デモ行進が渋谷で開催へ 「グッチ」のファーフリー宣言で注目高まる

https://www.wwdjapan.com/518961

2017/12/9 (SAT) 21:00

文・松下 久美

 アニマルライツセンター(ANIMAL LIGHTS CENTER)は12月10日、毛皮反対デモ行進「ファーフリー・ウォーク(FUR FREE WALK)」を東京・渋谷で決行する。近年、消費者の意識の高まりもあり、毛皮を使わないエシカルなモノ作りをする企業やブランドが増えている。デモ行進は12年間実施し、毎年300~400人が参加してきたが、10月の「グッチ(GUCCI)」のファーフリー宣言によってさらに注目を集める状況になっているため、参加者が増加することが見込まれる。また、今年はアニマルライツセンターに学生部が発足し、今回が初めての活動ということもあり、10~20代の若い参加者が増えそうだ。ちなみに例年、参加者の7~8割が女性だという。デモでは、リアルファーの使用だけでなく、「リアルファー製品を買わないという選択」も促していく。

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 デモ行進への参加を促すチラシでは、来春ものからリアルファーの使用を廃止する「グッチ」に加え、すでに廃止している「ユニクロUNIQLO」「H&M」「ザラ(ZARA)」「無印良品」「カルバン・クラインCALVIN KLEIN)」「ギャップ(GAP)」「ポール・スミスPAUL SMITH)」、ジョルジオ アルマーニGIORGIO ARMANI)社やヒューゴ ボス(HUGO BOSS)社などの著名ブランド・企業が「時代遅れのリアルファーを廃止すると宣言してトレンドのエコファーに切り替えた」と指摘。「12月10日13時から一緒に歩いてください」と呼び掛けている。当日のファー着用はNG。遠目だと判別できないため、エコファーも遠慮してほしいという。

~転載終了~

2017.11.28 BIG NEWS☆

「Vans®、The North Face®、Timberland®、Wrangler®、Lee®、Napapijri®、Smartwool®などVFの20以上のブランドをもつVFコーポレーションがファーフリーになりました!

さらに!

ファーだけにとどまらず、ファーと同じように酷い生産過程を持つアンゴラやエキゾチックレザーにも言及し、アンゴラ、エキゾチックレザーも使わないことを約束してくれました!」

http://www.no-fur.org/vfc-fur-free/

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来年、1月14日は名古屋でも毛皮反対デモ行進があります!!

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https://www.facebook.com/events/1512594855444008/

(他、関連記事)

2017.10.25 GUCCIも毛皮削減宣言!リアルファーを扱うブランドはもう生き残れない!なんと!moussyやSLY、rienda等、人気ブランドを抱える「株式会社バロックジャパンリミテッド」も今シーズンより毛皮廃止に\(^o^)/

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-94.html